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『しゃばけ』を読むとほっこりする

こんにちは。

 

秋の旅行シーズンとなり、いろんな所に出かけています。

 

新幹線などで長時間移動したり、旅の宿で寝る前に、私は本が読みたくなります。

 

その時は、ちょっと軽めの本が良いですね。

 

そこで何度読んでも、楽しいのは「しゃばけシリーズ」です。

 

畠中恵さんの「しゃばけシリーズ」は10冊以上が文庫本化されています。

 

先日、松江の駅で「しゃばけシリーズ」のひとつ『たぶんねこ』(新潮社文庫)という本を購入しました。

 

それで、松江からの移動中に読んだのですが、やはり楽しい。

 

 

江戸時代の物語で、人と妖(あやかし)の血を引く若旦那と妖たちの活躍する内容です。

 

また、「しゃばけシリーズ」の人気の秘密は、挿絵のチャーミングさにもあります。

 

柴田ゆうさんの挿絵がかわいいんです。

 

 

忙しい日々を送っている人に、ほっこりとした時間を提供する「しゃばけシリーズ」をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:50
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達人と達人の出会いが傑作を生む

こんにちは。

 

8月22日に、ポケモンGOの開発者である野村達雄さんとなかにし礼さんの出演した番組「SWITCH」のことを紹介しました。

 

私はお二人を「達人」または「剣豪」と思っています。

 

ある道を極めた人は、同じように道を極めた人が匂いで分かるようです。

 

そこに傑出した行動が生まれ、傑作が生まれる。

 

 

この夏、ジョン・ハーシーの「HIROSHIMA」の日本語版を購入して、読みました。

 

数年前に、この日本語版を読んで、読みにくい印象があったので、他の人にはジョン・ハーシーの「HIROSHIMA」を読むなら、英文の原書を読むことを勧めていました。

 

ところが、今回、日本語版を読んでみると、味わいが深く、心に残る文章でした。

 

数年前に読んだ印象とまったく変わっていたのが自分でも意外です。

 

 

さて、この日本語版ですが翻訳者の一人は谷本清さんです。

 

谷本清さんはこの作品の中に登場する6名のうちの一人であり、その後、さまざまな活動を行った、とても著名な人物です。

 

日本語版の「あとがき」に、谷本さんが文章を寄せているのですが、これがとても興味深い内容です。

 

この「あとがき」を読むだけでも、日本語版を読む価値があると思います。

 

 

「あとがき」の中で、谷本さんはジョン・ハーシーとの出会いを語っています。

 

「HIROSHIMA」を読んだ人は、その記述の正確なことにとても驚きます。私もそうです。広島の地理やその当時の状況を知っている人はなおさらです。

 

それを、短時間のうちにジョン・ハーシーが聞き取り、文章にしていることを知ると、驚愕してしまいます。

 

「あとがき」によると、谷本さんとジョン・ハーシーは1度しか会っていません。

 

1946年5月のある朝、3時間のみのインタビューです。

 

そのインタビューのもととなったのは、谷本さんが記した体験記です。

 

数日前に谷本さんの自宅を訪れたジョン・ハーシーに会えなかった谷本さんは、彼の来訪に感謝して、疲れていたけれど、夜のうちに10ページほどの体験記を書いて、翌朝、仲介となったクラインゾルゲ神父(この人も6名の登場人物の一人です)に渡していました。

 

そして、数カ月たった後、谷本さんはニューヨーカー誌を受け取るのです。1946年8月31日号です。

 

アメリカの知的階級を対象としたこの雑誌には通常は多くの短編が掲載されるのですが、この号は「HIROSHIMA」のみが掲載されました。「1日で30万部が売り切れた」と「あとがき」の中で谷本さんは述べています。

 

 

一夜にして書かれた体験記、それを基にした3時間のインタビューでこの名作が生まれている。

 

まさに達人どうしの出会いによる奇跡です。

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:25
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この夏の一冊 『昭和名将録』

こんにちは。

 

気がついてみると、セミが鳴いていません。

 

夏は終わったのですね。

 

 

今年の8月はじめ、テレビ番組で時事通信社の田崎史郎さんが「今度、農林大臣となった斎藤健さんが書いた本を塩野七生さんが絶賛している」という発言をされました。(表現は違うかもしれませんが、そんな感じでした)

 

斎藤大臣は歴史好きの人なんですね。

 

それで、その本を図書館で借りて読んでみました。『転落の歴史に何を見るか』という本でした。

 

その本から『失敗の本質』(野中郁次郎他著)に興味を持ち、それからいくつかの本にたどり着きました。

 

そして、週末ずっと読んでいた本が『昭和名将録』『昭和名将録(二)』(高山信武著)です。

 

