- 今年初めのサクラを見ました
- 今の時期、山里は梅が盛りです
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2024.03.01 Friday
こんにちは。
3月となりました。春本番ですね。
さて、今日は2月下旬の山里の様子をお伝えします。
以前、このブログで、安芸高田市の山の家から持って帰った梅のつぼみが、開花したことを紹介しました。
その梅の木がこちらです。
まだ、三分咲きでした。広島県と言え、県北の山は寒いんです。
この白梅は「南高梅」(なんこううめ)です。
美味しい梅の実が取れることで有名です。
梅は花も良いし、実も良いし、素晴らしいですよね。香りも良いし。
さて、こちらの植物は何だと思いますか?
同じ時期に山の家の畑にありました。
これは白菜の芯なんです。
鳥が葉っぱを食べた後です。おそらくヒヨドリ。私の実家では「ヒヨ」と呼んでいたと思います。
果実や野菜を食べまくるので、困った鳥だと言われていました。
安芸高田市の畑にも、いつもいるようです。
柔らかい白菜が大好き。
こちらはそのすぐ側に植えてある小松菜です。こちらは固く、苦みがあるせいか、鳥が食べていません。
もう少しで山里も春を迎えます。
- 気がつかないうちに、春がやって来ていました
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2024.02.27 Tuesday
こんにちは。
昨日、自宅からバス停に向かう途中の小学校の花壇を見ていたら、スイセンが愛らしく咲いていました。
わずかなスペースなのですが、ここでは、季節ごとの花が楽しめます。
正月頃にはロウバイ。今はスイセン。もう少しするとチューリップ。秋にはヒガンバナ。
数日前にも同じ道を通ったのに、その時にはまったくスイセンに気がつきませんでした。
急に、一斉に咲いたという感じです。そんなこともないでしょうか。雨が続いていたので、景色を見ることもなく、ただ歩いていたのでしょうか。
このスイセンの近くには、終わりかけているロウバイの木があります。
季節が変わっていくことを、草花が教えてくれます。
ありがたいです。
- 自宅に梅林のある幸せ
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2024.02.07 Wednesday
こんにちは。
2月4日が立春だったとはいえ、その後、寒い日が続いていますね。
広島市内の自宅に、安芸高田市の畑から採ってきた白梅と紅梅を活けています。
持って帰ったのは2月1日でした。
上の写真は、2月1日、玄関に置いた紅梅です。まるで、ぽつぽつがある棒のようです。
上の写真は、2月2日、リビングに置いた白梅です。こちらは暖かいので、少しつぼみが膨らんでいます。
立春を過ぎた2月5日、朝6時ごろ、リビングの白梅が1輪開花しました。
その後、その日のうちに、次々と開花していきました。
こちらの写真が2月6日の状態です。
梅は強い。
花瓶の水に入れただけで、つぼみが開花していきます。
恐るべき生命力。
毎日、玄関とリビングの梅を眺めて、楽しんでいます。
PS 玄関先の梅の花が開花してきました。すると、梅の良い香りが玄関に満ちています。梅は開花時に芳香を放つのですね。
そして、この梅は5月になると梅の実がたわわに実ります。それを梅干しにするとまた美味しいんです。
梅はすごい。
- サザンカもツバキも可憐な冬の花です
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2023.12.15 Friday
こんにちは。
このところ、12月にしては暖かい日が続いていますが、明後日くらいからまた寒波が襲ってくるようです。
さて、今日は冬の花を紹介します。
代表的な冬の花というと「サザンカ」と「ツバキ」ですよね。
でも、その違いがよく分かっていませんでした。
下の写真の花は「サザンカ」だと思いますか? 「ツバキ」だと思いますか?
つぼみなので分かりにくいですよね。
こちらが花の咲いている写真です。
この花は「サザンカ」です。
花びらがパラパラと落ちてきました。そうするとサザンカなんですね。
「ツバキ」の場合、花全体が下にぽとっと落ちます。
ところで、サザンカの後ろにある赤い実をつける樹木は何だと思いますか?
こちらは「ウメモドキ」です。
葉も花も梅によく似ています。実は小粒の梅干しのようですね。
冬の間、鳥が好んでこの実を食べるそうです。
英語名は Winter Berry です。
最後にもう1つ。
さてこちらは何の花だと思いますか?
