先日、鹿児島市の「黎明館」(れいめいかん)を初めて訪れました。
「黎明館」の正式名称は「鹿児島県歴史・美術センター黎明館」です。
鹿児島県の歴史、文化、美術を展示した常設展があります。
場所は鹿児島市内中心地である城山町にあります。島津氏の居城であった鶴丸城跡に1983年に開館しました。
すぐ近くに「照国神社」(てるくにじんじゃ)や「西郷隆盛像」があります。
上の写真は鶴丸城址に建つ「鶴丸城御楼門」です。
1601年に薩摩藩の城「鶴丸城」が建てられた時に、この御楼門も建てられたのですが、1873年の火災で焼失していました。
それが2020年に復元されたのでした。
薩摩藩の城は他の藩の城と大きく異なっています。天守閣がありません。それで、この御楼門が権威の象徴となっていたようでした。
ここから、鶴丸城址に入ると「黎明館」があります。
この黎明館はともかく展示物が多い。1階から3階まで、展示物を見て回ると3時間はかかるのではないでしょうか。
かなりマニアックな情報がいっぱい。観光客向けではないように思います。研究者や歴史マニア向けの感じ。
一般の観光客には「維新ふるさと館」や「仙厳園」の隣にある「尚古集成館」(今年秋まで改修中)が適していると思います。
でも、もっと深く鹿児島県を知りたい人には「黎明館」はお勧めです。
ところで、新幹線で鹿児島中央駅についたら、駅のうどんを食べます。
「鹿児島名物 豚軟骨うどん」が美味しいんです。
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3月も中旬となると、ソメイヨシノがそろそろ咲くのではないか、と気になりますね。
先日、鹿児島市の仙厳園を訪れました。
すると、園内のヤマザクラが満開となっていました。
ソメイヨシノもきれいですが、私はヤマザクラが好きなんです。
今年も会えて、嬉しいです。
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3月の初めに、広島の平和記念公園内にある「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」を訪れました。
慰霊碑の近くにある施設です。
ここでは、企画展として、年間を通して、映像作品が上映されます。
2024年3月1日から2025年2月28日までの1年間、「暁部隊 劫火へ向カエリ 特攻少年兵たちのヒロシマ」(24分間)が上映されます。
平和公園に行く場合は、ぜひこの映像作品を視聴することをお勧めします。
暁部隊(あかつきぶたい)というのは、陸軍船舶司令部の通称です。暁部隊の司令部は、爆心地から約4.8キロ離れた宇品にあったため、広島の中で唯一軍隊としての機能を保ったと言われています。その司令官の佐伯文郎(さえき・ぶんろう)は、被爆の直後、広島市内での救援活動を部隊に命じました。
その中には当時、江田島で訓練を受けていた少年兵が多くいました。被爆者の方の話を聞くと、少年兵の活躍をよく口にされていました。江田島にあった海軍兵学校の生徒ではなく、暁部隊の船舶練習部に属する少年兵です。彼らは当時開発された特攻艇、通称マルレの訓練を受けていました。
この企画展の開催中には、追悼平和祈念館の1階に、全長約5.6メートルの小型ボートが展示されています。
追悼平和祈念館のこの企画展の映像は、自宅でも見ることができます。過去の映像作品もです。
企画展 | 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 (hiro-tsuitokinenkan.go.jp)
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嬉しいニュースを知りました。
3月10日にロサンジェルスで発表された今年のアカデミー賞で、日本から2作品が受賞となりました。
1つは「長編アニメーション賞」を受賞した、スタジオジブリの宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」です。
この作品の後にも、宮崎監督はアニメ映画を作り続けるのかもしれませんが、完成まで8年かかったというこの「君たちはどう生きるか」は宮崎監督の集大成と言えると思います。
この作品は吉野源三郎の小説『君たちはどう生きるか』からインスピレーションを得たようです。それで、メッセージは小説もアニメも同じ、「卑怯であってはいけない」であると思っています。
そして、このアニメ作品は宮崎駿さんと高畑勲さんとの複雑な関係。そして、宮崎駿さんとその盟友である鈴木敏夫さんの関係を描いた作品だと思っています。
宮崎さんはオリジナリティあるまさに天才。でも、その成功には上記の2人の存在が欠かせないことは宮崎さんがいろいろな所で発言しています。そして、それを映画にしたのが、この作品だと思います。
高畑さんに触発され、宮崎さんの才能が大きく開花。
そして、プロデューサーとして様々な刺激的な示唆を行った鈴木さんによって、その作品がさらに魅力的になったのだと思います。
もう一つの作品は山崎貴監督作品「ゴジラ−1.0」です。「ゴジラ・マイナス・ワン」と呼ぶようです。
英語では「Godzilla Minus One」。
(ちなみに「君たちはどう生きるか」の英語名は「The Boy and The Heron」です。「少年とサギ」という意味です)
「ゴジラー1.0」は「視覚効果賞」を受賞しました。この分野はアメリカが最先端をずっと走っていると思われていたので、映像制作者が驚いた、と聞きました。
それともう1つ、この作品はアメリカで制作される同様な作品の10分の1の費用で制作されたというのが、大きな驚きとなっていると、山崎監督が発言しているのを見ました。
役所広司さんが主演、ヴィム・ヴェンダース監督作品の「パーフェクト・デイズ」は「国際長編映画賞」にノミネートされていましたが、こちらは受賞とはなりませんでした。残念。でも、こちらも海外の方にお話しするととても興味を持ってもらえます。
それと、日本映画ではありませんが、今回のアカデミー賞の主役は「オッペンハイマー」でした。作品賞をはじめ7冠です。
日本では3月下旬に公開されます。ぜひ、映画館に見に行きたいと思っています。
吉野源三郎の小説もぜひ。
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時々、このブログで、紹介している「ニュースで学ぶ現代英語」のサイトが4月1日から変更されることが分かりました。
この NHK が管理しているサイトには、無料で優れた英語リスニング教材が週に4回、アップされています。
NHK の Eテレの番組と連動しているため、その番組が変わると、サイトも同じように変更されていました。私がこのサイトのことを知ったのは10年以上前です。
NHKが国際放送で流した国際ニュースを1分程度の英語の動画として提供してくれています。1週間くらいたつと、プロのアナウンサーの音声はなくなるのですが、読みかえの音声が聞けます。英語と日本語のスクリプトが掲載されているので、教材として使い勝手が良いんです。このサイトを使って英語を自宅でトレーニングしている人のことをよく聞きます。私が主宰している英語力強化プログラムの受講生の方にも使用をお勧めしています。
それが、4月1日から変更となるので、どうなるのかしらと思っています。「変更」であって、「廃止」ではないようなので、今後も良いツールであり続けることを期待しています。
ちなみに今のサイトは3月31日まで利用できるので、興味がある人は「ニュースで学ぶ現代英語」のサイトをチェックしてみてください。
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3月7日の中国新聞を読んでいたら、注目する記事に遭遇しました。
「2024年のプリツカー賞は山本理顕(やまもと・りけん)が受賞」という記事です。
「プリツカー賞」というのは、年に一人、ハイアット財団によって授与される建築家のための賞です。1979年に始まり、「建築家のノーベル賞」として知られています。
1979年から2024年までに約50人の建築家が受賞しています。(年に2人受賞の年があります)
この中で、日本人が最多。山本さんが9人目の受賞者です。
丹下健三(1987)、槇文彦(1993)、安藤忠雄(1995)、妹尾和世・西沢立衛(2010)、伊東豊雄(2013)、坂茂(2014)、磯崎新(2019)、山本理顕(2024)
さて、今年の受賞者の山本理顕というと、広島市西消防署を2000年に設計した人として広島市民に知られています。
平和大通り沿いに建っています。平和記念公園のすぐ近くにある目立つ建物です。
私は建造物は美術の代表作品だと思っています。
どの街を旅する時も、建造物を訪れることを楽しみにしています。
私が通訳ガイドとしてお会いする英語圏の皆さんの中にも建造物が大好きな人が多いです。
プリツカー賞受賞者以外で、著名な建築家というと、村野藤吾(世界平和記念大聖堂)、谷口吉生(広島中工場)、隈研吾が挙げられます。
平和記念公園と広島平和記念資料館は丹下健三の初期の傑作として知られています。
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3月に入り、私が主宰している英語力強化講座も年度末を迎えています。グループレッスンは月に2回行っているので、後、2回程度で2023年度が終了します。2024年度は4月から始まります。
さて、昨日のレッスンでは、数字の聞き取りをトレーニングしました。
例えば、9000万、1億2300万、81億、108万などの日本語の数字をさっと英語にする。
また、1.4 billion, 550 million, 600 thousand などの英語の数字をさっと日本語にする。
特に重要なのは、英語の数字をさっと聞き取るとか、メモすることです。
というのは、リスニングをしている時に、数字が出てくると、苦手意識がある人は、そこでリスニングを続ける集中力がなくなってしまうからです。
数字の苦手意識は、リスニングに大きく影響するんです。
それで、対策です。
まず、1billion は10億。 1億は100 million という2つの数字はぜひ覚えてください。
また、基本的な数字の聞き取り方法はこのブログの「カテゴリー欄」の「英語スキル10のポイント(10)」の「?数の数え方」というところに書いていますので、参考にしてください。
それと、10億、1億、1000万、100万、10万、1万、千・・・・という数字の英語がすらすらと言えるようにするのも効果的です。
1 billion, 100 million, 10 million, 1 million, 100 thousand, 10 thousand, 1 thousand です。
これがわりと素早く言えないんです。繰り返し言うと、言えるようになりますよ。
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3月に入っても、まだ寒いですね。
さて、3月というと確定申告です。毎年、確定申告の準備をするのにストレスいっぱいとなりますが、今年はわりとスムーズに終了して、ほっとしました。
それと、私が所属している会の定時総会が3月上旬に開催されます。これも無事に終了するまで、ドキドキします。こちらもストレスフル。
こんな時には、上質のお菓子を食べ、上質な小説を読むと癒されます。
という訳で、『襷がけの二人』(嶋津輝 文芸春秋)を読みました。「たすきがけのふたり」と読みます。
厳しい生活の中、戦前、戦後を慎ましく、誠実に生きる女性の話です。
まさに上質な和菓子と美味しいお茶をいただいたような気持になりました。
ほっこりしました。
さて、私がどうやって読んでみたい本にたどり着くかをお話ししますね。
例えば、友達と話していて、読んでみたいと思う本のことを知ることがあります。
他には、何かを調べていてサイトを検索している時に、読んでみたい本に巡り合うことがあります。
そして、新聞や雑誌の書評欄で、これはぜひ読みたいと思う本に出会うこともあります。
それで、読んでみたいと思う本の題名を知ったら、図書館で予約するか、その本を購入するかしています。
今回の『襷がけの二人』は週刊文春の書評欄で知りました。
週刊文春の3月7日号には『火山に馳す 浅間大変秘抄』(赤?諒著 KADOKAWA)が紹介されていました。
この本は「かざんにはす あさまたいへんひしょう」と読むようです。名前は「あかがみりょう」。
かなりのこだわりのある作者のようですね。どきどき。
でも、この本はぜひ読みたい。
というのは、私の江戸時代のヒーローである根岸九郎左衛門(根岸肥前守)が主人公なんです。
江戸時代の名奉行です。
江戸の名奉行というと、大岡越前として知られる大岡忠相(おおおか・ただすけ)が有名です。1677-1752。
もう一人は、遠山の金さんとして知られる遠山景元(とおやま・かげもと)です。1793-1855。
その二人に匹敵する名奉行が根岸九郎左衛門。彼も町奉行です。本名は根岸鎮衛(ねぎし・やすもり)。1737-1815。
この人を時代小説の名手である平岩弓枝さんも尊敬していたらしく、根岸九郎左衛門が登場する時代物『はやぶさ新八御用帳』を書いています。
1783年に浅間山が大噴火を起こした際の、奮闘が知られています。この作品はそのことを描いているようです。
すぐに図書館に予約しました。
こちらはおそらくほっこりとする内容ではないのだと思いますが、楽しみです。
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昨日は、広島市は、3月だというのに小雪が舞いました。
さて、数日前に、4人の子供を皆、東大理?に合格させたとして評判の高い「プロママ」佐藤亮子さんの本を図書館で借りて読みました。
『受験は母親が9割 灘高→東大理?に3兄弟が合格!』(朝日新聞出版 2015年)です。この本の出版の後、もう一人のお子さんも合格しています。
読んでみて、ここまで子供の教育を支援する母親がいることに驚きました。それで、結果を出しているのですから、すごいです。
ただ、この本に書かれていることを他の母親がマネをしても結果につながるかどうかは分かりません。それは佐藤亮子さんが類まれな家庭教師であるため、他の人は同じことができないと思うからです。
ただただ、圧倒されて読み終えたのですが、いくつか、なるほど、と思う個所がありました。
その一つが、オススメの参考書です。
私が愛する『山口英文法講義の実況中継』(上・下 山口俊治 語学春秋社)がその1冊として、紹介されていました。
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3月となりました。春本番ですね。
さて、今日は2月下旬の山里の様子をお伝えします。
以前、このブログで、安芸高田市の山の家から持って帰った梅のつぼみが、開花したことを紹介しました。
その梅の木がこちらです。
まだ、三分咲きでした。広島県と言え、県北の山は寒いんです。
この白梅は「南高梅」(なんこううめ)です。
美味しい梅の実が取れることで有名です。
梅は花も良いし、実も良いし、素晴らしいですよね。香りも良いし。
さて、こちらの植物は何だと思いますか?
