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サイトラは英語力を身につける必須スキル

こんにちは。

 

暑い日が続いていますね。

 

私が主宰している英語力強化の講座は夏休み・冬休みはなく、月に2回のレッスンを行っています。

 

今の時期は、英日通訳を行うことで、英語力の向上を目指しています。

 

私の考えでは、英語力を伸ばすには、英語は英語のままで読み、英語のままで聞くのが基本だと思います。

 

その際、それぞれのセンス単位を意識して、それを1つの区切りとして、読み・聞きすることを勧めています。

 

「区切り読み」「区切り聞き」です。

 

 

一般的に、学校では長文読解の指導では「返り読み」を行っていると思います。

 

きっと、大学受験のための長文読解には「返り読み」(日本語の並びに英語を並び替えて、日本語に変換して読んでいく方法)が向いているのでしょう。

 

しかし、「返り読み」で英語を読み続けていても、リスニング力の向上につながらないのが難点です。

 

 

私は、リーディングは「区切り読み」(英語を英語の並びで、英語のままで理解する方法)が良いと思います。

 

または、「サイトラ」(サイト・トランスレーション 英語を英語の並びで、日本語に変換して読む方法)で読むのが良いと思います。

 

 

リーディング方法として、上記のように、「返り読み」「区切り読み」「サイトラ」などがあります。この3つの方法は、素早く、大量に英文を読む際に役立ちます。

 

そして、文構造を意識することで、文法の理解が深まります。

 

ただし、「返り読み」はリスニングには障害となります。聞こえてくる音声を自分の好きなように「返り読み」で行っているように並び替えることができないからです。

 

「サイトラ」もリスニングでは障害となります。聞こえてくる音声を、日本語に変換するのは困難だし、する必要がないからです。

 

それで、リスニング時には「区切り読み」と同じ手法で「区切り聞き」を行うのが、最も効果的な方法だと考えています。

 

 

ただし、一般的に言って、日本で英語教育を受けている人は、一気に「区切り読み」「区切り聞き」をトレーニングしても、なぜか効果が現れません。

 

「区切り読み」の前に「サイトラ」を十分行って、それが素早く、正確に出来るようになった人に「区切り読み」に移行することを勧めています。

 

そうなると、リスニングは「区切り聞き」ができます。

 

 

また、いつもセンス単位を意識しているので、「サイトラ」「区切り読み」で英文を読んでいる人は、「リプロダクション」(英語の音声を英語のままでくり返して言う)や「ディクテーション」(英語の音声を英語のままで書き取る)が楽にできるようになります。

 

「リプロダクション」が楽にできるようになると、英語力がぐんと伸びます。

 

読んだ英語の文章、聞いた英語の文章が自分の中にたまって行くので、英語での発信にも活用できるわけです。

 

 

という訳で、「サイトラ」は全ての英語スキルの基本なんです。

 

ぜひ、身につけることをお勧めします。

 

author:eiko, category:英語スキル, 14:23
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