こちらは「茶」の花なんです。
「茶」はツバキ科だそうです。
昨日、知人の家の庭で「茶」の花を見つけました。ツバキやサザンカによく似た可憐な花です。
それで、私が通訳ガイドになったばかりの頃を思い出しました。
広島市の縮景園にはたくさん、お茶の木があります。
それで、冬にそこを歩いていたら、白いツバキのような花がたくさん咲いていたので、「これはお茶の木と思っていたけれど、違っていたのかしら」と動揺したことがあります。
- 私が一番好きな果物は「柿」
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2023.11.29 Wednesday
こんにちは。
11月になると、ようやく富有柿(ふゆがき)が手に入ります。
富有柿を市場で見ると、「待ってました」と言いたくなります。
私は柿が大好き。
中でも断然、富有柿が好きです。
とはいっても、家の庭になっているあまり甘くない、硬い柿も好き。
こちらは素朴な味わいです。
柿は日本に古くからあり、ずっと親しまれている果実ですね。
我が家にもありました。毎年、多くの柿が実りました。
それを長い竹竿で「もぐ」(柿を木から取ることを「もぐ」と言います)のですが、その楽しかったこと。美味しかったこと。
懐かしい思い出です。
こちらは山の家の庭に実った柿です。素朴な味わい。
- 柿のシーズンがやってきました
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2023.10.19 Thursday
こんにちは。
10月も後半になると、柿のシーズンですね。
年中食べられるバナナやリンゴもありがたいですが、やはりその季節のみの果物がありがたい。
季節ごとに美味しい果物がたくさんあります。
出てくるのを心待ちにしている果物というと、イチゴ、イチジク、ビワ、スイカ、ブドウ、ナシ、カキ(柿)です。
私はこの中でも、柿が一番好き。特に「富有柿」(ふゆがき)が好き。
生まれ育った家の庭には一本の柿の木があって、その実の熟れることを毎年楽しみにしていました。長い竹の棒を使って、柿をもぐのも楽しみでした。幸せな記憶の一つです。
柿は日本古来の果物であり、1000年以上も食されてきました。貴族も庶民もです。
これから柿が食べられるかと思うとそれだけでワクワクします。
- 「百聞は一見に如かず」イチョウの精子
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2023.08.27 Sunday
こんにちは。
先日、花や木について話をするオンラインミーティングに参加しました。
私はその時に、「イチョウの精子」の話をしました。
現在、NHKの朝ドラ「らんまん」に野宮朔太郎という画工が登場しています。この人物のモデルとなっている「平瀬作五郎」は、その後、大変な発見を行いました。
それが「イチョウの授精は精子が行う」という発見です。
私ははじめ、このことを聞いた時に、びっくりしました。
植物の授精に「精子」が関わっているなんて、聞いたことがありませんでした。
それで、その後、『イチョウの精子発見の検証 平瀬作五郎の生涯』(本間健彦著)を図書館で借りて読んでみました。
この本は主に、植物学の教育を受けていない一画工の人物が、世界的な世紀の発見を行ったこと。そして、それなのに、当時の日本のアカデミアで無視され、東京大学助手の座を退き、地方の中学教師となったこと。その後、10年以上たって、平瀬が日本のアカデミアでの最高峰の名誉を得ていること。などなど、興味深いドラマが描かれています。
そこは私もよく理解でき、興味津々の内容なのですが、イチョウの授精のメカニズムを説明した個所では「???」となっていました。
それで、先日のミーティングでこのことを話した際も、グダグダになってしまいました。
「皆さん、信じられないかもしれませんが、イチョウとソテツは精子が生まれて、それで受精するんです。後は、自分で調べてみてください」
情けない、説明に終わりました。
ところが、その後、素晴らしい動画を見つけました。5分間です。
この動画を見ると、文字で書かれていた時にはまったく理解できなかった、イチョウの授精がはっきりと分かりました。
まさに「百聞は一見に如かず」です。
この動画の名前は「精子が泳ぐ イチョウの不思議」です。
- 私の愛する「キタヒロ」さんを紹介します
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2023.06.06 Tuesday
こんにちは。
今日は私が愛している「キタヒロ」さんを紹介します。
キタヒロさんは北広島町の道の駅で購入した山椒の木です。
山椒の木のことを「木の芽」とも呼びます。
私は2つの意味で木の芽が大好きです。
1つは食材として最高。
春のタケノコの煮つけや、ばら寿司、お汁などに木の芽が入っていると、とても風味がよくなります。
もう1つは生命力を象徴する草花として最高。
初春になると、それまで棒のようになっていた木の芽の茎や枝から新芽が出てきます。その愛らしいこと。
下の写真は2018年3月13日の新芽です。
それで、この新芽がどんどん大きになり、葉っぱがふさふさしてきます。そうすると、少し料理にいただきます。
後は残しているのですが、夏になるとほとんど葉っぱがなくなります。
はじめは「どうしてかしら?」と思っていたのですが、それがアゲハチョウの仕業と分かりました。
アゲハチョウは木の芽が大好きで、ここに卵を産みつけ幼虫がむしゃむしゃと葉っぱを食べて丸裸にしてしまうんです。
それで、冬になると棒のようになる木の芽の木は死んでるように見えます。
ところが、うまく冬を越せると、また初春に新芽に出会えるのです。その嬉しいことと言ったら。
でも、うまく冬を越せないこともよくあります。涙。
この子が初代の木の芽。徳島県の上勝町で買ったので、「かみかっちゃん」と呼んでいつくしんでいました。2012年のことです。
この子はかなり長くいてくれたのですが、数年前に枯れてしまいました。とても残念でした。
「かみかっちゃん」の後も、ほぼ毎年、木の芽を育てています。