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草間彌生自伝 『無限の網』 に圧倒されました

こんにちは。

 

ここ数年、年に何度か直島に行く機会があります。

 

それで少しずつ、建築や現代アートに少しずつ関心が深まってきました。

 

さて、直島というと草間彌生の「南瓜」ですよね。ベネッセアートサイトの入り口に置かれています。

 

 

年末年始に読もうと思って、図書館で草間彌生自伝『無限の網』(新潮文庫)を借りました。

 

2002年に出版された作品の文庫です。

 

この内容の濃いこと。圧倒されました。激しい。

 

草間彌生さんに興味のある方は、『無限の網』を読むことをお勧めします。

 

扉が開かれますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:16
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目から鱗が落ちる一冊 『考え抜く力』

こんにちは。

 

もう少ししたら冬休みが終わります。

 

今年の年末年始は多くの良書に巡り合いました。嬉しいです。

 

その1冊が『1000億円のブームを生んだ 考え抜く力』(日経BP社)です。

 

著者はトラストバンク代表取締役の須永珠代さんです。

 

 

この本の副題となっている「1000億円のブーム」というのは「ふるさと納税」のこと。

 

2012年6月にトラストバンクを起業。その時の資本金はわずか50万円。社員は須永さん1人だけ。

 

2012年9月に全国初のふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を開設。

 

 

2008年に創設された「ふるさと納税」の初年度の寄付額は約81億円。当時の全国の自治体数は1789。年間の寄付額が0の自治体が多くありました。

 

それが、2015年の寄付額は1000億円を超えています。寄付の申し込みの8割以上が「ふるさと納税」を通して行われているそうです。

 

2016年、2017年、さらに「ふるさと納税」の寄付額が大幅に伸びているのは間違いありません。

 

 

 

この本で紹介されている自治体が5つあります。

 

長崎県平戸市。こちらは2008年の寄付額は107万円。2015年は26億円です。

 

他にも山形県天童市、宮崎県綾町、北海道上士幌町、佐賀県玄海町が紹介されています。

 

玄海町は2008年が0円。2015年が11億円。

 

 

私はとりあえず、「ふるさと納税」とはどういうものか知りたく、2016年から寄付をはじめました。この時利用したサイトは「さとふる」です。

 

そして2017年も「さとふる」を通じて、寄付を行った後、ようやく「ふるさとチョイス」の存在を知りました。

 

また、2016年の住民税納税額を確認して、確かに「ふるさと納税」を行った金額から2000円を差し引いた金額とほぼ同じ金額が広島市への納税額から差し引かれていることを確認しました。

 

2017年12月のことです。

 

 

この「ふるさと納税」が現在の形で展開していることが日本の自治体にとって良いことなのかどうかは、私にはまだ判断できません。

 

ただし、以前はもっと表面的に見えていた「ふるさと納税」の仕組みがより広く、深く感じられるようになりました。

 

これからも「ふるさと納税」の展開に注目していきたいと思います。

 

 

ところで、須永さんです。

 

とても興味深いです。ぜひ、多くの人にこの本を読んでもらいたいと思います。

 

『キリンビール高知支店の奇跡』も、この『考え抜く力』もビジネスで成功している人の事例発表なのですが、合わせ鏡のように

似ていて、違っています。

 

一方は、巨大な、衰退するナショナルブランドのブランド力回復の物語。巨大組織がどうやって機能を回復するか、リーダーの

奮闘を描いています。男性と女性、上司と部下、支店と本店、業者と顧客・・・従来の日本の組織がどう回復するかの物語です。

 

一方、この本は、無から有を生み出した人々の物語。フラットな関係に基づく大躍進です。

 

全く違う物語なのですが、両者には共通項も多くあります。

 

「まず、理念に沿って行動する。収益はその後、ついてくる」

 

 

この本の中に多く、「マネタイズ」ということばが多く使われています。

 