同じ時期に山の家の畑にありました。
これは白菜の芯なんです。
鳥が葉っぱを食べた後です。おそらくヒヨドリ。私の実家では「ヒヨ」と呼んでいたと思います。
果実や野菜を食べまくるので、困った鳥だと言われていました。
安芸高田市の畑にも、いつもいるようです。
柔らかい白菜が大好き。
こちらはそのすぐ側に植えてある小松菜です。こちらは固く、苦みがあるせいか、鳥が食べていません。
もう少しで山里も春を迎えます。
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2月24日の土曜日の夜、広島YMCA国際ホールで、津浪神楽団(つなみかぐらだん)による「ヤマタノオロチ」が上演されました。
津浪神楽団は広島県の県北の安芸太田町にある神楽団です。
ここは島根県の石見神楽(いわみかぐら)との結びつきが強いようで、私がよく見に行く広島県の安芸高田市や北広島町にある神楽団のリズムとは違っています。それが新鮮でした。
「ヤマタノオロチ」というと、スサノオノミコトが村人を苦しめる八つの頭を持つ大蛇を退治するという、神話に基づいた演目です。神楽で最も知られている演目だと思います。迫力があります。
国際色豊かな観客が拍手喝采していました。上演後の Q&A では、質問がたくさん出ていました。
この神楽の上演会は、An Evening of Kagura という名前です。
広島市を訪れる外国人観光客の方に広島の夜を楽しんでもらおうと、広島県観光連盟が、月に2回、神楽の上演会を開催しているのです。
外国人向けなので、英語の字幕がスクリーンに映し出されますし、Q&A では、通訳がつきます。神楽団の人と一緒に、記念写真も撮ることができます。
この日はかなり多くの方が見に来ていました。
外国人向けと言っても、もちろん、日本人だけでも見ることができます。
興味のある人は、下のリンクをクリックください。
An Evening of Kagura (hiroshima-kagura.jp)
私は神楽が好きなので、2月3日(土)に行われた琴庄神楽団(きんしょうかぐらだん)の「土蜘蛛」(つちぐも)も見に行きました。
「土蜘蛛」も、「ヤマタノオロチ」と同じく、とても迫力ある演目ですので、観客は大喜びでした。
この An Evening of Kagura は、コロナ禍の3年間、開催できていなかったのですが、今年1月からまた、再開されています。
1月の会はあまり知られていなかったのですが、ようやく、また観光客の方にこのイベントの情報が伝わってきたようです。
SNSで多くの情報が発信されているので、An Evening of Kagura で検索すると、すぐ有益な情報につながりますよ。
3月には、3月2日(土)、3月9日(土)の2回あります。
4月以降も続くことは間違いありません。
広島に旅行を考えている人は、ぜひ、広島神楽を体験してください。
びっくりしますよ。
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昨日、自宅からバス停に向かう途中の小学校の花壇を見ていたら、スイセンが愛らしく咲いていました。
わずかなスペースなのですが、ここでは、季節ごとの花が楽しめます。
正月頃にはロウバイ。今はスイセン。もう少しするとチューリップ。秋にはヒガンバナ。
数日前にも同じ道を通ったのに、その時にはまったくスイセンに気がつきませんでした。
急に、一斉に咲いたという感じです。そんなこともないでしょうか。雨が続いていたので、景色を見ることもなく、ただ歩いていたのでしょうか。
このスイセンの近くには、終わりかけているロウバイの木があります。
季節が変わっていくことを、草花が教えてくれます。
ありがたいです。
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2月24日の土曜日、私の所属する団体が、平和記念公園で、ガイド研修会を開催しました。
その会の開かれる前に、打ち合わせを兼ねて、担当者が一緒にランチをしました。場所は平和記念公園に近い「ひろしまゲートパーク」のレストランです。かなりの人が「ひろしまゲートパーク」を訪れていました。
「ひろしまゲートパーク」というのは、2023年3月31日に、「旧広島市民球場」に作られたオープンスペースです。まだ、出来てから1年も経っていません。広島市内中心地に広いオープンスペースがあり、各種イベントが開かれています。行くたびに新しいレストランやショップが増えています。なんか、いい感じになってきました。
さて、2月23日の金曜日、広島市民にとって、とても嬉しいことが起こりました。
2024年の Jリーグの開幕戦で、サンフレッチェ広島が浦和レッズに2対0で快勝したのです。
それがどうした?と思うかもしれませんが、場所がこれまでと違います。
今年の2月1日にオープンしたばかりの、サンフレッチェの新本拠地「エディオンピースウイング広島」での勝利だったんです。
私はサッカーにはあまり興味がないのですが、そんな私でも、新スタジアム初の公式戦で、サンフレッチェは勝てるのか、が気になっていました。
サンフレッチェ、やりました。
この新サカスタ(新サッカースタジアム)は「ひろしまゲートパーク」のすぐ近く。それで、シナジー効果(相乗効果)を感じます。嬉しいです。
ちなみに、2月23日に広島のホテルを予約しようとしたら、どこも一杯だったと、友人が言っていました。サッカー観戦の人がどっと広島に詰めかけたのでしょうか。
という訳で、広島に旅行をしたいと思っている人は、「ひろしまゲートパーク」と「新サカスタ(エディオンピースウイング広島」も要チェックです。
新サカスタの写真を撮っていないので、代りにマツダスタジアムの写真をお見せしますね。2009年に、広島駅近くに、この野球の新スタジアムが誕生して、広島市は活気を得ました。スポーツの力は大きいですね。同じ効果を新サカスタに期待しています。
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今週はずっと雨ですね。明日から晴れるみたいなので、期待しています。
さて、2月は家にいることが多いので、本を読んだり、録画したままで見ていなかった番組を見ています。
その中で、1月18日に、NHKBS で放送された「英雄たちの選択」がとても興味深かったです。
「幕末の冒険者・ジョン万次郎」がこの回のテーマでした。
ジョン万次郎の存在は、とてもワクワクしますよね。
高知市の桂浜に「高知県立坂本龍馬記念館」があります。ここに充実した「ジョン万次郎」の展示室があります。
私はこの空間が大好き。ジョン万次郎ファンは必見です。
さて、「英雄たちの選択」です。
この中で、『漂巽紀略』(ひょうそんきりゃく)が取り上げられていました。
この本は、日本に戻ってきたジョン万次郎に、1852年、土佐藩の絵師である河田小龍(かわだ・しょうりゅう)が聞き取りを行い、それをまとめたものです。
その現代語訳版が講談社学術文庫として出版されています。ページ数も少なく、平易な語り口と、詳細な絵図があり、読みごたえがあります。
「英雄の選択」では、ジョン万次郎の数奇な運命が分かりやすく紹介されていました。
1841年に14歳で太平洋で漂流し、アメリカで教育を受け、10年後の1851年に琉球を経由して、帰国しています。
その帰国資金は、カリフォルニアのゴールドラッシュで、短期間で稼いだというのです。びっくりですよね。
薩摩藩や長崎での幕府の取り調べ後、万次郎はようやく土佐に戻ります。それが1852年。
黒船来航の1年前です。運命の神様に操られているかのようです。
この番組は永久保存としました。
ちなみに、『漂巽紀略』が書かれたことで、坂本龍馬などの若者が大きな刺激を受け、日本全体に大きな影響があったことは間違いありません。文字の力はすごいです。
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春を感じる日が続いていますね。
先日、友人とのランチに、宮島口の桟橋近くにある「宮島鮨まいもん」に行きました。
2021年4月に開店したそうです。「金沢まいもん寿司」と関係があるということで、期待値が高まりました。
それに、友人、知人から「美味しい」と何度も聞き、ぜひ行ってみたいと思いました。
3300円のランチメニューを選択。
とても美味しくて、評判通りの良いお店だと嬉しく思いました。
その後、お茶を飲むことになり、友人が「近くに、台湾パンケーキの店が人気」だと言ったので、そちらにGO。
すると、その場所は宮島口桟橋のすぐ隣のビルの2階でした。
「あのビルなんだ・・・」と私は思いました。
というのは、このビルの2階には、これまで「焼肉」や「寿司」や「出汁専門店」など、いくつかのお店が開店しては、数年で撤退していきました。悲しかったです。
そこに、今回、台湾パンケーキの店「Cafe Rob 広島宮島口店」が2022年9月に開店していたのです。
全国展開しているお店で、中四国地方で初出店だそうです。
そこが大人気となっていると聞いて、とても嬉しかったです。
2時過ぎにはそんなに客がいなかったのですが、人の少ない2月というのに、3時になると、続々と客が来店。
ここのパンケーキはもちろん、美味しかったです。それに加えて、インスタ映えするパンケーキがいくつかあり、カップルが嬉しそうに動画を撮っていました。
宮島口旅客ターミナルのすぐ近くに人気のカフェが出来て、本当に良かったです。
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一昨日、「ニュースで学ぶ現代英語」のサイトを使ってリスニング力を伸ばす方法を紹介しました。
こちらの目標は難易度の高いナチュラルスピードの音声を60%程度聞こえることを目指す方法です。
いわば、トップダウン方式。
今日、紹介するのは、その反対のアプローチ。ボトムアップ方式です。
TOEICのテキストと音声を用意します。
その中の TOEIC Part 2 を使用します。
TOEIC Part 2 には25問あります。一回、5問程度を行うのがいいと思います。
?まず、その日に行う5問(例えば、No.7-No.11)をテキストを見ずに2回聞きます。その際に必ず「サイレントシャドーイング」をしてください。
?3回目に、この中の「質問」をディクテーションします。この時も、「サイレントシャドーイング」をしながら、聞きます。それで、質問の文章をサイレントシャドーイングを終わったら、それを紙に書いていきます。英語で書きます。これがディクテーションです。
慣れない頃は、はじめの1語や2語しか頭に残らないことがあります。それでもOKです。
?これを後2回、繰り返します。合計3回で「質問」を書き取ります。
この作業を行っている時に、音声を止めません。「質問」の後に、3つの「選択肢」が読まれる時間があり、空白の時間が5秒程度あるので、合計20秒くらい、書く時間があります。この間に書き続けます。
この方法だと、一人で行うことができます。
?テキストの解答を見て、赤字で加筆・修正します。
?加筆・修正したものを見ながら、6回目を聞きます。
?最後に、音声だけを聞いて、確認します。
この方法で、100%聞こえるようにトレーニングします。「精聴」です。
このトレーニングをすると、まず、自分が聞き取れない音が分かります。「r」が聞こえないとか、音の連結や欠落が聞こえいとか、弱形(弱く発音する助動詞、代名詞など)が聞こえないとか、自分のリスニングの弱点が分かるようになります。
そして、英語リテンション能力が伸びます。英語を英語のままで頭に記憶する能力を英語リテンションと言います。その能力が向上すると、英語力が必ず伸びます。私は英語力を伸ばすために必須な能力だと思っています。それを伸ばす方法がいくつかありますが、この方法はその有力な一つです。
そして、何度も何度も質問を聞いて、記憶しようとするので、この質問を覚えることにつながります。英語で質問をするのが苦手な人が多いのですが、この方法で質問を覚えるので、とても役に立ちます。
さて、このトレーニングのポイントですが、必ず「サイレントシャドーイング」をしながら聞くことが重要です。そして、サイレントシャドーイングを終わった後に、書き始めます。聞いている途中で書くのでは、このトレーニングの効果が薄いので、この点は注意してください。
「サイレントシャドーイング」とは何か?と思った人は、このブログのカテゴリー欄にある「英語スキル10ポイント」の「シャドーイング」を読んでみてください。参考になると思います。(「シャドーイング」は声を出しますが、「サイレントシャドーイング」は声を出さず、頭の中で音声化します。ここは違うので、注意してください。シャドーイングを練習すると、サイレントシャドーイングもできるようになります)
私はこの方法と、一昨日紹介した方法がリスニング力アップのために、最も効果的だと思っています。
興味のある人はこちらも試してみてくださいね。
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今日は青天。気持ちが良いです。
さて、昨日の2月17日にボランティア通訳ガイド講習会の講師を担当しました。
毎年一度、広島県内の国際交流の団体からご依頼をいただいています。
記録を見てみると、第1回は2013年でした。
