- プリッカー賞とピュリッツアー賞は紛らわしいですね
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2018.06.08 Friday
こんにちは。
英語などの外国語を日本語で表記する時に、カタカナを使用することの大切さは分かります。
そうでないと、外国語を日本人が理解するために、全て翻訳した日本語を使用する必要があります。
例えば、philosophy を「哲学」。sightseeing を「観光」。
明治の先人は素敵な日本語を考えてくれました。
でも、第二次世界大戦後は、そのことばをそのままカタカナ表記するのが主流です。
こちらは、適切な翻訳したことばを考える必要がないので、即、使用できます。
大量に、瞬時に外国語が入っている現代は、こちらの対応とならざるを得ないのでしょう。
理解は出来ます。
でも、やはり弊害が大きい。
例えば、トム・クルーズ主演の映画に「ザ・ファーム」があります。
しかし、「ザ・ファーム」では、農村(farm) で働く人の話なのか、それとも会社 (firm) で働く人の話なのか、分かりません。
(ちなみに、法律事務所で働く人の話だったので、firm です。日本語のタイトルは「ザ・ファーム 法律事務所」となっています)
「ザ・ロック」という映画もありました。こちらも、鍵(lock)に関する話なのか、岩(rock)に関する話なのか、分かりません。
(この映画の原題は The Rock。岩でできた島に築かれた刑務所が舞台なので、rock です)
さて、このところ、よく使う単語に、「Pritzker Prize」があります。
1979年から、年に1人、著名な建築家に与えられている章で、建築家のノーベル賞といわれています。
こちらは「プリッカー賞」と日本語で表記されています。
よく似た名前の賞がありますよね。「Pulitzer Prize」です。
こちらはジャーナリストに1917年から与えられている名誉ある賞です。こちらの方が、一般にはよく知られていると思います。
日本語で表記される場合、「ピューリッツアー賞」または、「ピュリッツアー賞」と表記されます。
この二つの名前を発音する際、「リ」が ri なのか、li なのかを確認して覚えておく必要があります。
ふー。