「マネタイズ」とは2007年ころからWeb業界などで使われるようになった言葉で、ネットの無料サービスから収益を得ることを意味するそうです。

 

須永さんは、「ふるさとチョイス」の成功は「マネタイズから考えない」ことにあったと書いています。

 

おもしろいです。

 

 

須永さんの理念は「地域とシニアを元気にする」です。

 

その理念に沿って行動したら、マネタイズが着いて来たと言います。

 

志のある起業家です。

 

今後の須永さんにも注目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:39
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この一冊が読みたかったんです 『幸運な男』

こんにちは。

 

1ヶ月くらい前、喫茶店で週刊誌を読んでいたら、「週刊ポスト」にとても興味深い書評に出あいました。

 

インターネット上のサイト「News ポストセブン」にその記事が掲載されていました。

 

橋本紀子さんというライターのそれは秀逸な記事です。

 

 

その中で、テレビ朝日『マツコ&有吉の怒り新党』の中の『新・3大“悲運のエース”伊藤智仁の記録より記憶に残る投球』というコーナーが縁となって、長谷川晶一さんという作家が『幸運な男 伊藤智仁 悲運のエースの幸運な人生』(インプレス)を出版する経緯が分かりました。

 

 

さっそく、この本を読むことにしました。

 

2018年に読んだ第1冊はこの本です。

 

とても心に染みる内容でした。

 

人として魅力的な伊藤智仁さんが目の前に現れてきます。

 

ピッチャーとして非凡な方だったのだそうですが、それ以上に、私にとっては人として非凡な人だと思えました。

 

取材中、何度も伊藤さんは「ラッキー」ということばを口にしたのだそうです。すごい才能がありながら、故障により年に10勝できなかった「悲運の」投手と言われていても。

 

この本を読んでいて、なぜ、彼が「ラッキー」と言えるのかがよく分かりました。

 

私はこういう人が理想です。

 

 

投手として大成功をおさめた黒田博樹投手は素晴らしい人だと思います。しかし、それは黒田さんが投手としてのキャリアを大成功で終わらせたからではありません。彼の生き方に敬意を表します。

 

伊藤さんにも同じことを感じました。

 

 

 

引退後、ヤクルトの投手コーチを努めていた伊藤さんですが、2017年秋にその職を辞し、ヤクルト球団を退団。

 

ここで、この本は終わっています。

 

 

この本の中にこういう文章があります。

 

「今回の対談劇は円満退社なのでしょうか?」

 

「別に円満退社でもないし、ケンカ別れでもないですね。僕らは常に1年契約です。(略)」

 

 

 

2018年を伊藤さんはどのようにして過ごすのか、気になっていたのですが、分かりました。

 

BCリーグという関東・東北の10の県で行われている野球リーグに属する富山県のチーム「富山GRNサンダーバーズ」の監督に就任していました。

 

 

これからも伊藤さんの野球人生は続いて行きます。

 

素敵です。

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:20
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カズオ・イシグロ作品が深く心に残る

こんにちは。

 

私は年末年始が最ものんびりする時です。

 

この時期にはたくさんの本を借りたり、購入して、主に家でゆっくりと過ごします。

 

今年はカズオ・イシグロ作品を続けて読んでいます。

 

『遠い山なみの光』と『浮世の画家』は日本を舞台とした作品です。イシグロ作品の第1作と第2作。

 

こちらは、まず日本語に翻訳された内容を読みました。

 

 

第3作がイシグロさんの代表作といわれている『日の名残り』です。

 

こちらはイギリスを舞台にした作品でもあり、原作を先に読みたいと思いました。

 

静かな語り口で始まるので、初めはちょっと読みにくいのですが、途中からそれは読む人を引きつけるシーンの連続となります。

 

心理ドラマとしても、歴史ドラマとしても、それはみごとです。

 

 

私は長年の遠藤周作作品のファンなのですが、遠藤さんとの共通点を感じます。

 

また、原作と日本語翻訳との微妙な違いもとても興味深い。

 

