- 週刊文春で読みたい本が見つかる幸せ
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2018.06.23 Saturday
こんにちは。
私は毎週、週刊文春を読んでいます。
仕事で緊張した後など、その後に週刊誌を読むのは、ほっとする時間です。
いろいろと週刊誌を喫茶店で読みますが、必ず読むのは週刊文春。
参考になる記事や楽しい連載コラムが載っていることもあれば、そうでないこともあります。
毎回楽しみにしているのは「文春図書館」。
ここで教えてもらった名著がたくさんあります。
6月21日号では『出会い系サイトで70人と実際あってその人に合いそうな本を勧めまくった一年間のこと』(花田菜々子著)が紹介されていました。ぜひ、読みたい。
『Harumu』(栗原はるみ著)は、人気の料理研究家である栗原はるみさんのレシピ集。左ページが日本語、右ページが英語で表記されているそうです。ぜひ、読みたい。
連載記事の中で、『ダブル・ファンタジー』(村山由佳著)が紹介されていました。おもしろそう。
『佐藤栄作 最長不倒政権への道』(服部龍二著)もそうです。
この2冊はさっそく、図書館で予約しました。
週刊誌を読むと、興味のアンテナがビリビリと震えるコメントや記事に出合えます。すると、そのことを深める情報の宝庫への扉が開く感じがします。
世の中にはたくさんの読むべき本があるのだと思います。
その本に出合えるきっかけになってくれるので、週刊文春をはじめ、週刊誌は大切。もちろん、新聞やテレビもです。
その記事、番組だけで終わると、情報が深まらないので、本を読んで確認する。
インターネットのサイトが便利なので、そちらも見ます。でも、それに頼りきりだと、危ないんだろうなあと思います。
こういう時代だからこそ、本を読み続けたい。
ちなみに私が楽しみにしているコラムは3つ。
伊集院静さんの「悩むが花」。
町山智浩さんの「言霊USA」。
池上彰さんの「そこからですか?」。
6月21日号の池上さんのコラムのタイトルは「92歳の首相再登板」でした。マレーシアのマハティール首相が返り咲いたのです。
少し前にこのことを知ってびっくりしたのですが、池上さんの分析を読むと、その意味合いがはっきりと分かります。毎回、ファクトをベースにした丁寧な分析から、多くのことを学びます。こういう人をジャーナリストを呼ぶんでしょうね。
それと、もう1つ興味深い記事がありました。
この10月から日本テレビ「NEWS ZERO」のキャスターを降板する村尾信尚氏のコメントの中に、「啐啄同機」(そつたくどうき)ということばが使われていました。
辞書によると、「啐」はひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声、「啄」は母鳥が殻をつつき割る音」のこと。
禅宗で、導く師と修行者の呼吸がぴったりと合うことを意味するそうです。
心に残る言葉です。
「さいたくどうき」と読むこともあります。佐藤栄作首相は辞任の際にこのことばを発したそうです。