3時間のレクチャーです。
通常は下記の5部構成としています。
まず、?アイスブレーキング。?通訳ガイドとして重要なポイント説明。?その年に取り上げた観光場所の紹介。?英語力強化のトレーニング。?質疑応答。
昨日は、英語以外の言語の方も参加してもらいたく、日本語で全て行いました。それで、4番目の英語力強化のトレーニングを行う代わりに、グループディスカッションの時間を長くとりました。
より良い通訳ガイドを目指している方にお話しする機会は、私のやる気を刺激してくれます。
とても得難い経験です。
参加してくださった皆さん、ありがとうございます。
今年のテーマ地区は「竹原市」としました。竹原市というとマッサンで知られる竹鶴政孝さんです。
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先週、個人レッスンでリスニング力アップのトレーニングを行いました。
私がリスニング力アップのためにお勧めしている2つの方法を紹介します。
?「ニュースで学ぶ現代英語」(NHKが開設しているサイト)のリスニングを行う。
このサイトでは、1週間程度、ナチュラルスピードの動画(1分程度)を週に5回アップされます。
この動画のうち、自分の好きな話題を選んで、リスニングします。
テキストを見ずに、3回程度聞くのが良いと思います。
聞く人のリスニングレベルによって違いますが、一般の人の場合、1回目は2割程度、2回目に3割程度、3回目に4割程度分かるかなあという難易度です。実際に、NHKが国際放送として使っている内容なので、難しいんです。
3回聞いた後で、「スクリプトを見る」に進みます。そこに、スクリプトがあり、ゆっくりと読んだ音声があります。和訳もあります。ここで、音声の内容を確認した後で、後、2回程度、先ほどの動画を見ます。
そうすると、6割程度分かるかなあという感じになります。
それで、OKです。
これを続けていると、最終的には1回で6割から8割程度分かる日が来るかもしれません。
100%聞こえる必要はありません。ネイティブでない私たちは100%聞こえるようになるのはとても難しい。それを狙う必要はないと思っています。
興味のある人は試してみてくださいね。
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今日は広島神楽が上演される情報をお伝えします。
日本各地で土地それぞれの神楽が舞われています。
神道の神々に、豊穣の感謝の意を捧げる儀式から始まったと言われる神楽(かぐら)は、その後、様々な地域で独自の展開を遂げていきました。
例えば、江戸時代などでは、農村の祭りのエンターテイメントの役割を担っていたとも言われています。
神々に捧げる儀式であり、同時に、人々の祭りの楽しみでもあった2つの要素があるのが神楽だと思っています。
では、どこで神楽を見ることができるでしょうか?
まず、地域の祭りで神楽が舞われることが多いのです。地域ごとに、いつ、どこで神楽が奉納されるかが決まっていますので、その情報を入手する必要があります。
他に、広島県では「広島県神楽競演大会」が各地で開催されていますので、こちらを見に行く人も多いと思います。
加えて、各地で定期公演も開催されています。
コロナ禍が始まるまでは、広島市内では2つの定期公演が開催されていました。
1つは、毎週水曜日の夜に開催されていた「広島神楽」です。こちらは日本人の方を対象としています。
もう1つは、毎週土曜日の夜に開催されていた「An Evening of Kagura」です。こちらは外国人への公演です。
ところが、コロナ禍の期間中はこれらの定期公演は中止されていました。
ようやく、コロナ禍が収束した後に、まず「広島神楽」が開催されるようになり、今年の1月になり、ようやく「An Evening of Kagura」も月に2回程度開催されることとなりました。
今回紹介するのは、この「An Evening of Kagura」です。
詳細はサイトにアクセスください。
An Evening of Kagura (hiroshima-kagura.jp)
2024年1月から3月の期間は月に2回、合計6回開催されます。
私は2月3日(土)の琴庄神楽団の「土蜘蛛」の回に参加しましたが、それは迫力がありました。
次回は2月24日(土)です。時間は夜7時から8時まで。
上演時間が40分。語りの部分には英語の字幕がスクリーンに映し出されます。また、英語のチラシを最初に受け取るため、内容を事前に理解することができます。
その後、英語で質疑応答の時間が15分程度あります。また、希望者には写真撮影会もあります。
次回の神楽団は広島県安芸太田町にある津浪神楽団(つなみかぐらだん)です。演目は「ヤマタノオロチ」です。
迫力あることは間違いありません。
3月にも3月2日(土)、3月9日(土)の2回あります。
興味のある人はぜひ参加してくださいね。
「An Evening of Kagura」は外国人向けの公演と言っても、日本人だけでも参加できます。
場所は八丁堀にある「広島YMCA国際ホール」です。
2024年2月3日の神楽公演からの写真です。
こちらは2019年4月27日の神楽公演からの写真です。こちらも「土蜘蛛」です。
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このところ、アメリカの大リーグのチームである「ロサンジェルス・ドジャース」の名前をよく聞きますね。
昨年、大谷翔平選手と山本由伸投手が入団したので、大きな話題になりました。
それに加えて、3月20日には韓国でドジャーズとパドレスの今シーズンの開幕戦が開催されます。
日本のメディアが大きく取り上げるのは当然ですね。
さて、私はこの「ドジャース」(dodgers) という球団名がどういう意味なのか、ずっと気になっていました。
はじめに気になったのは、1995年。野茂英雄投手が入団した時です。その後、2007年には、私の大好きな黒田博樹投手が入団しました。これまで、ドジャースには11名の日本人選手が入団しているそうです。
それで、どういう意味かなあ、と思っていましたが、調べずにいました。
それで、ようやく調べてみました。
大リーグの公式サイトに、「なぜ、ドジャースはドジャースと呼ばれるのか?」という記事がありました。
それによると、「もともとこのチームは1883年にニューヨークのブルックリン地区で設立された。そこにはトローリー(線路の上を走る電車の一種)が走っていて、ファンは、そのトローリーを避けて、球場に行く必要があったので、1896年にTrolley Dodgersというニックネームがつき、その後、短くして、Dodgersとなった。1958年にロサンジェルスに拠点を移した後も、その名前を使用している」と書いてありました。(その間、たくさんの名前の変遷があったのですが)
そうだったんだ。ようやく、納得しました。
由来を調べる前に、dodger と聞いて、私の頭に浮かんだのは2つです。
1つは、「dodge ball」です。小学生の時に遊んでいたあれです。相手チームの選手が投げるボールを受け取るか、避ける(dodge)するゲームですね。
もう1つは、「draft dodger」です。こちらは「徴兵逃れ」という意味で、ネガティブです。
それで、どちらもチーム名と関係ないだろうと思っていました。
ようやく長年の謎が解けて、嬉しいです。
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昨日、2024年2月10日(土)は旧暦の1月1日でした。日本ではこの日を「旧正月」と呼んでいます。
それで、中華圏の人は、この日を「春節」(しゅんせつ)と呼んでいます。
中華人民共和国、中華民国、シンガポールなど中華圏の国では休日となるそうです。
私は旧暦のことが大好きなので、旧暦のことを考えるとわくわくします。でも、分からないことが多く、謎が残っています。
分かっていることだけで言うと、
?日本では1973年(明治6年)までは1000年以上にわたって、旧暦を使っていました。
?旧暦というのは太陰太陽暦のこと。月の満ち欠けは29.5日なので、年間で354日となるそうです。月の満ち欠けだけで暦とするのが太陰暦。この方法だと、毎年11日ずつ、季節がずれていってしまいます。それで、3年に1度程度「閏月」(うるうつき)を入れて、季節に合わせた暦が太陰太陽暦です。
?太陰太陽暦では立春を重要視しています。それで、天文学で定められる立春(2月4日が多い)前後を正月を定めました。例えば今年は2月10日。2025年は1月29日。2026年は2月17日です。何も調整しないと、2026年の正月が1月18日になってしまいます。それでは、立春を離れすぎてしまうため、2025年に閏月を加えて、2026年の正月を2月17日にしているのです。味わい深いですね。
日本では、明治時代に欧米との関係が強くなったため、長年利用していた太陰太陽暦をやめて、太陽暦に移行しました。中には明治政府の特別な思惑があったという人もいますが、私には、それが本当かどうか分かりません。
現在、太陽暦を使用している国がほとんどなので、太陽暦は国際関係のことを考えると便利なのですが、ただ、江戸時代の末まで、日本で名が使われていた行事と季節の関係にずれが出てきたため、残念なこともあります。
例えば、お雛様を桃の節句と言いますが、新暦の3月3日には桃は咲きません。お雛様を4月に飾る地方がありますが(私の生まれた地域はその一つです)、桃が開花しています。
七夕は一般に7月7日に祝いますが、東北地方では8月7日を中心とした日に祝っていますよね。
旧暦は本当に興味深いです。
今年2月3日の夕食のおかずのイワシです。節分の日に、広島県ではイワシを食べる習慣があります。
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このところ、立春を過ぎたと言っても寒い日が続いていましたが、ようやく春らしくなってきました。
さて、数日前に、オンラインで音声改善のレッスンを行って、「音声改善には、パーソナルレッスンをオンラインで行うことが、最も効果的だ」と再認識しましたので、そのことをお話しします。
私は人と会って、その場の雰囲気を見ながら、話をしている人の顔を見ながら、会話をするのが好きなので、ずっと対面でのレッスンを行っていました。
2020年3月末まではそうでした。
ところが、2020年4月から数か月、対面でのレッスンを行うことが禁止されました。コロナ禍のためです。
そこで、2020年4月から、オンラインレッスンを開始しました。
コロナ禍がなければ、一生、オンラインレッスンは行わなかったと思います。
でも、これまでの4年間、オンラインレッスンを行ってきて、オンラインレッスンの良い点に2点気がつきました。
まず、第1に、オンラインレッスンは、身軽に会えない人と結びつくことができます。例えば、遠くに住んでいるとか、病気などために外に出ることができない人にもレッスンを行うことができます。これは誰もが感じるオンラインレッスンの利点です。
これは大きいですね。
でも、他にもう1つ、とても重要なことに気がつきました。
それは、音声改善にはオンラインレッスンの方が、対面レッスンよりもはるかに効果的ということです。
複数の受講生を対象にする場合は、対面でもオンラインでもあまり変わらないのですが、「一対一で音声改善をする」際には、絶対にオンラインレッスンの方が良いのです。
その理由は、一対一の音声改善をオンラインで行う際には、お互いの顔をスクリーンに映して、レッスンすることができるからです。
ですから、口の形、舌の位置などをはっきりと示しながら音声改善ができるのです。2人の画面が映るため、比較もしやすい。
対面では、講師の顔を見ながら、自分の舌の位置などを確認するためには、手鏡が必要です。そして、決して同時に見ることができません。それが、オンラインレッスンだとできるのです。
この効果は絶大です。
という訳で、対面レッスンを好ましく思う私ですが、音声改善はオンラインレッスンが良いと確信しています。
これまで、札幌在住の方、大阪在住の方など遠隔地の方にも、音声改善のために、オンラインでパーソナルレッスンを行ってきました。興味のある人は試してみてください。
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2月4日が立春だったとはいえ、その後、寒い日が続いていますね。
広島市内の自宅に、安芸高田市の畑から採ってきた白梅と紅梅を活けています。
持って帰ったのは2月1日でした。
上の写真は、2月1日、玄関に置いた紅梅です。まるで、ぽつぽつがある棒のようです。
上の写真は、2月2日、リビングに置いた白梅です。こちらは暖かいので、少しつぼみが膨らんでいます。
立春を過ぎた2月5日、朝6時ごろ、リビングの白梅が1輪開花しました。
その後、その日のうちに、次々と開花していきました。
こちらの写真が2月6日の状態です。
梅は強い。
花瓶の水に入れただけで、つぼみが開花していきます。
恐るべき生命力。
毎日、玄関とリビングの梅を眺めて、楽しんでいます。
PS 玄関先の梅の花が開花してきました。すると、梅の良い香りが玄関に満ちています。梅は開花時に芳香を放つのですね。
