- 鳥取城址近くの像は「吉川経家公」でした
-
2018.01.20 Saturday
こんにちは。
私はいろいろな土地を訪ねて、そこに建つ像を見るのが好き。
その土地の人が大切にしている価値観を体現していることが多いからです。
鳥取城址を訪ねた時、すぐ近くに立派な像が建っているのが目につきました。
鳥取藩の藩主で有名な池田光仲公(いけだみつなか)か、はたまた池田光政公(いけだみつまさ)かと思っていたら、吉川経家公(きっかわつねいえ)でした。
1581年の秀吉による鳥取城攻めの際、城内を守ったのが経家公でした。
4か月のろう城の後に自刃。その死によって、城内に残る人々の命を救ったとして鳥取県で尊敬を集めているのです。
しんみりとしました。
それで、華やかな「麒麟獅子舞」(きりんじしまい)も紹介しますね。
鳥取市内の名所を巡る巡回バスの名前は「ループ麒麟バス」と言います。
この由来となっているのは、この「麒麟獅子舞」です。
この写真は私が宿泊したホテルのロビーに展示してあった獅子舞の頭です。
説明板には「鳥取藩主の池田光仲公がもたらした」と書いてありました。
鳥取県では、鳥取藩主として池田光仲公の名前がよく聞かれます。
池田光仲公と、後の岡山藩主として知られる池田光政公の関係はとても興味深いです。
江戸のはじめはまだ戦国時代を引きずっていたんだなあとしみじみします。