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プリッカー賞とピュリッツアー賞は紛らわしいですね

こんにちは。

 

英語などの外国語を日本語で表記する時に、カタカナを使用することの大切さは分かります。

 

そうでないと、外国語を日本人が理解するために、全て翻訳した日本語を使用する必要があります。

 

例えば、philosophy を「哲学」。sightseeing を「観光」。

 

明治の先人は素敵な日本語を考えてくれました。

 

でも、第二次世界大戦後は、そのことばをそのままカタカナ表記するのが主流です。

 

こちらは、適切な翻訳したことばを考える必要がないので、即、使用できます。

 

大量に、瞬時に外国語が入っている現代は、こちらの対応とならざるを得ないのでしょう。

 

理解は出来ます。

 

 

でも、やはり弊害が大きい。

 

例えば、トム・クルーズ主演の映画に「ザ・ファーム」があります。

 

しかし、「ザ・ファーム」では、農村(farm) で働く人の話なのか、それとも会社 (firm) で働く人の話なのか、分かりません。

 

(ちなみに、法律事務所で働く人の話だったので、firm です。日本語のタイトルは「ザ・ファーム 法律事務所」となっています)

 

「ザ・ロック」という映画もありました。こちらも、鍵(lock)に関する話なのか、岩(rock)に関する話なのか、分かりません。

 

(この映画の原題は The Rock。岩でできた島に築かれた刑務所が舞台なので、rock です)

 

 

さて、このところ、よく使う単語に、「Pritzker Prize」があります。

 

1979年から、年に1人、著名な建築家に与えられている章で、建築家のノーベル賞といわれています。

 

こちらは「プリッカー賞」と日本語で表記されています。

 

 

よく似た名前の賞がありますよね。「Pulitzer Prize」です。

 

こちらはジャーナリストに1917年から与えられている名誉ある賞です。こちらの方が、一般にはよく知られていると思います。

 

日本語で表記される場合、「ピューリッツアー賞」または、「ピュリッツアー賞」と表記されます。

 

 

この二つの名前を発音する際、「リ」が ri なのか、li なのかを確認して覚えておく必要があります。

 

ふー。

 

 

 

 

 

author:eiko, category:英語スキル, 05:03
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