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湯川秀樹博士の高潔さに感じ入る

こんにちは。

 

このところ、読書熱にスイッチが入って、するすると読書をしています。

 

ジョン万次郎、ジョン・ハーシー、福澤諭吉、毛利元就、湯川秀樹など。

 

歴史上の大人物の伝記を読んでいると、こういう人によって影響されて、現代が形作られているのだなあと感じます。

 

 

湯川秀樹博士の伝記を読んでみたいと思ったのは、湯川さんが広島平和記念公園にいくつかの記念となるものを残しているからです。

 

その一つは、国際会議場前にある少女の像「若葉」です。1966年建立。彫刻家の円鍔勝三作だそうです。

 

銘文には湯川さんの歌が刻まれています。

 

「まがつびよ ふたたびここに くるなかれ 平和をいのる 人のみぞここは」(湯川秀樹)
「禍つ日の神」の略で、災害・凶事を起こす神。(平和文化センターサイトによる)
とても愛らしい像で、詩人としての側面を持っていた湯川さんをよく著していると思います。
何冊か、湯川秀樹博士の伝記を読んだのですが、その中で最も心に残ったのが、この1冊です。
『湯川秀樹』二反長半(にたんおさ・なかば)著
小学生向けにか書かれた本らしく、ひらかな中心の平易な内容です。でも、文章のリズムが詩的。描かれている内容もとても素敵なんです。
この本を読むと、湯川博士が身近に感じられます。
author:eiko, category:本の紹介, 05:58
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