- 安芸高田市は毛利元就の展示が充実
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2018.03.10 Saturday
こんにちは。
昨日と一昨日はとても寒い日でしたが、今日はようやく春らしい天気になりました。
さて、先日、広島県の安芸高田市を訪れました。
「あきたかたのたから」という地域ブランドの委員会にかかわっているので、年に数回、安芸高田市を訪れます。
その際は、必ず2時間くらい早く到着して、「安芸高田市歴史民俗博物館」を訪ねます。
この博物館には毛利元就とその一族の展示が充実しています。
というのは、毛利元就はこの地にあった城(福原城)で生まれ、孫の輝元が広島城に移すまでは、ここにあった郡山城(こうりやまじょう)が毛利家の本拠地だったからです。
この博物館のすぐそばの道から郡山城址と元就墓所へと歩いて行くことができます。
小さな博物館ですが、毛利元就や中世の日本に興味のある人はとても楽しめると思います。
ここで、1540年の「郡山合戦」のアニメが見れるので、毎回見ます。7分間の作品。制作したのは高校生だそうです。分かりやすい内容です。
元就というと1555年の「厳島合戦」が有名ですが、尼子と大内がこの地で激突した「郡山合戦」が毛利氏にとって最初の大きな戦いです。どんな戦いだったのかが、この博物館に行くと分かるのがうれしい。
それに、「三ツ矢の教え」のもととなった「三子教訓状」の現代語訳が読めるのも嬉しい。「厳島合戦」に勝利した毛利元就が息子たちに残した手紙です。1557年に書かれました。この手紙を読むと、毛利元就をとても身近に感じます。
博物館発行の書籍も充実していて、毎回、本を購入するのも楽しみです。
この博物館の秋本哲治学芸員は地域の歴史を掘り起こすことに熱心で、その結果が書籍として発行されています。
今回購入した『安芸高田お城拝見 山城60ベストガイド』は素晴らしい内容です。
地元にこういう人材がいるのが素敵です。
同時に『毛利元就 戦国の知将 元就の生涯を追う』というガイドブックも購入しました。こちらも分かりやすい。
そして、ここを見学後は必ず近くのお好み焼屋さん「山小屋」でお好み焼きを食べます。
店主の誠実な人柄が反映した気持ちの良い食事場所です。
毛利元就関連のマンガや本もたくさん置いてあります。