これから『日の名残り』を日本語で読んで、その違いを楽しむつもりです。

 

 

さて、12月28日に『The Remains of the Day』を読み終え、12月31日に『日の名残り』を読みました。

 

英語で読むのと日本語で読むのでは、大きな違いを感じました。

 

イギリスの貴族と一般人との関係、使用人の中の身分の違いなど、日本語に翻訳すると何か本質的なものが変わるのだと思います。

 

物語の展開は伝わるのですが、ニュアンスは伝わらない、といった印象です。

 

翻訳者は不可能に挑戦しないといけない。大変です。

 

 

英語の作品を日本語に翻訳すると何が変わるのか?

 

興味深いです。

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:20
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『正妻 慶喜と美賀子』は興味深い本でした

こんにちは。

 

12月17日のブログに書いたように、作家の林真理子さんは2012年の新聞小説『正妻 慶喜と美賀子』を書く際に、歴史家の磯田道史さんに助言を得たそうです。

 

私は長年の磯田道史さんのファンなので、さっそく読んでみることとしました。

 

おもしろかったです。

 

第15代将軍の徳川慶喜公はとてもコントロバーシャルな人物ですよね。エキセントリックというか。

 

その人物を一緒に生活した女性の視点から描くのがまず興味深いですよね。

 

この本のタイトルが『正妻 慶喜と美賀子』となっているので、正妻である一条美賀子のみが登場するように思えますが、もう一人の重要人物である「芳」も大きな存在として登場します。

 

正妻の一条美賀子は公家のお姫様。一条家というと公家の中でも摂関家の1つとして筆頭の家系なのだそうですが、美賀子は今出川家からの養女です。本来、一橋家の当主となった慶喜に嫁ぐはずであった一条家の姫が急病のため(または他の理由のため)に、彼女が変わりに嫁いだのでした。

 

彼女を描くことで、幕末の公家の生活や武家との違いが描かれ、とても興味深いんです。

 

 

そして、もう一人の女主人公である「芳」(よし)は新門辰五郎(しんもんたつごろう)という江戸の火消の頭の娘。町娘が縁あって慶喜の側に行くことになります。

 

彼女の登場によって、町方の生活も描かれるので、奥行きが深くなります。公家、武家、町方の生活です。

 

 

主人公である慶喜が魅力的であるかどうかは、微妙です。この人物をどう捉えるのかは人によって大きく違いますね。

 

私はあまり好きな人物ではありません。すみません。

 

 

この本の最後に参考文献と「お力添えをいただいた」という人物名が記されているのですが、ここに磯田道史さんの名前はあがっていません。

 

 

もし、この前、喫茶店で目にした林真理子さんのインタビューを読んでいなかったら、この本を手にすることはなかったと思います。

 

良かった。

 

とても読みやすい本なので、お勧めです。

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:48
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『妖怪の肖像』はやはり抜群でした

こんにちは。

 

12月6日に紹介した『妖怪の肖像 稲生武太夫冒険絵巻』(倉本四郎著 平凡社)はやはり抜群の内容でした。

 

きっと、広島県三次市に伝わる「稲生物怪録」(いのうもののけろく)に関心のある人にはとても喜ばれる本だと思います。

 

 

 

1749(寛延2)年の旧暦7月1日から30日にかけて、多くの物怪がまだ少年の武士である稲生平太郎に襲いかかりました。と言っても、驚かすだけで、身体に危害を加えたりはしません。

 

その時の様子が三次の町で大きな話題となり、絵巻として残っています。

 

三次市では、「物怪博物館」(仮称)の建設を予定しています。東京で多くの物怪関連の資料を有する方から、その資料を寄贈されたのです。その方は、「稲生物怪録」のある三次に縁を感じて寄贈されたそうです。

 

10年くらい前から、三次の市民が「稲生物怪録」のイベントも開催しています。

 

稲生平太郎さんは三次藩の藩士の子どもだったのですが、三次藩が本藩に吸収合併されたので、その後、広島藩の藩士となっています。それで大人になって「武太夫」という名前になりました。