そして、この梅は5月になると梅の実がたわわに実ります。それを梅干しにするとまた美味しいんです。
梅はすごい。
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お笑い芸人であり、作家でもある又吉直樹さんの随筆集『夜を乗り越える』(小学館)を読みました。
又吉さんは2015年に『火花』で芥川賞を受賞しています。
私は「芥川賞受賞作品」と聞いて、ぜひ読んでみたいと思うほど、重要視をしていませんが、1935年に芥川龍之介賞(通称:芥川賞)と直木三十五賞(通称:直木賞)を創設し、その価値を90年にわたり維持している菊池寛は本当にすごい人だと思っています。
さて、『夜を乗り越える』です。この本は、2016年に出版されていました。
この本の中で、又吉さんの「文学との出会い」「創作について」「なぜ本を読むのか」「僕と太宰治」「なぜ近代文学を読むのか」「なぜ現代文学を読むのか」が語られています。
又吉さんは、作家の中で太宰治に最も共感を覚えているとのことです。そして、一番好きな作品は『人間失格』だと何度も発言しています。
この本の中で、私がはっとした個所を紹介します。
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本を読んで共感するというのは、間違くなく読書の中で重要でおもしろい部分です。でもそれが本のおもしろさの半分。残りの半分は新しい感覚の発見だと思います。
(中略)
感覚の確認と発見の両方があり、それがせめぎ合っている本が僕は好きです。
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語り口が柔らかく、又吉さんの思いが心に沁み込んできます。
素晴らしい作品です。
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今日、2月3日は節分です。
「節分」の日は年に4回あります。「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日が、それぞれ「節分」なんです。
「立春」などは天文学で決められています。1年を24に分け、「二十四節気」(にじゅうしせっき)と呼んでいます。
現代の日本では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」が立春の定義だそうです。
「太陽黄経」は「たいようこうけい」と読みます。
この説明では分かりにくいですよね。
二十四節気など旧暦に関心のある人は、国立天文台の「こよみ用語解説」というサイトが分かりやすいです。
さて、それぞれの季節を分ける前日を節分と呼び、中でも立春前の節分を重要視して、今でも行事が残っています。
それが、いわゆる節分の行事です。
すぐに思い浮かぶのは、豆まきですよね。
私も毎年、大豆を買って、豆まきをしています。「鬼は外! 福は内!」。この場合の鬼は冬なんだろうと思っています。
広島県では他に、イワシを焼いて食べるのも定番行事の一つです。現在、あまり行われていませんが、今の時期、スーパーマーケットにはイワシが大量に売られています。
関西地方では、「恵方巻き」(えほうまき)と言って、その年の恵方(縁起の良い方向)に向かって、巻きずしを切らずに1本丸ごと食べるという行事があるそうですね。
これを1980年代からにコンビニが全国展開して、今では日本の節分の行事として定着しています。興味深いですね。
今夜は、豆をまきますよ。
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先月、京都を旅した際に、観光客にとても人気の2つの場所を訪れました。
その中の1つは、伏見稲荷大社です。
こちらは伏見稲荷大社の千本鳥居です。雨の中、朱色の鳥居がとても印象的でした。
実際に歩いても神秘的な美しさを感じますが、特に写真に撮ると魅力が増します。
現在、観光地を訪れる人々は、何を見たかを SNS などにアップすることをとても重要視しているため、写真映えがする場所が世界的に有名になっています。
そして、写真が撮れない。そのため、他の人とその場所の写真を共有できない観光地には、興味を示してもらえないことがよくあります。
昨年、大変美しい庭園美術館を訪れた際、そこでは写真は一切、NGだったため、お客さんがとても落胆したことをよく覚えています。
私にとって旅とは、その場所で何を感じるかなので、写真を撮る、撮らないはあまり重要ではないのですが、そうではない人が大半のようです。
もう1つの場所は嵐山の竹林です。
嵐山にある「臨済宗大本山 天龍寺」の北門を出て、左の小道を歩くと、空に向かってすくっと立っている竹林が見事です。
この空間を歩き、それを写真に撮りたいという人でいっぱいです。シーズンオフの1月で、かなりの人出でしたので、ハイシーズンの時期はいったいどうなるんだろうと、思いました。
ちなみに、嵐山を訪れる人々の多くは、もちろん、竹林だけでなく、「臨済宗大本山 天龍寺」を訪れます。
下の写真は、天龍寺の一室の様子です。この寺ではいくつかの「達磨図」が描かれていて、迫力があります。
天龍寺を訪れる人は、その池泉回遊式の庭園の散策を行います。
そして、最後に北門を出て、先ほどお見せした竹林を歩くことを楽しみにしています。
伏見稲荷大社の千本鳥居と嵐山の竹林は、どちらもなんとも言えない魅力があります。そして、どちらも写真にすると、更に魅力を増します。
日本を訪れる人が、この2か所をぜひ訪れたいと強く希望するのはよく分かります。
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先日、広島市内で日本酒を味わう会が開催され、参加してきました。
まず、西条の酒造会社の仕込み水とエヴィアンの味の違いをききわけることから、会が始まりました。
私は硬度60と100の違いが分かるかどうかは自信がありませんが、仕込み水(硬度60とのことでした)とエヴィアン(硬度350)の違いははっきりと分かりました。良かったです。
その後、4種類の日本酒を味わいました。
Sparkling Sake、純米吟醸、生貯蔵酒、純米大吟醸です。
贅沢な夜となりました。
「西条酒まつり」の際に供された酒です。広島は三大名醸地の一つです。
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数日前、山口県周南市の湯野温泉に出かけました。
湯野温泉の泉質は「含弱放射能アルカリ性硫黄温泉」であり、独特の硫黄の匂いが、「温泉に入っている」と感じさせてくれます。
広島市内から車で1時間ちょっとです。
さて、その途中に、山口県岩国市にある「いろり山賊 玖珂店」で昼食をとりました。
「いろり山賊」というのは、山口県と広島県でとても有名な場所です。
近くに行くと、派手な外観がすぐに目につきます。
こちらの名物は「山賊むすび」と「山賊焼」。
「山賊焼」というのは、鶏もも肉を甘辛いたれで焼いたものです。
広島市内からドライブがてら、この店に行くという人が多いですよ。
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数年前、戦後の日本で作家、評論家として名をはせた「堀田善衛」(ほったよしえ)に関連する記事を書くというジャーナリストの方が広島を訪ねていらっしゃいました。
私は紹介されて、この方の広島取材に同行しました。
それまで、堀田善衛の名前は「宮崎駿監督が好きな作家」としてのみの認識でしたが、そのジャーナリストの方との会話を通じて、堀田善衛に興味を持ちました。
その後、同じ戦後の知識人として著名な加藤周一、鶴見俊輔、丸山眞男にも興味を持つようになりました。
加藤周一の作品で一般の読者にも読みやすいのは『羊の歌』です。自伝的小説と言われています。
この本の中で、加藤周一が1945年10月から12月にかけて、「原子爆弾影響日米合同調査団」の医師として、広島を訪れていたことを知り驚きました。広島市の宇品町に長く滞在しています。
また、他の機会ですが、丸山眞男は1945年3月から9月まで、船舶部隊(通称:暁部隊)の一員として宇品町に滞在していたことを知り、驚きました。
この二人は1945年の広島原爆に直接、影響を受けているのです。そして、二人ともその経験をほとんど語っていないということも共通しています。
それで、図書館の蔵書リストの中に『丸山眞男と加藤周一 知識人の自己形成』(筑摩書房)を見つけた時に、ぜひ読んでみたいと思いました。
著者の山辺春彦さんと鷲巣力さんは、それぞれが丸山眞尾男と加藤周一の研究者です。丸山眞男と加藤周一には共通する点が多いため、二人を比較して論じているこの本はとても興味深い内容ですし、分かりやすかったです。
1914年生まれの丸山眞男と1919年生まれの加藤周一の小学生時代、中学生時代、高校生時代、大学生時代、その後を述べることで、戦前、戦中、戦後の日本の動きが、この二人にどのように影響を与えたのかがよく分かります。
一番読みたかった点である二人の宇品町での体験を、これまで以上に理解できたのも幸いでした。
今度は、二人の著作を読みたいと思いました。
まず加藤周一の『羊の歌』を再読したいと思います。
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昨日はびっくりするくらい寒かったです。宮島も雪でした。
数日前、夕方の6時前に、中電前バス停の近くで仕事を終了しました。
それで、「陽気」(ようき)に中華そばを食べに行くことにしました。
はじめ、「ラーメン」と書いていたのですが、この暖簾にあるように、「陽気」では「中華そば」と呼んでいます。
広島市の南にある「江波」(えば)に本店があるのですが、平和記念公園すぐ近くのこのお店が便利です。
スープは「豚骨、鳥ガラ、野菜スープ」味です。あまりこってりしていなくて、さらっとしています。
麺はかなりの細麺。
やっぱり美味しかったです。
さすが広島の名店です。
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先日、冬の京都を久しぶりに訪れました。
その時に、京都の冬の特別プログラムに「高山寺」があることに気がつき、予約して、拝観しました。
通常は一般に公開されていない「遺香庵」(いこうあん)というお茶室のある敷地内にも入れていただきました。
高山寺というと「鳥獣戯画」(鳥獣人物戯画絵巻)の書かれた寺として知られています。
そして、鎌倉時代の名僧であった「明恵上人」(みょうえしょうにん)が過ごされた寺として有名です。
今回、お寺の方から明恵上人のお話を詳しく聞かせていただき、感銘を受けました。
良い出会いであったと感謝しております。
下の写真は「遺香庵」の敷地です。
この路地庭は七代目小川治兵衛の作だそうです。苔がそれは見事でした。
明恵上人の700回忌に当たる1931年に、京都の有力者により、この茶室は建てられました。
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数日前に、冬の京都に小旅行しました。コロナ禍収束後にはじめての京都です。
今回、ぜひ、高山寺と相国寺を拝観したいと思い、訪れました。今日は相国寺をご紹介します。
臨済宗相国寺派の大本山である「相国寺」(しょうこくじ)は、京都御所の近くに位置しています。
足利義満により創建された京都五山の一つであり、禅宗の名刹です。禅宗の寺院には境内に塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小寺院が設けられています。相国寺の場合、境外にも2つの有名な塔頭があります。それは金閣寺と銀閣寺なんです。
また、このところ大変な人気である伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)縁の寺としても、知られています。
1392年に創建された相国寺ですが、火災により当時の建物は残っていません。現存する歴史的な建物としては、「法堂」(はっとう)が挙げられます。1605年、豊臣秀頼の寄進により再建されました。現在、国の重要文化財に指定されています。
こちらが相国寺の法堂です。禅宗寺院に共通した独特な威厳ある建物です。
こちらは1807年に再建された建物「方丈」の杉板に描かれた像の絵です。作者は江戸時代の絵師である原在中(はらざいちゅう)という人物です。
無名の絵師であった伊藤若冲(1716-1800)は、相国寺の高僧であった大典禅師(だいてんぜんじ)にその才能を認められ、鹿苑寺(金閣寺)大書院の襖絵を書く機会を与えられます。その後、絵師として名をはせていきます。
伊藤若冲の代表作である30枚の掛け軸「動植綵絵」(どうしょくさいえ)はこの方丈に掛けられるために作成されたそうです。その場を見ることができ、感動しました。現在、この絵は宮内庁の三の丸尚蔵館が所蔵しています。
今回、伊藤若冲と丸山応挙の特別展が開催されていたので、寺院内にある「承天閣美術館」ではその複製を展示しています。
また、この動植綵絵と同じ時に相国寺に寄贈された釈迦三尊像(3枚の掛け軸)を美術館で拝見出来ました。こちらもとても感動しました。
今回、相国寺を訪ねて、更に京都の奥深さを感じました。
