- 「ヘリコプター・ペアレント」という言葉があります
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2017.08.09 Wednesday
こんにちは。
日本語を使う人と英語を使う人の通訳をしている時、「どうやったら、お互いよく分かるだろう」と考えます。
例えば、「細雪」(ささめゆき 谷崎潤一郎著)についての話題が出た時、英語では「The Makioka Sisters」というのだと知っていると、話がうまくつながります。
「沈黙」(遠藤周作著)は「Silence」なので、すぐ分かるのですが、そうではないことが多いんです。
タイトルはとても重要なので、必ずしも原題を翻訳したものとは限りません。
異文化の国で成功するために、出版社や配給元は良いタイトルをつけようとそれは努力しています。
ぐっと違うタイトルで成功した例をあげると「Sushi and Beyond」がそうです。
日本語版のタイトルは「英国一家、日本を食べる」でした。この題で興味を引き、日本で大ヒットしました。
「Sushi and Beyond」はミニマムな表現を好むイギリス人的で素敵で、日本文化外の人にはとてもアピールする良い題です。
「日本では寿司もあるが、それだけじゃないんだ」という深い意味が感じられます。
映画や本の話題になった時、日本と英語圏ではタイトルが異なっている時に、うまく訳出できないことがあるので、出来るだけ主な作品の日本語と英語のタイトルを知っていたいと思います。
意味が違うので、気をつけないといけないのは本や映画のタイトルだけではありません。
例えば、「ヘリコプター・ペアレント」です。
なんだと思いますか?
日本語では「モンスター・ペアレント」です。
興味深いでしょ。
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