 

広島駅の近くに「稲荷町」という地域があり、そこに「いなり神社」があるのですが、その表記は「稲荷神社」ではなく「稲生神社」(いなりじんじゃ)なんです。

 

ここには稲生武太夫さんも神として祀られています。そして、奉納旗には「みずきしげる、荒俣宏、京極夏彦」の名前があります。物怪界のカリスマが寄贈しているんです。

 

また、広島駅の近くの国前寺というお寺には平太郎が妖怪の頭から受け取ったという「木槌」が納められています。1月7日にのみ開帳されます。下の写真は私が2010年にお参りに行った時の写真です。

 

 

 

これまでに読んだ資料によると、江戸時代に「稲生物怪録」の話は江戸でも大評判となり、平田篤胤が特に関心を示した、と記載してあります。

 

その「稲生物怪録」を広島県の江戸時代を伝える物語として、私はずっと注目してきました。

 

ところが、全体像がよく分からないんです。困っていました。

 

 

 

それが、この『妖怪の肖像』で初めて体系的にこの出来事が分かりました。本当にありがたいです。

 

・この出来事が起こったのは1749年。稲生平太郎さんは16歳だった。

 

・三次藩は1720年に後継ぎがいないということで、本藩に吸収されましたが1758年まで三次に留まっていた。

 

・「稲生物怪絵巻」は複数存在する。1860(万延元)年に書かれた「堀田本 稲生物怪録」は三次市民の堀田氏が所蔵。

 

・他に、柏正甫(かしわ・せいほ)が武太夫さんから聞き書きした『稲生物怪録』が1783年(天明3年)に書かれている。

 

・上記に関心を持った国文学者の平田篤胤が校訂して1806年(文化3年)に出版。6年後に改定版も出版。

 

・武太夫自身も『三次実録物語』を著している。ご子孫の稲生平太郎氏が所蔵。

 

・三次市の人口は約4000人程度。

 

・泉鏡花、折口信夫もモチーフとして作品を残している。

 

抜群の内容でです。

 

こちらの一冊は長年の私の愛読書。

author:eiko, category:本の紹介, 05:23
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『妖怪の肖像』 こんな本が読みたかったんです

こんにちは。

 

1週間くらい前、何かの記事を読んでいたら、ある本が紹介されていました。

 

『妖怪の肖像 稲生武太夫冒険絵巻』(平凡社)。著者は倉本四郎という方です。

 

私は個人的に、三次の「稲生物怪録」(いのうもののけろく)という話に興味を持っていて、ここ10年くらい、ずっとその関連資料を読んだり、関連の場所を訪ねたりしています。

 

それで、荒又宏さんや京極夏彦さんの作品など、関連した本があれば読んでいます。

 

中でも一押しは「ぼくは へいたろう 稲生物怪録より」という絵本。宇野亜喜良(うのあきら)さんの作品です。

 

 

「稲生物怪録」がどういう内容なのかを知りたいのですが、なかなか適当な本がありませんでした。

 

学術書のような本は数冊あるのですが、分かりにくい。

 

 

それが、この『妖怪の肖像』がまさに私が求めていた本だったんです。

 

探し続けていると、良いことがありますね。

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:54
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評判の『応仁の乱』を読みました

こんにちは。

 

今年の春ごろ、週刊誌の書評欄にとても興味深い書評が掲載されていました。

 

中公新書の『応仁の乱』が20万部の売り上げだというのです。

 

地味な歴史書の中では大ヒット。

 

著者は、日本文化研究センターの若手の歴史家である呉座勇一(ござ・ゆういち)さんです。

 

その書評では、呉座さんは歴史家の中で、抜群な筆力がある。歴史家で『武士の家計簿』などの著作がある、磯田道史さんに続く歴史学会のスターが誕生した、といった感じのことが書いてありました。

 