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2024年1月が始まり、私が主宰している英語力強化講座のグループレッスン、個人レッスン、セミナーが始まりました。
今月、私が行っているレッスンの一つが「数の書き取り」です。
英語をリスニングする際に、数が出てくると、あたふたしてしまうという声をよく聞きます。
それで、「数の聞き取り」と「数の書き取り」を年に数回、必ずレッスンに加えています。
方法はこうです。
まず、英語と日本語の数の単位の違いを理解し、その対応方法を頭で理解します。
その後、数字を聞いて、それを書き取る練習を行います。
更に、その後、数字が頻繁に出てくる英文を聞き、その数字を書き取ります。
この時点で、その数字の意味を理解する必要はありません。まず、聞こえてくる音声に反応することに集中します。
この時、「聞こえてくる音」に「手」で反応するのではうまくいきません。
一度、「聞こえてくる音」を「頭の中で繰り返し」、その音を書き取ると、うまくいく確率がぐんと高まります。
このトレーニングを繰り返し行うと、2つの良い効果が得られます。
1つ目は、英語の数字の聞き取り、書き取りへの苦手意識がなくなります。
2つ目は、数字だけを頭の中で繰り返すことはできないため、どの音が聞こえてきても、頭の中で繰り返す、つまり「サイレントシャドーイング」をすることが定着します。
私は、リスニングをするには、サイレントシャドーイングをしながら聞くことが最も良いと思っています。その定着のために、まず数字を書き取ると効果的なのです。
ちなみに、「数の書き取り」と「サイレントシャドーイング」は私が重要視している10の英語スキルです。
興味のある人はこのブログの「カテゴリー欄」の「英語スキル10のポイント」を読んでみてください。
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先日、友人と話していた時に、ジャパンレールパス(通称JRパス)の価格が改訂されていることを知りました。
知らなかったので、ジャパンレールパスのサイトで調べてみました。
すると、1.7倍に価格が上がっていました。
JRパスというと、日本を観光する外国人旅行者にとても人気です。
JRパスを購入したら、その後は、有効期限内にほとんど全てのJRの乗り物を利用できます。
期間は7日間、14日間、21日間の3種類があり、普通車用とグリーン席用があり、大人用と子供用があります。
よく利用される7日間の普通車用の大人の場合、2023年9月30日までは29,650円でしたが、2023年10月1日から50,000円となっています。
JR6社が共同で提供しているため、このパスがあると、北海道から鹿児島県まで、追加料金が不要で、新幹線を含めた列車の指定席に乗車できます。お得ですよね。
ただ、購入方法や発行方法が複雑であり、「のぞみ」など乗れない新幹線があるなど、使い方には注意が必要です。
高松駅から高知駅に向かう特急列車にも乗れます。
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2024年が始まり、今年の目標を定めている方も多いと思います。中には、「英語力を伸ばすこと」を今年の目標としている方もいると思います。その方に英語力を伸ばすヒントを紹介しますね。
「英語力を伸ばす」と言っても、その内容は人それぞれですよね。英語の映画を字幕なしで分かるようになりたい。英語の本をさくさく読んでいけるようになりたい。海外旅行を楽しみたい。実際に会ったり、オンライン上で英語で友達と交流したい。英語を使った仕事をしたい。などなど。
上記のうちで、「英語を使った仕事をしたい」と考えている人へのアドバイスを言いますね。
まず、英語力の基盤を身につけることが必要です。私はその力を養うには試験に向けたトレーニングが有効だと思っています。
正しいトレーニング(単に得点が伸びるだけのトレーニングを正しいとは思っていません)を行うと、英語力が伸び、そしてその結果が自分で分かり、他に提示することができます。
英語力を判定する試験はいろいろとありますが、最も上記に適しているのは、TOEIC であると思っています。
TOEIC で900点を突破することを目標とすると、トレーニングの方向性が定めやすいと思います。私はTOEIC900点を超えている人は英語力の基盤がある人だと思っています。英語を使って仕事をしたいと考えている人は、ここからがスタートだと思っています。
では、どうすれば英語力の基盤が身につくのか?
このヒントを12月27日のブログで紹介していますので、参考にしてくださいね。
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1月13日(土)14時と16時の2回、私が主宰している英語力強化講座でセミナーを開催しました。
14:00から15:30の回では、リーディングでのリテンション能力を向上させる方法をトレーニングしました。
英文を頭の中で音声化する「サイレント音読」して、「区切り読み」で読むことで、英語でのリテンション能力が向上します。
例えば、TOEIC や英検、大学受験などの長文読解を行う場合、英語の文章が書かれていて、その右か下にいくつかの質問があり、4つの選択肢から正解を選ぶという形式です。
この場合、まず一回、文章を読み、その後、質問と選択肢を見て、もう一度、文章を確認しながら解答するという人が多いと思います。
しかし、この方法では英語のリテンション(記憶する能力)は伸びません。ですから、私は、一度、文章を読んだ後は、解答する際に、本文を読まないことを勧めています。頭に残った情報だけで解答します。
この方法でトレーニングをすると、英語のリテンションが大幅に向上します。そして、素早く、正確に読み取っていく力がつきます。
16:00から17:30の回では、リスニングでのリテンション能力を向上させる方法をトレーニングしました。
方法としては、あまり難しくない英文を音声で聞きます。それを少しだけメモに取り、1文(短い)または4文(長い)を英語で繰り返して言います。リプロダクションという英語スキルです。
通常のリプロダクションは短い文章をメモを取ることなく行うのですが、この日は「少しだけ」メモを取ることで、かなりの長い文章も英語で再現できることができるので、その訓練を行いました。
最初、受講生の方はかなり苦労していたのですが、うまくメモを取ることができるようになると、かなり長い文章も英語で再現できるようになります。
コツとして、下記を行うことを勧めています。
?少しだけメモを取る。Americaなどの単語が出てきた際、「America」とすべて書くのではなく、「Am」くらいのメモとする。 ?頭の中でサイレントシャドーイングをする。 ?イメージを喚起する。
1月13日のセミナーの後には、受講者の方とコロナ禍が収束して初めての食事会を行いました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございます。
次回のセミナーは2月10日(土)14時と16時です。
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1月10日に、年に一度、ニューヨークタイムズが選ぶ「今年行くべき52の都市」が発表されました。
今年、日本の都市は1つのみが選ばれました。
それが、山口市です。3位に登場。
昨年は盛岡市が2位に選ばれたので、大きな話題となりました。
私は盛岡市が好きなので、「ついに盛岡市が見つけられたか」と感慨深く思いました。
さて、今年選ばれた山口市です。
きっと山口市の人は「今年?」と戸惑っていることと思います。
というのは、2026年3月(予定)まで山口市のランドマークである瑠璃光寺の五重塔が改修中だからです。
山口市の人は足場などのない、覆われていない、完璧な姿で瑠璃光寺の五重塔を見てもらいたかったでしょうね。
今、瑠璃光寺の五重塔はどんな状態なのか気になります。
サイトを見ると、姫路城のような感じで覆われています。
でも、やはり良いニュースです。
それと、山口市を訪れる人に耳寄りな情報です。
お土産は「ういろう」がいいですよ。
こちらは2013年に撮った瑠璃光寺五重塔です。
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一昨日、愛媛県宇和島市の「遊子水荷浦」(ゆすみずがうら)段畑(だんばた)が NHK の「ブラタモリ」で取り上げられたことを紹介しました。
その後、この段々畑が1月7日の中国新聞でも取り上げられていることに気がつきました。
「ブラタモリ」で歴史的背景について多くを知りましたが、この記事では現在の状況について多くを学びました。
千枚田や段々畑は観光客が眺めるには美しいのですが、それを維持管理するのは並大抵ではありません。
その伝統的な貴重な景観を残すための一つの国の取り組みとして、2004年に文化財保護法が改正され、2005年から「重要文化的景観」を国が選定しているそうです。それで、2022年現在、72の地域が「国の重要文化的景観」に選定されています。
宇和島の「遊子水荷浦」は2007年に選定されています。
さて、この72の地域の一覧を見たところ、県によって選定されている地域数にかなりの違いがあることに気がつきました。
72の地域は29の都道府県にあります。つまり、18の県はまだ一つも地域が選定されていません。各県からの申し込みが必要なので、この制度の活用に熱心な県と、今のところ準備が遅れている県に分かれているのだと思います。
一番熱心な熊本県は10の地域が選定されています。その他、5つ以上の地域が選定されている県は滋賀県、高知県、長崎県、大分県があります。
ちなみに広島県はゼロです。
中国地方では山口県岩国市の錦帯橋一帯、島根県奥出雲町のたたら製鉄由来の棚田、鳥取県智頭町の林業の景観の3か所が選定されています。
興味深いです。
錦帯橋一帯は2021年に選定されました。
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先日、録画しておいたテレビ番組をいくつか見ました。
その中の一つが、「ブラタモリ 四国・宇和島」です。昨年12月9日に NHK で放送されました。
私は全国の各地を訪れるのが好きなのですが、中でも宇和島が大好き。これまで10回くらい言っていると思います。
それで、この番組を見ることを楽しみにしていました。
いくつかのエピソードはこれまでに知っていたことですが、教えてくれる情報の深さが違ってました。さすがブラタモリ。
宇和海のリアス式海岸は大きな河川がないために成立した。そして、なぜ宇和海がとても深く、養殖に適しているかも初めて理解できました。
それに、初代藩主である伊達秀宗と吉田藩設立の経緯も驚きました。秀宗にはいろいろと逸話がありますが、この話は初めて聞きました。
そして、2代藩主が段畑(だんばた)の開発を課税なしとすることで奨励したという話にも驚きました。
遊子水荷浦(ゆすみずかうら)を言う名前の地区です。それは見事な段々畑。
私はこれまでバスでしか行ったことがなかったので、全容を見ることができませんでした。今回、ブラタモリでは船で接近。するとそれは素晴らしい風景が映し出されました。今度はぜひ船で行きたいと思いました。
さて、現在、ここではジャガイモが作られています。でも、江戸時代です。ジャガイモはこの地域にはまだ伝わっていなかったはず。きっと、サツマイモに違いない、と思ったら、やはりサツマイモでした。
サツマイモに特にこだわりがあるので、嬉しかったです。
2015年5月「遊子水荷浦」です。ジャガイモを作っていました。
宇和島は2018年7月の「西日本豪雨」で甚大な被害を受けました。まだまだ爪痕が残っています。
2024年1月1日には能登半島地震により、石川県を中心に甚大な被害が報道されています。
災害の頻発する日本に住んでいることを、正月から強く意識しています。
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この年末年始は、スタジオジブリの宮崎駿、高畑勲、鈴木敏夫の3人の著作をを続けて読んでいます。
その中の1冊が『多田駿伝 「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館 2017年出版)です。
著者は岩井秀一郎(いわい・しゅういちろう)さん。1986年生まれなので、現在38才。
若い。この本を出版した時は31才です。
さて、なぜ、スタジオジブリから陸軍大将の本を読みたくなったか、です。
そう。「駿」(はやお)つながりです。
『宮崎駿の原点 母と子の物語』(大泉実成著)によると、宮崎駿の「駿」は、多田駿を尊敬していた宮崎駿の父親が名づけたそうです。
驚きました。
というのは、多田駿は日中戦争時のキーパーソンであるとはいえ、宮崎駿が生まれた1941年1月には、特に華々しい活躍をしていなかったからです。
1941年7月に陸軍大将に昇進していますが、現役での活動の場を奪われ、1941年9月には「予備役」にされ、実質的な引退に追い込まれています。東條英機との闘争に敗れたと言われています。
その多田駿の名前を息子につけたと聞いて、驚いたのです。
それで、『多田駿伝』を再読したいと思いました。
