- シカと人間の共存は宮島の課題です
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2017.11.15 Wednesday
こんにちは。
宮島に行くと市街地をたくさんのシカが歩いています。宮島とシカは切っても切れない関係ですね。
日本では、奈良公園と宮島が野生のシカをまじかに見られる場所です。
ただ、この2か所のシカへの対応方法は大きく異なっています。
奈良公園では「鹿せんべい」を購入し、シカに与えることが許されています。一方、宮島ではシカへのエサやりを禁止しています。
野生動物にどう対応するのかはどの地域でも頭を悩ませている問題です。
特に、奈良公園や宮島のように野生動物を観光資源としても活用している場所では問題は複雑です。
宮島のシカのことを調べていて、廿日市市の公式サイトに「宮島地域のシカ対策」というページがあることに気がつきました。
日本語と英語でこれまでの取り組みが記載されています。シカは生活の一部なので、住民にとってシカ対策はとても重要な課題です。
「野生動物と人間の共生」はことばにすると美しいのですが、それを実現するのは並大抵ではありません。
これからも努力を続ける宮島の住民の方に敬意を表します。
観光客は住民の意思を尊重して、宮島を訪れるというスタンスでありたいと思っています。
大願寺境内いた若い牡鹿です。メイティングシーズンなので首の毛が膨らんでいます。
桟橋付近を歩いていたシカの親子(たぶん)。