高山さんは戦争中に日本陸軍の中枢で仕事をしていた人です。1945年には39歳。

 

この若き軍人の目を通して語られる日本の姿はとても印象的です。

 

この夏、良い一冊に出合えました。

author:eiko, category:本の紹介, 05:22
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『失敗の本質 戦場のリーダーシップ編』 は読みごたえがありました

こんにちは。

 

今回の内閣改造で農林水産省の大臣となった斎藤健さんが2002年に書いた本が興味深いと聞いて、読んでみました。

 

当時は経済産業省の官僚でした。

 

『転落の歴史に何を見るか』という刺激的なタイトルです。

 

 

この本の中で、斎藤さんが刺激を受けた本が紹介されていました。

 

『失敗の本質』(ダイアモンド社)。

 

1984年に野中郁次郎さんという組織論の専門家など6名の方が記した本です。

 

どちらも図書館で借りることができたので、さっそく予約して読んでみました。

 

 

とても興味深い内容でした。

 

『失敗の本質』は私が間違えて、その続編というべき『失敗の本質 戦場のリーダーシップ編』を借りたのですが、こちらも読みごたえがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:57
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広島のことを知る3冊の本

こんにちは。

 

広島で通訳ガイドを行っていると、「広島のことを知る本のことを紹介してほしい」と言われることがあります。

 

その際、英語で読み本として、紹介するのはこの3冊です。

 

 

1  John Hersey (ジョン・ハーシー)著 『Hiroshima』

 

2 Eleanor Coerr (エレノア・コア)著 『Sadako and One Thousand Paper Cranes』

 

3   Akiko Mikamo (美甘章子)著 『Rising from the Ashes』

 

 

どの本も広島平和記念資料館のミュージアムショップで購入できます。  

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:34
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手元に置いておきたい1冊

こんにちは。

 

数ヶ月前、「出雲キルト美術館」の八幡垣志保さんから一冊の本を紹介されました。

 

『企画展がなくても楽しめる すごい美術館』(藤田令伊著)

 

著者紹介を見ると、藤田令伊(ふじた・れい)さんはアート観賞ナビゲーター。鑑賞者の立ち位置を大事にしながらアートの愉しみを広げる活動に尽力している方だそうです。

 

まず、図書館で借りて、読んでみました。

 

すると、とても優れモノの一冊だったので、ぜひ手元に置いておきたいと思い、さっき購入申し込みをしたところです。

 

 

何が良いかというと、まず、この本では60館が「すごい美術館」として選ばれているのですが、その選択にとても共感しました。

 

中国・四国地方では9館が選ばれています。

 

「足立美術館」「イサム・ノグチ庭園美術館」「出雲キルト美術館」「犬山精錬所美術館」「大塚国際美術館」「大原美術館」「地中美術館」「豊島美術館」「ひろしま美術館」です。

 

 

その次に、この本の良いところは、藤田さんの解説です。

 

私は中国・四国地区の9館のうちで「大塚国際美術館」を訪れたことがありませんが、藤田さんの紹介文を読んで、今度、徳島県に行くことがあれば、ここを訪れたいなあと思いました。

 

そのほかの8館は納得の選択です。紹介されている内容もとても説得力があります。

 

特に、大原美術館の解説が素敵です。

 

大原美術館のコレクションの中核は、児島虎次郎という大原孫三郎が援助していた画家が直接、ヨーロッパで買い付けたものです。

 

虎次郎が「目利き」であり、徹底的なリサーチを行った上で、作品が購入されている。

 

「当館のコレクションを通して、私たちは虎次郎の眼を学ぶことができるのです」という、藤田さんの解説に感じ入りました。

 

また、「ひろしま美術館」のゴッホの絵に関する解説も印象深いものでした。

 

 

60館の中には、何度か訪れたことのある美術館もあれば、私がこれまでに訪れたいと思っていた「MIHO MUSEUM」「アサヒビール大山崎山荘美術館」「国立西洋美術館」「田村一村記念美術館」などがあります。

 

また、全くその存在を知らなかった「沖縄県立博物館・美術館」「静岡市立芹沢鮭介美術館」「東京都庭園美術館」なども紹介されています。

 

今度、近くに行くことがあれば、ぜひ訪ねてみたいと思います。

 

 

私は「出雲キルト美術館」が大好きなので、「すごい美術館」に選ばれて、とてもうれしいです。

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:29
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「図説 屋久島」が素晴らしい

こんにちは。

 

屋久島情報の第3弾です。

 

昨日のブログで屋久島のことを紹介するのは最後にしようと思っていたのですが、この数日、読んでいる『図説 屋久島』(屋久島環境文化財団)が素晴らしいので、こちらもぜひ紹介したいと思います。

 