この本を最初に読んだのは、2020年です。それで、多田駿に注目するようになりました。
もしも、1938年1月15日に、多田駿の提言を日本国が受け入れていたら、長期にわたる日中戦争も早期に集結していたかもしれません。
もしも、1939年8月、多田駿が陸軍大臣に就任していたら、その後の日本の命運は変わっていたかもしれません。
大変興味深い人物です。しかし、1941年1月に、多田駿の行動が、大半の日本国民に理解されていたとは思えません。宮崎駿のお父さんはすごい人物ですね。
「駿」の名前を背負って、宮崎駿は生きてきたんだなあ、としみじみしました。
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能登半島地震関連のニュースを見ていると、日ごろ違和感を持っている名称がいまだに使われていて、とても残念に思っています。
その名称は「エコノミークラス症候群」です。
被災者の方が避難生活をしている時に、水分を取れない状況で、車などの狭い場所に長時間座っているとこの病気を発症することがあるそうです。死に至る病です。それなのに、この名称がニュースで使われていることに私は納得できません。
メディアや医療専門家の皆さん。ぜひ、名称の変更を働きかけてください。
なぜ納得できないかというと、
? この病気は飛行機のエコノミークラスを利用している人のみが発症する病気ではありません。
「エコノミークラス」ということばに偏見を感じます。深刻さが伝わりません。
? どんな症状の病気なのか分かりません。
医療関係者はこの病気の正式名称である「深部静脈血栓症」またはその英語 (Deep Vein Thrombosis) の略語である「DVT」と呼んでいるようです。どちらも記憶しにくいので、「エコノミークラス症候群」が使われているのでしょう。
しかし、早急に「エコノミークラス症候群」に変わる名称を考え、それをメディアや医療関係者が使用するように変更すべきです。
例えば、「痴ほう症」を「認知症」に変更した事例にならってほしいと強く願います。
いまだに被害の全容さえ分かっていない、被災者の方に救援物資が届いていない深刻な状況の中で、病気の名称変更について述べることは適当でないのかもしれません。
しかし、この名称の使用により、この病がどれだけ深刻であるかを理解せず、亡くなる方が出るのではと心配しています。それで、やはり、今、お伝えしたいと思いました。
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毎年、年末年始にはたくさん本を読みます。読書三昧の日々を楽しんでいます。
でも、今年は、1月1日に能登地震が発生して、心がざわざわしています。
それで、気持ちを落ち着けるために、本を読んでいます。
毎年、何かの拍子に、いくつかのテーマにスイッチが入ります。
昨年秋以降、『君たちはどう生きるか』にスイッチが入りました。
まず、思想家である鶴見俊輔の『日本人は何を捨ててきたのか』(筑摩書房)に巡り合い、ここで吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』を知りました。1937年7月に子ども向けに出版されています。よく戦時下の日本でこの内容が出版されたと驚きました。(この時、山本有三の名前で出版されています)
その後、1937年以降も、岩波書店やポプラ社から出版されていて、ずっと読み継がれていることを知りませんでした。2017年には、マンガ版がマガジンハウスから出版され、それがベストセラーとなっていたことも知りませんでした。
この時点では、上記のことを知っていなかったので、2023年の夏に公開されたスタジオジブリの映画の題名が「君たちはどう生きるか」であり、この本の内容に敬意を払って作成されていることに気がついていませんでした。
昨年の一番の収穫は上記の関係を知ったことです。良かったです。
という経緯で、今年の年末は宮崎駿関連の本をたくさん読んでいます。
とても興味深い人物ですね。
吉野源三郎の1冊の本を知ったことで、多くの人物につながりました。
ありがたいことです。
マンガも良いですが、やはり岩波書店の『君たちはどう生きるか』が特に素晴らしいです。最後に丸山真男の文章がありますが、それもすごいです。
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昨日(1月1日)の夕方、日本とタイのサッカーの試合が終了し、森保監督がコメントを始めた後、すぐに NHK の画面が切り替わりました。
山内アナウンサーが石川県で震度7の大地震が発生し、大津波の可能性があることを繰り返し述べ、その地域にいる人々に対して、すぐに避難するように呼びかけました。
昨日の地震はその後も10分おきくらいに震度5の地震が続き、心臓がドキドキしました。
その後から、1月2日の夕方現在、NHK はずっと能登半島地震関連のニュースを流し続けています。
2024年は大きな天災で始まりました。
能登半島地震に被災された方にお見舞い申し上げます。
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昨年は、3年ぶりに外国人旅行者が日本に戻ってきました。
想像をはるかに超える外国人旅行者数であり、就業数の急激な増加に戸惑いがありましたが、やはりとてもやりがいのある1年でした。
今年も、昨年と同じで、多くの外国の方が日本を訪れると思われます。
その方々の期待に応えられる通訳や通訳ガイドが行えるように、日々の努力を続けたいと思っています。
そして、同時に、英語を使って仕事をしたいと考えている人々の英語力やガイディング力を伸ばすお手伝いを続けたいと思っています。
今年も多くの出会いがあることを願っています。
晩秋の山の家から眺める風景です。
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今年の年末年始はあまり寒くないようですね。
今年は激動の1年となりました。
2020年3月から2023年2月まで、まる3年間、ほとんど外国人観光客が日本を訪れることがありませんでした。
それが、2023年3月から一気に多くの外国人観光客が日本を訪れました。想像をはるかに超えた外国人客数でした。
広島は人気の観光地であり、平和記念公園、宮島に多くの外国人観光客をお迎えすることになりました。
私は広島だけでなく、日本各地でガイディングを行うことを楽しみにしています。
昨年はクルーズ船に乗船してガイディングを担当する機会を含めて、多くの都市を訪れました。
函館、横浜、静岡、長崎、鹿児島、唐津、高松、高知、松江などで機会を得て、充実した1年となりました。
2024年も多くの外国人観光客が日本を、広島を訪れると思われます。
私は英語力強化講座を主催しており、高い英語力があり、ガイディング力のある人材を育成するトレーニングをクラス(6人定員)または個人レッスンを行っています。
ぜひ、高い英語力、または高いガイディング力を身につけたいと思っている人に、来年も出会いたいと願っています。
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12月17日(日)に NHK の大河ドラマ「どうする家康」が終了しました。
秀吉が亡くなるまでをまず見ておいて、その後、1週間くらい前に、第40話から第48話(最終話)までを続けてみました。
この番組では違和感のあるエピソードが多かったのですが、ここからは家康と茶々の関係がじっくりと描かれていて、興味深く見ることが出来ました。
特に北川景子さん演じる茶々は迫力がありました。
それで、浮かび上がってきたのが、毛利輝元の情けなさです。
関ケ原の合戦というと、いつも毛利輝元が情けなく描かれるのですが、今回もそうでした。
そこで、毛利輝元がどういう人物だったのかを知りたくなり、毛利家研究の第一人者と思われる光成準治(みつなり・じゅんじ)さんの著作を読んでみました。
『毛利輝元』(ミネルヴァ書房)、『毛利氏の御家騒動』(平凡社)です。
読んでみて、しみじみしました。
毛利輝元が優れた人物であるとは思えないエピソードが続いています。
また、他の人の著作も読んでみたいと思いました。
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今年もあと残り少なくなりました。
私が主宰している英語力強化講座は明日の1レッスンを残して、2023年はほぼ終了しました。
それで、今現在の最新の英語力強化の方法を紹介します。
将来、英語を使って仕事をしたいと思っているが、現在はまだ自分の望む英語力に達していないと感じている方が対象です。
まず、英語力の基盤を作る必要があります。
そのためには、TOEICのテキストを活用することをお勧めします。どの分野であれ、TOEICが求める「ビジネス」と「日常」は英語力の基本として利用できるからです。その後、自分の希望する分野(例えば、教育、国際問題、観光など)の単語やフレーズを学んでいくのが良いと思います。
それで、TOEIC 800点をまず目指してトレーニングします。
使用テキストとその使い方
? TOEICの英単語・・・例えば、Jリサーチ出版の「TOEIC L&R TEST 英単語スピードマスター」など
掲載されている英単語を「スペルを見ながら、その音声を聞くか、発音記号を見て自分でその音を出す。その後、日本語の意味を言う」。100%とは言いませんが、9割は英語の単語を見て、発音できて、日本語の意味が分かるようにしたいところです。
アプリの「mikan」を使うと、英単語のスペルを見ながら、音声が聞こえてきますので、それを自分で繰り返し、4つの選択肢から日本語の意味を選ぶことで、ゲーム感覚で単語を覚えていくことができます。無料と有料の物があります。まず最初には無料の物を使うと良いでしょう。
? TOEICの文法・・・TOEICの200問が掲載されているテキストを1冊購入します。そのPart5と Part6 を行うことで、英語を使うために必要な 英文法が身につきます。大学受験用の文法書は必要ありません。Part5 と Part6 に特化したテキストもあります。それを何度も行うことも有効です。
? 自分の音声の改善・・・ナチュラルスピードの英語音声が聞こえるためには、自分の音声を改善する必要があります。まず、発音記号を見て、同じ音が出せる必要があります。また、ナチュラルスピードの英語を聞こうと思うと、「音の連結」「音の欠落」「弱形の処理」などの理解が必要です。
その後で、英語のテキストを見ながら、音声を聞き、「3語遅れの音読」や「シャドーイング」を行うことが有効です。
?ナチュラルスピードのリスニング・・・1分間150ワード程度のスピードの音声が聞こえる必要があります。TOEIC や英検のリスニングはこのスピードです。まず、このスピードに対応できるリスニング力を身につけましょう。
それに有効なのは、聞こえている英語を英語のまま書き取る「ディクテーション」です。テキストとしては、TOEIC Part2 の質問を書き取るのが良いでしょう。3つの選択肢が読まれ、その後、数秒の空白があります。この時間を利用して、質問を書き取ります。この方法だと、音声を止めることなく、一人でトレーニングできます。
もう1つ行ってほしいのは、Part3 とPart4 をテキストを見ることなく、数回聞き、その内容を理解しようと努めることです。その際、「サイレントシャドーイング」を行いながら、イメージを喚起するのが重要です。
?素早く正確なリーディング・・・このトレーニングにはTOEIC Part7の問題が使えます。
本文を、頭の中で音声化する「サイレント音読」しながら、英語の文章を英語の並びのまま、頭にインプットする「区切り読み」で読んでいきます。そして、できるだけ、英語を頭に記憶する(リテインする)ように心がけて、その後、本文を読まずに、解答します。
この方法でリーディングを行うと、素早く、正確にリーディングできるようになります。そして、英語を英語のまま頭に記憶する能力「リテンション」が身につきます。
上記の方法を続けると、英語の基盤が身につきます。そうすると、TOEIC900点突破や、英検1級合格を実現することができます。そして、それらの試験で良い結果を出すだけでなく、総合的な英語力が身についていきます。
私は上記を1年間にわたり、英語力強化講座や個人レッスン(対面又はオンライン)でトレーニングのお手伝いをしています。
英語力を伸ばしたいと思っている人はぜひ、上記のトレーニングを行ってみてください。
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もう少しで2023年も終わりですね。
私が主宰している英語力強化講座は4月に始まり、3月に終わるので、約4分の3が終了したところです。
今年も、サイトラ、シャドーイング、リプロダクションなどの英語スキルをトレーニングしました。
そして、音声改善も最重要のトレーニングポイントです。
さて、音声改善ですが、その最も大切なのは「どこで声を出すか」(調音)です。
「口の中で調音する」と、ナチュラルな英語の音声は出せません。
英語の発音の場合、「喉で調音する」ことが大切です。
そのためには「喉を開いて発音する」必要があります。
では、どうすれば、喉を開いて発音できるか?