一般の読者が興味を持つ内容で、読みやすい。それで、この本が異例な売れ行きだというのです。

 

それに、今、中世の日本が見直されていて、「応仁の乱」への関心も高まっている、と。

 

 

さっそく、図書館で予約をしました。数カ月たってようやく確保。

 

2週間手元に置いて、読み続けました。

 

問題提起が分かりやすく、「応仁の乱」のメカニズムへの説明が丁寧で、一つ一つの専門用語をかみ砕いて説明してくれているので、納得しやすいのは間違いありません。

 

わくわくしました。

 

畠山義就(はたけやま・よしひろ)最高。

 

でも、興味深い内容なのですが、読みやすいとは思えません。私は何度も第1章と第2章を読み返して、ようやく最終章(第8章)にたどり着きました。薄い本ですが、読み終えるには10時間はかかっていると思います。かなり読み続けるには努力が必要です。

 

最新の販売部数は40万部だそうです。途中で挫折した人が多いんじゃないかなあ。

 

でも、一度、トライしてみてくださいね。

 

 

この本で私が特に興味深いと思ったのは、個人的な理由です。興福寺が中心となっている本なんです。『応仁の乱』という題ですが、主な舞台は奈良と興福寺。

 

つい最近、興福寺を訪ねたばかりだったので、とても興味深く読めました。

 

 

興福寺の五重塔です。この本では「奈良というと興福寺なんです」という記載があり、しみじみしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:37
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『幸運な男』という本をぜひ読みたい

こんにちは。

 

数日前、ちょっと時間があったので、喫茶店で週刊誌を読んでいました。

 

週刊誌や情報番組で、時々、とても気になる情報が入手できるので、楽しみにしています。

 

この日に出合った記事は、ある本の書評です。それを読んで、ぜひ、この本を読みたいと思いました。

 

本の名前は『幸運な男 伊藤智仁−悲運のエースの幸福な人生』(長谷川晶一著)

 

 

1993年から2003年まで、11年間、ヤクルトスワローズのピッチャーとしての経歴のある伊藤投手は1年目の3ヶ月間に大活躍。新人賞を受賞します。

 

しかし、その後はひじを痛めて、故障に苦しみます。

 

2003年に引退。

 

華々しい活躍の期間がとても短く、他の人は彼を「悲運のエース」と呼んだそうです。

 

 

でも、ノンフィクションライターの長谷川さんがインタビューしてみると、伊藤さんは自分のことを「幸運だ」と何度も口にしたのだそうです。

 

 

この記事を読んで、私は目から鱗が落ちたような気がしました。

 

それで、ぜひこの本が読んでみたいんです。

 

 

ちなみに、図書館で長谷川晶一さんの著書を検索したら『最弱球団』『極貧球団』という著書が出てきました。

 

そういう団体や人に強い関心を持つ人なのね。私もです。

author:eiko, category:本の紹介, 05:41
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『彼の生きかた』はサルと人との関わりを描いた作品です

こんにちは。

 

今日もいい天気のようですね。

 

さて、昨日、図書館から借りていた『彼の生きかた』を読みました。

 

遠藤周作が1974年(3月から10月)にサンケイ新聞朝刊に連載した作品です。

 

関西の山に住むサルに餌づけして、山に住むサルを保護しようとする研究者と、そのサルを観光資源として利用しようとするホテル業者との確執を描いています。

 

関西に実在した研究者がモデルだと言われています。

 

 

長野県の地獄谷野猿公苑の開苑に寄与した原荘悟さんの著書『野猿物語 ただ今入浴中』が出版されたのが、1971年です。

 

遠藤周作はきっとこの著書を参考にしていると思います。

 

 

でも、二人の若者(原荘悟さんとこの小説の主人公の一平)の結末はまるで違います。

 

一平の最後はとても苦いのです。

 

 

この小説が良い作品かどうかといわれると、答えにくいのですが、地獄谷野猿公園に関心のある人はぜひ。

 

author:eiko, category:本の紹介, 05:59
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