屋久島でのアクティビティとして、「屋久島里めぐり推進協議会」主催の「宮之浦・語り部さんと歩く里めぐり」に参加しました。

 

8:30から11:30の3時間。

 

まず、「屋久島環境文化村センター」で大画面での映像を見た後、展示室のジオラマの前でスタッフから分かりやすい解説をお聞きして、自由見学。こちらが約1時間ちょっと。

 

この屋久島環境文化村センターは「公益財団法人 屋久島環境文化財団」が運営しています。鹿児島県が中心の組織のようです。

 

このセンターの素晴らしいところは、ミュージアムショップの書籍が充実していることです。

 

読みたくなるような本や資料がたくさん販売されていました。

 

私は城などの史跡や博物館・資料館を訪ねた時に、そこでどんな本が販売されているかがとても気になります。

 

松江城、萩博物館や屋久島のこのセンターなどのように、充実した資料が入手できるところは○。

 

そうでない場所は×です。

 

ミュージアムショップや売店で、まんじゅうやキーホルダーしかないところは悲しくなります。

 

資料がないところも困りますが、3000円くらいで分厚い専門書しかないところも困ります。

 

一般の人が読んで分かる内容の資料を、1000円くらいで販売していることが大切だと思っています。

 

 

 

さて、読みたくなるような本や資料がたくさん販売されていたミュージアムショップで一押しの本が『図説 屋久島』でした。

 

このセンターを運営している財団が出版している資料なので期待できます。

 

読みやすいレイアウトと厚さで1000円。これは買いです。

 

 

それで、さっそく読んだところ、期待以上の内容でした。

 

 

 

午後には紀元杉の近くにある「屋久杉自然館」を見学しました。

 

こちらは屋久島町立の施設で、屋久杉に特化した展示となっています。

 

ここで購入したのは「小さな地球 屋久島」(屋久島町立屋久杉自然館)。こちらも1000円です。

 

子ども向けの内容が、一般の読者にちょうど良いです。

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:43
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中野信子さんの「サイコパス」はさすがの内容

こんにちは。

 

数ヶ月前、雑誌や新聞の書評で脳科学者の中野信子さんの近著である『サイコパス』が何度も取り上げられていました。

 

中野さんはNHKの番組「英雄たちの選択」にもたびたび登場し、とても歯切れの良いコメントをする方だと注目していました。

 

それで、ぜひこの本を読みたいと思って、図書館で予約を入れました。

 

1週間くらい前にようやく手に入ったので、読んだのですが、やはりさすがの内容でした。

 

 

サイコパスの人物例として、ええっという人の名前も挙げていて、さすがリスクテイカ―です。

 

 

この本を読んで、サイコパスというと残忍な犯罪者という印象しかなかったのですが、カリスマ経営者といわれる人などポジティブな意味合いがあることを知りました。

 

目から鱗です。

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:46
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『小倉昌男 祈りと経営』に涙する

こんにちは。

 

数ヶ月前に『小倉昌男 祈りと経営』(森健著)の書評を雑誌で目にしました。

 

2015年小学館ノンフェクション大賞受賞作品なのだそうです。この本の作者である森健という作家の方の名前ははじめてでした。

 

とても興味深い内容だったので、図書館で予約申請しました。

 

それで、1週間前に本が届いたので、週末にかけて読むことにしました。

 

 

とても深い内容でした。

 

最終章になると、涙が出てきました。

 

 

小倉昌男さんはクロネコヤマトの宅急便の創設者で、優れた企業人として知られています。

 

また、数十億円の私財を投じて、福祉財団を設立し、障害者の自立支援を行っている方としても知られています。

 

その小倉さんの原動力はなんであったのか?

 

 

途中で読むことが止められない。そんな1冊でした。

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:55
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ジョン・ハーシーの 『ヒロシマ』 は翻訳で読んでもすごい

こんにちは。

 

1週間くらい前、平和記念資料館のミュージアム・ショップを覗いていて、ジョン・ハーシーの『ヒロシマ』の日本語版が目に入りました。

 

それまでも何度も目にしていたのですが、この日、ぜひ購入したいと思いました。

 

翻訳者は「石川欣一、谷本清、明田川融」さん。出版は法政大学出版局です。

 

『ヒロシマ』は「20世紀アメリカ・ジャーナリズムの業績トップ100」の第1位に選ばれた、ビュリッツァ賞作家ジョン・ハーシーによる作品です。

 

 

これまで、英語版は難易度が高いけれど、挑戦しがいのある本だと人に勧めていました。

 

それに対して、日本語版は翻訳された文章がかなり読みにくいと思っていました。

 

でも、それは私の間違いでした。

 

英語版も素晴らしいけれど、この翻訳版も素晴らしい。

 

 

読みにくいというのは、私の思いこみでした。

 

びっくり。

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:19
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