具体的な方法は、このブログの12月5日に詳しく書いていますので、参考にしてください。
まずは、喉を開いて発音することを意識してください。
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前回は平和記念公園内のカフェを紹介しました。
今日は宮島桟橋近くでの喫茶スペースを紹介します。
このところ、宮島では新しいレストランやカフェが多く誕生しています。
それで、表参道商店街や町家通り、それに厳島神社周辺にはカフェなどの喫茶スペースはいくつもあるのですが、桟橋近くに喫茶できる場所がなく、困っていました。数年までは、桟橋前にコーヒー店があり、そこでゆっくりしていましたが、今は閉店しているんです。残念。
数日前に、桟橋前にある「ホテル宮島別荘」まで歩いて行きました。ここには夕方からバーが開かれるのですが、お昼にお茶が飲めなかったように記憶していました。
じっと、ホテル玄関前に置かれた看板を見ていると、お昼にコーヒーも飲めると書いてありました。
ホテルの1階にあるスペースです。現在、ここでお昼にコーヒーなどのソフトドリンク、それにピザも注文できることが分かりました。
「いつからお茶も飲めるようになったのですか?」と、お店の人に聞いたところ、「数年前からです」との回答でした。コロナ禍の期間中、ほとんど宮島に行かなかったのですが、その間に変更となっていたのですね。知りませんでした。
新しい情報を入手することもなかなか難しいのですが、それ以上に、以前と変更になっている情報のアップデートが難しい。
これからも、情報のアップデートをこまめに行う必要があると感じました。
これからこの場所でゆっくりできます。
それと、見ての通り、もともとはホテルのバーです。広島の6種の日本酒を飲み比べできます。30ミリを3種で約1000円。
どれも美味しい日本酒ばかり。お勧めの銘柄ばかりです。今度、ぜひ夕方に訪ねてみたいと思いました。
それに、広島のジンやウイスキーも飲めます。広島酒造会社「サクラオB&D」が製造しているジン「サクラオ」とウイスキー「戸河内」(とごうち)が数種置かれています。こちらの飲み比べも楽しみたいです。
余談ですが、サクラオB&Dの正式名称は「サクラオブルワリーアンドディスティラリー」です。呪文のようですね。
もともと「中国醸造」という社名でしたが、ウイスキーとジンを製造するにあたり、社名を変更しました。
気合が入り過ぎて、あれれとなったという感じがします。英語で書くと「Sakurao Brewery and Distillery」です。同社のサイトを見ると、会社の表記が「Sakurao Distillery」となっているので、やはり長すぎたと思っているのかしらね。
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昨日、夜になってぐっと冷え込みましたね。冬本番です。
さて、昨日(12月21日)に、英語ガイド講習会の講師を担当しました。
参加してくださった皆さま。ありがとうございます。
通常、日本語で平和記念公園をガイディングしている方が対象でしたので、日本語ではなく、英語でガイディングをする際に気をつける点を中心にお話ししました。
もちろん、同じ点もありますが、日本語ガイディングと英語ガイディングでは、いくつか大きな違いがあります。
?英語は母国語でない。
?日本についての背景知識が乏しい。
?論理的な展開、シンプルな表現を好む。
?根拠・定義を求める。
?リードされることを好まない。
そして、平和記念公園を巡る際に私が気をつけている点も紹介しました。
最後に、ほんの少しですが、英語力を強化する方法も紹介しました。
貴重な機会をいただいたことを感謝しています。通訳ガイド講習会の講師を担当する際には、もう一度、自分のガイディングを見直すことにつながるため、「日頃、緩んできたねじを巻きなおす」機会となります。
さて、このブログを読んでくださっている方で、英語力を強化したいと考えている方は、ぜひこのブログのカテゴリー欄(categories) を見てください。
そこにある、「一覧英語スキル10のポイント」「英語スキル10のポイント」にクリックして、私が重要と考える、「10の英語スキル」のトレーニング方法を読んでみてください。
参考になると嬉しいです。
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数日前、ずっと行きたいと思っていた映画をようやく見に行きました。
宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」です。
私は少し前に、1937年に山本有三の名前で出版された『君たちはどう生きるか』を読みました。(作者は吉野源三郎ですが、当時は山本有三の名前で出版されたのだそうです)
たまたま、鶴見俊輔の著作を読んでいたら、この本のことを紹介されていたので、興味を持ちました。
読んでみると、平易な文章でありながら、とても刺激的な内容であり、驚きました。
その後、この本が今もずっと読み継がれていること、2017年にマンガ版が出版されてベストセラーになっていたこと、そして、同じ題名で宮崎駿監督のアニメーション映画となっていることを知りました。
このアニメーション映画は題名は同じだけれど、本と内容は全く異なっていると聞いていたので、それも興味深いと思いました。
映画を見て、いろんな示唆を受けました。
この絵は映画のパンフレットの表紙です。
すごいですね。
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今日は雪ですね。寒いです。
さて、昨日、12月16日に英語力強化法のセミナーを開催しました。毎月土曜日の1日、2回のセミナーを開催しています。
まず、14時の回では、TOEICのテキストを使用して、英語力を伸ばす方法をトレーニングしました。
私は総合的な英語力が伸びるかどうかは「英語リテンション能力」にかかっていると思っています。
英語を英語のままで記憶することがとても重要だと思っているわけです。
それを伸ばすためには、「リプロダクション」という英語スキルを身につけてトレーニングすること、または TOEIC などの英文テキストを使って、素早く英語で文章を読み、聞き、解答することが有効だと思っています。
それで、昨日は後者の方法を使ってトレーニングしました。
具体的に言えば、リスニング時、音声が流れている時はテキストの文字を読まない。頭の中でシャドーイング(「サイレント・シャドーイング」)して意味を掴む。
リーディング時には、文章をしっかりと頭の中で音声化して(「サイレント音読」)、「区切り読み」(センス単位で意味を把握する。日本語には変えない)で読む。
16時の回では英検1級レベルの長文を素早く、正確に読む方法をトレーニングしました。
こちらをトレーニングするのも、英語リテンションを伸ばしたいので、下記の方法をとりました。
英文をしっかりと頭の中で音声化して、区切り読みで読む。
そして、本文を読まずに、質問に解答する。
こうすると、しっかりと英語でリテンションすることとなります。
参加してくださった皆さん。ありがとうございます。
1月は13日にまたセミナーを開催します。
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このところ、12月にしては暖かい日が続いていますが、明後日くらいからまた寒波が襲ってくるようです。
さて、今日は冬の花を紹介します。
代表的な冬の花というと「サザンカ」と「ツバキ」ですよね。
でも、その違いがよく分かっていませんでした。
下の写真の花は「サザンカ」だと思いますか? 「ツバキ」だと思いますか?
つぼみなので分かりにくいですよね。
こちらが花の咲いている写真です。
この花は「サザンカ」です。
花びらがパラパラと落ちてきました。そうするとサザンカなんですね。
「ツバキ」の場合、花全体が下にぽとっと落ちます。
ところで、サザンカの後ろにある赤い実をつける樹木は何だと思いますか?
こちらは「ウメモドキ」です。
葉も花も梅によく似ています。実は小粒の梅干しのようですね。
冬の間、鳥が好んでこの実を食べるそうです。
英語名は Winter Berry です。
最後にもう1つ。
さてこちらは何の花だと思いますか?
