- 明日香村はインスピレーショナル
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2017.11.08 Wednesday
こんにちは。
今朝は小雨。午後から天気が回復するそうです。
11月3日と4日、友人と奈良を旅しました。
目的は「正倉院展」です。
それで、1日目は「正倉院展」と興福寺の拝観を行いました。
2日目は計画を立てていなかったので、相談して、明日香村を訪れることとしました。
10年くらい前に、明日香村を訪れた時は、なら在住の知人に車で案内してもらったので、奈良市から明日香村まで、電車やバスでの移動方法が分かりませんでした。遠いのでは、という印象がありました。
それに、明日香村は広大なので、希望する史跡を車なしで移動できるのかも分かりませんでした。レンタサイクルは苦手なので、選択肢となりません。
1日目の夜に、いろいろと情報を集めると、奈良市から明日香村は近鉄電車で1時間程度だと分かりました。結構、近いんですね。
それに、「明日香周遊バス かめバス」という便利なバスがあることを知りました。こちらは1日券が650円で、主な史跡や博物館に停車します。このバスは本当に便利でした。
滞在時間が限られているので、どこに行くかをまず選択します。
それで、「高松塚古墳」「石舞台」「飛鳥寺」「万葉文化館」を選択しました。
まず、「飛鳥駅」から移動をはじめ、「橿原神宮前駅」を最終地点としました。
明日香村にはあまり観光客もいないので、とてものんびりと散策を楽しみました。
古代の日本に思いをはせて、インスピレーショナルな1日となりました。
次回は1泊か2泊したいです。
愛らしい「近鉄飛鳥駅」です。インフォメーションセンターが近くにあるので、明日香村見学のはじめはこちらが便利です。
「高松塚古墳」です。地元の農家の人がしょうがを保存する場所を掘っていたところ、変わった石を見つけ、これが1972年の発掘につながったそうです。7世紀から8世紀に作られたと言われています。持統天皇時代だそうです。
「石舞台古墳」です。一般に「石舞台」と呼ばれています。こちらは7世紀初めに作られた古墳ですが、墳丘の盛り土がはがされ、巨大な横穴式摂関がむき出しになっています。被葬者は蘇我馬子の可能性が高いと言われています。私は蘇我馬子にとても魅力を感じるので、ここに来るととてもしみじみします。
その後、「飛鳥寺」を訪れ、「飛鳥大仏」を拝見し、お参りしました。1400年間、同じ場所にいらっしゃる飛鳥大仏は独特の雰囲気を持っていらっしゃいます。忘れられないお姿です。この2日間で最も心を打たれました。
飛鳥寺の側の田んぼでは農家の方が稲刈りを行っていました。のどかです。
ちなみに、「牧歌的な、のどかな、田園風景の」という英語の形容詞は idyllic というのだと、今回知りました。素敵な単語ですね。