- TOEIC リーディングはスピードが勝負
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2018.06.15 Friday
こんにちは。
英語力強化のレッスンに、TOEIC のテキストは有効だと思っています。
単に、TOEIC の点数を上げるだけではなく、うまく活用すると英語力がつくと思っています。
TOEIC が効果的なのは、時間のプレッシャーをかけている点です。
リーディングは75分間に100問の質問に答える必要があります。
Part 5 の文法・語彙問題が30問。
Part 6 は、4つの文章があり、その文章の中の文法・語彙問題が16問。
Part 7 の長文読解は23の文章があり、54問です。
とても問題数が多く、読むべき英文が多いので、75分間でこのすべてを解答するのは、とても困難です。
10問や20問、解答できずに時間切れというのが多いと思います。
ただ、やみくもにマークシートをチェックする、というのではトレーニングにならないので、自分の出来る範囲で解答して、それで少し残ってもいいかなあとは思います。
でも、出来れば、リーディングと解答スピードを上げて、全てを答えたいですよね。その中で、解答率をあげたい。
そうすると、目安をお話しますね。
Part 6 の4つの文章、Part 7 の23の文章の合計27文章をそれぞれ1分で読みます。すると27分。
そして、100問はそれぞれ30秒で解答します。すると50分。
合計で77分の計算となります。
このペースを目安にすると、75分間で解答することができる計算です。
それで、分かることは、1分間150ワードくらいで、ざっと読むリーディングスピードが必要となります。
ゆっくりと、読む時間はないんです。
私のお勧めは、頭の中で音声化して読むことです。すると、一定の音読スピードが確保でき、情報が頭に残りやすくなります。
頭の中で音声化して読むと、1分間200ワードくらいが限度なので、音声化しない方が良いという指導者の方も多い。
音声化しないで、ざっと読むと1分間で500ワードくらいでも読めるからです。
でも、このスピードを確保することは、ほとんどの英語学習者には現実的ではないと思います。アメリカの大学院で修士号や博士号を取る必要がある人、英語を母国語なみに習得した人のターゲットスピードだと思います。
英語を習得過程にある人は、1分間150ワードで素早く読めるようにするのが、先決だと思います。
頭の中で音声化して読み続けると、日本語や感想を入れたり、返り読みをするのを防ぐことができます。
ぜひ、リーディングをする時は、TOEIC だけでなく、いつも頭の中で音声化して読むことをお勧めします。
結論です。
TOEIC のリーディングはスピードが大切です。
スピードのプレッシャーを受けながら、トレーニングすると、英語力がつきますよ。