こちらは「茶」の花なんです。
「茶」はツバキ科だそうです。
昨日、知人の家の庭で「茶」の花を見つけました。ツバキやサザンカによく似た可憐な花です。
それで、私が通訳ガイドになったばかりの頃を思い出しました。
広島市の縮景園にはたくさん、お茶の木があります。
それで、冬にそこを歩いていたら、白いツバキのような花がたくさん咲いていたので、「これはお茶の木と思っていたけれど、違っていたのかしら」と動揺したことがあります。
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1年くらい前、NHK の「あさイチ」を見ていたら、「冷凍シーフードミックス」の使い方を紹介していました。
シーフードミックスというと、イカ、エビ、アサリです。
それまで、何度か買って、ピラフなどに入れていたのですが、変に水っぽくなって、あまり良い印象がありませんでした。
冷凍されている時に、エビやイカに霜がたくさんついているのも、どうかなあと思っていました。
でも、その番組で私は考え違いをしていたことを知らされました。
「冷凍シーフードミックス」には、霜が「意図的に」つけられていたのです。その方が美味しさを守るのだそうです。
そして、最も大切なのポイントを教えてもらいました。使用する際に、流水などで解凍して、水分をぎゅっと絞ることが大切なんです。
それで、その方法を試してみたら、とても美味しい具材になりました。
さて、ではこのシーフードミックスを使った美味しいピザの作り方をお伝えします。
材料:ピザ生地。ピザソース。玉ねぎ。シーフードミックス。ピザ用チーズ。タバスコ
1 グリル(私は魚焼き器を使っています)を温めておく。
2 ピザ生地にピザソースを好きなだけ塗る。
3 玉ねぎは好きな量を薄切りにして、その上に置く。
4 その上にシーフードミックスを好きなだけ置く。
5 その上にピザ用チーズを好きなだけ置く。
6 グリルで5分から10分焼く。
7 食べる前にタバスコを好きなだけ振る。
上記の材料があれば、すぐにできます。一枚500円も材料費はかからないと思います。
ついさっき、ピザを半分量作って食べました。2人の時はもちろん1枚焼きます。
赤ワインといっしょだと特に美味しいです。
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2023年も終わりになろうとしています。
今年も受講生の方から「目標の資格を取得した」「目標の得点を突破した」という声を聞きました。
私は総合的な英語力の獲得を目指して、受講生の皆さんと一緒にトレーニングを行っているので、特定の資格取得、点数の向上だけを目指していません。
とはいっても、やはりベンチマークとなる「TOEIC900点」「英検1級」「全国通訳案内士試験」で目標を達成したという声を聞くととても嬉しいです。
数日前、目標としていた TOEIC 900点を突破して925点を獲得したという方からメールを受け取りました。ご本人の了解を頂きましたので、コメントを紹介しますね。おめでとうございます。
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先生がくださったTOEICのアドバイス、
リスニング
・うまく聞き取れなくても、次の問題に引きずらない。
リーディング
・本文は一度読んで、頭に入れて、設問解答時には本文に戻らない
・正解を見つけたら、残りの解答は読まない
はピッタリでした。
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私は TOEIC の際、下記を行うことを勧めています。
リスニングでは「音声が流れている時に、テキストの文字を読まないで、聞くことに集中する」
リーディングでは「一度、本文を読んだら、解答する際に本文を読まない」
このことを行っても正解できるには、高い英語をリテンションする能力が必要です。(英語を英語のままで頭に記憶する)
それができるようになった人には、上記をお勧めしています。
そうすると、どうしても達成できなかった TOEIC900点以上を得ることができます。
それに、この状態になっている人は、TOEIC の得点が高いだけでなく、総合的な英語力を獲得できています。
英語リテンションが強いと、リーディングとリスニングといったインプットの能力だけでなく、ライティングやスピーキングといったアウトプットの能力も身につくのです。
読めば読むだけ、聞けば聞くだけ、その情報が「英語」で頭に記憶されるため、その一部を「英語」で出すことができるようになる訳です。
私は英語のリテンション能力を伸ばすことが、英語力向上に必須だと思っています。
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来週、ある団体から、瀬戸内海国立公園の観光について質問を受けることとなったため、瀬戸内海国立公園の陸域面積や島の数などを調べています。
それで、同時に日本の島の数はいくつかしら、と思って調べてみました。
すると、これまで日本の島の数は6,852と言われていたのですが、今年の2月28日に、国土地理院が14,125であると発表していることが分かりました。
とても驚く発表だったので、NHKのニュースにもなっていました。
これまでよく使用されていた数である6,852は1987年に海上保安庁が発表した数字でした。
それで、国土地理院が36年ぶりに最新機材を用いて計測したところ、2倍以上あった、ということです。
それぞれ、島の定義は「周囲が0.1キロの陸地」で同じです。それなのに、この違い。
すごいですね。
それでは瀬戸内海の島の数はどうでしょうか?
1986年、海上保安庁は727と発表しており、国土地理院は約3000と発表していたのだそうです。
今年2月28日に日本の島の数を14,125と国土地理院が発表したのだから、その時に瀬戸内海の島の数も発表したのだと思いますが、それは今のところ、どのサイトにも掲載されていません(私調べですが)
私の大好きな小豆島の寒霞渓(かんかけい)です。瀬戸内海国立公園の陸域にあります。
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今日は12月8日。
日本時間、1941年12月8日に真珠湾攻撃が行われました。
今日がこれだけ重要な記念日であるのですが、まったく話題になっていません。
72年経過すると、「出来事」が「歴史」になるのだと思います。
60年後の2001年にも同じことを感じました。
真珠湾攻撃50年の記念日はそうではありませんでした。
1991年12月8日(アメリカ時間は12月7日)、ジョージ・H・W・Bush 米国大統領が、真珠湾で行われた日米開戦50周年記念式典で演説を行いました。(米国には2人のブッシュ大統領がいます。この方は父親の方です)
どんな演説内容となるのだろうと、私は緊張してその演説を聞きました。おそらくライブ中継があったのでしょう。
日本に対して敵対的な発言になることも考えられました。
しかし、ブッシュ大統領の演説は相手を糾弾するといった内容ではなく、心にしみる演説でした。
この時、日米で戦った兵士は70代の方が多かったと思います。まだ、「歴史」になっていません。生々しい記憶を持っている人が多かった時代です。
この演説のことは忘れられません。
私はハワイに行く時は必ず「アリゾナ記念館」を訪れます。真珠湾攻撃に関する記念施設です。真珠湾攻撃の際に沈没した戦艦アリゾナの上に記念館が建てられています。
これからハワイを訪れる方はぜひ、「アリゾナ記念館」を訪れることをお勧めします。
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11月下旬に静岡県のツアーに通訳ガイドとして就業しました。
その際、宿泊した日本旅館の建物があまりに立派だったので、驚きました。
北陸の築100年以上の古民家を静岡県浜松市の近くに移築し、1978年に宿泊施設として活用を始めたのだそうです。
(株)ヤマハリゾートが所有している宿だったので、この建物に興味を持ち、ヤマハ関連の本を読みたいと思いました。
それで巡り合ったのが、この本です。
『社長の椅子が泣いている』(加藤仁著)2006年に講談社から出版されています。
ヤマハの剛腕社長として知られた「川上源一」で本を検索するとこの本にたどり着きました。
でも、読んでみると、私の想像とは全く違う内容でした。
川上源一(1912-2002)さんの素晴らしい業績を記した本なのかと思いましたが、この作者は川上さんについては終始批判的。
1977年から1980年まで約3年間社長を務めた「河島博」の業績を讃えた本でした。
とても興味深い内容でした。
まず、静岡県の2大企業である「ヤマハ株式会社」と「本田技研工業株式会社」の創業時から2000年くらいまでのことがよく分かりました。
なぜこの本で本田技研工業(ホンダ)のことが分かるかというと、ホンダの2台目の社長の「河島喜好」(かわしまきよし)さんは河島博さんの実兄なので、ホンダのことも記されていたからです。
世襲にこだわるのは日本の企業に多いと思います。それで成功している事例はたくさん。
この本によると、ヤマハは世襲でうまくいかなかったようですが。
ホンダはその点、くらくらするくらい明快です。世襲にはNo。創業者の本田宗一郎さんの息子さんはホンダに入社していません。
本田宗一郎(1906−1991)さんはまさに日本人離れした人です。一代で二輪と自動車の会社を世界企業にし、67歳で社長をスパッと退任。
エンジニアだった河島喜好さんを2台目の社長に指名。
河島喜好さんは1973年、45才で本田技研工業の社長に就任。10年後の55才の時に、その座を譲っています。
ホンダはこんな感じですが、1970年代のヤマハはその対極にある感じです。
しみじみしました。
ところで、静岡県はクラフトマンシップの土地柄ですね。
ヤマハ、ホンダ、スズキはいずれも静岡県浜松市が発祥です。
トヨタの豊田佐吉さん(トヨタ自動車の祖である豊田喜一郎さんの父親)も静岡県生まれです。
そうそう。他にも驚いたことがあります。
「ヤマハ」は創業者の名字なんです。山葉寅楠(やまは・とらくす)さん。この方の逸話もこの本にはしっかりと書かれています。
それと、ライバル企業である「河合楽器製作所」との関係も興味深いですよ。
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私はずっと英語の発声法にこだわっています。
「口のなか」で英語の音を調音するとうまくいきません。
日本語を「口のなか」で調音する人が多いのですが、その人は、英語の場合はそれをやめる必要があります。
では、どうするか?
英語の場合「喉の奥」での調音をする必要があるのです。
喉を開いて「喉の奥」で調音するようになると、ナチュラルスピードでナチュラルな英語を話すことができます。
良いことがたくさんあります。
? 喉を傷めることなく、大きな声を出すことができます。
? 低音で深みがあり、響く音声となります。英語圏では好まれる声です。男女を問いません。
? 発音記号で分類された英語の音声を出すことができるようになります。
?「弱形」や「連音」、「音の欠落」などがスムーズにできるようになります。
? 1分間180ワード以上のスピードで話すことができるようになります。
数年前に、TV番組である韓国人の若手科学者が言語の習得について語っていた時に、喉の奥で調音することの重要性を強調していました。
「喉の奥で発音しない限り、英語は話せない。聞けない」と言っていたのが、とても印象的でした。私も同感だからです。
この発言に示唆を受けて、それまで以上に「喉の奥」の調音を意識するようになりました。
さて、こんなに良いことの多い「喉の奥」での調音ですが、どうすれば獲得できるでしょうか?
このことをずっと考えてきて、受講生の方にトレーニングを行っています。
最新の「これだ!」を紹介します。
それは、玉置浩二の「メロディ」を歌うことです。
この曲の出だし「あんなにも」の旋律を歌おうとすると、自然に喉を開いた発音となります。
玉置浩二さんは典型的な「喉を開いた発声法」をしている人なんです。
それで、あの深みのある、響く、低音の魅力的な声を出しています。
玉置さんの作ったいろいろな曲がありますが、その中でも「メロディ」が、「喉を開く」ためには一番良いです。
ぜひ、一度試してみてください。
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12月に入って寒い日が続きます。
今年は秋がなく、一気に夏から冬になったように感じます。
さて、ここ数か月、ぼちぼちと読み続けていた本を読み終えました。
吉野源三郎著『君たちはどういきるか』(岩波文庫)です。
この本を購入したのはもう3か月くらい前です。
この夏に、日本の言論の大家である鶴見俊輔の著作を読みました。
鶴見俊輔・関川夏央著『日本人は何を捨ててきたのか』(筑摩書房)です。
この本の中で『君たちはどういきるか』のこと、作者の吉野源三郎のことが述べられていました。それで、興味を持って読んでみたのですが、想像以上に素晴らしい本でした。
1937年8月に「日本少国民文庫」全16巻の最後に配本された作品です。
第1回配本は山本有三の『心に太陽を持て』です。1935年10月に出版されました。
この「日本少国民文庫」がすごい。
1935年というと、かなり言論への統制が厳しくなった時代です。その時に、子どもに良書を読ませたいと願った山本有三が発案し、それを信頼する吉野源三郎とともに企画し実行に移しました。
当時、吉野源三郎は治安維持法で有罪となっており、表立った活動はできない状態でした。それで、1937年にこの作品が出版された時は山本有三の名前だったそうです。
1937年8月というと、まさに日中戦争がはじまった時期です。その時に、この内容が出版されたことに驚きます。
私はこの作品のことを全く知らなかったのですが、その後も読み継がれていています。
私の購入した岩波文庫版は1982年に1刷が出た後の2023年第96刷でした。
180万部売れていて、岩波文庫歴代第1位だそうです。
この本を購入した後で、たまたま友人の事務所で漫画版を目にしました。
2017年にマガジンハウスから出版されていて、1年間で200万部が売れたそうです。
とても良い内容でした。
このマンガだけでも、吉野源三郎の思いが伝わります。
マンガ版も自宅に永久保存することにしました。
そして、今年の夏に公開された宮崎駿監督作品の題名が「君たちはどう生きるか」でした。
まだ、この映画を見ていないので、内容が分からないのですが、小説の内容とは異なっているようです。
ただ、宮崎駿監督が吉野源三郎のこの作品を愛しているため、多くの人に伝えたいと願ってこの作品名としたことは間違いないと思います。
さて、岩波文庫版に戻ります。
『君たちはどう生きるか』は岩波文庫版以外にも数社から出版されているようですが、ぜひ、読むのはこちらが良いと思います。
というのは、最後に丸山真男の文章が加えられているからです。この文章がすごい。
それと、岩波文庫版は初版と同じ内容だそうです。他の出版社の物は一部、戦後に修正されています。吉野源三郎本人による修正ですが、やはり1937年の物を読みたいと思います。
今年一番の良書に巡り合いました。
おそらくこれまで読んだ本の中でも上位に入る一冊だと思います。
それにしても、吉野源三郎に活動の場を与えた山本有三がすごい。
『路傍の石』を読んでみましたが、独特の矜持を感じる作品でした。
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