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「江戸時代に江戸の人口は100万人を超えた」は本当か?
こんにちは。

通訳ガイドを行って外国の人に説明すると、「それは信じられない!」と言われることがあります。

つい最近も、江戸時代を説明している時、「その時代に一番人口の多い都市はどこだったのか?」と聞かれました。

それで、「江戸。今の東京です。1800年代には100万人を超えたと言われています。当時、100万人弱の人口だったと言われるロンドン、パリよりも大きな都市だったそうです」と伝えました。

すると、ヨーロッパからいらっしゃった方がきっぱりと「あり得ない。信じられない」とおっしゃいました。

それで、「1800年代末頃には日本の人口は3500万人程度だったと言われています。江戸、京都、大阪が当時、三大都市でした」と続けたのですが、納得してもらえませんでした。

こういうこともあるんですね。相手の方に納得してもらうだけの根拠が弱かったんです。反省。


それで、東京都が出している「江戸の人口」というサイトの情報を見つけました。

それによると「なお、江戸100 万都市と称されるが、これは、記録に残っていない武家人口等を含めた江戸全体の総人口を推計した数値である。また、1800 年当時の諸都市の人口は、ロンドン86 万人、北京90 万人、上海5万人、パリ54 万人、ニューヨーク6万人と推定されている」とありました。

1800年後半、江戸の町人の人口が約50万人。こちらは統計数値として記録が残っています。それで、ほぼ同数の武士の人口(こちらは統計として数字は残っていないようです)があったそうです。

今度はこの資料に基づいてより詳細を述べることが出来ます。


異文化の方に理解してもらうには、「根拠」が重要なんです。




 
author:eiko, category:英語スキル, 14:29
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新緑の季節です アオギリの木に新緑が
こんにちは。

昨日、平和公園に行く用事があったので、アオギリの木を見に行きました。

すると、木は新緑がいっぱい。




4月13日にはこの状態でした。左中央の赤っぽいプクっとした個所から新緑が出ます。



昨日(4月27日)はそこから新緑が出ていました。新しい命を感じました。

author:eiko, category:花や木, 07:50
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「レ・ミゼラブル 民衆の歌」のフラッシュモブに驚く
こんにちは。

昨日、午後のセミナーを行った後、夕方の食事会まで2時間くらい時間があったので、サイトなどを眺めていました。

それで「レ・ミゼラブル」の中で歌われる「民衆の歌」が突然歌いたくなったので、いくつかのサイトにある動画を使って英語や日本語で歌い続けました。

すると、その一つに「民衆の歌 フラッシュ・モブ」というのがあって、何気なく見ていると、これが驚きでした。


それは突然始まります。

2013年8月14日の「レ・ミゼラブル」DVD発売記念として名古屋のショッピング街で行われた「フラッシュ・モブ」では、5歳くらいの男の子が「民衆の歌」をか細い声で歌い始めます。

それに呼応して、いろいろな人が現れ、歌い続けるのです。

最終的には100人くらいがこの歌を歌い、踊りまくります。

その場にいて買い物をしていた人はさぞ驚いたことでしょう。

「フラッシュ・モブ」というのは2003年ごろにアメリカで行われたパフォーマンスで、サイトでの呼びかけに答えて、多くの人が集まり、同じ行動をして、さっと去るというものだそうです。



さて、「民衆の歌」は歌っていると高揚感に包まれます。

英語で歌うのはちょっと難しいのですが、うまくリズムに歌詞がはまると嬉しいです。

英語のリズム改善にもお勧めです。


あるサイトでは、この歌をうまく英語で歌うために、ふりがながついているのですが、これが呪文のようで、笑ってしまいました。






 
author:eiko, category:英語スキル, 07:21
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「リスニングが苦手なんです。どうすればいいですか?」
こんにちは。

「リスニングが苦手なんです。どうすればいいですか?」と最近聞かれました。

その場合、私が第1にチェックするのはその人の音読スピードです。

通常、ネイティブは一分間あたり150ワードから180ワードから話をします。それで、このスピードに対応する必要があります。

リスニングが苦手な人に共通している傾向は「英語を学習する際に声を出したことがない」ということです。

それで、音読してもらうと、音読スピードが100ワード前後のことが多いです。

TOEICや英検、大学受験のリスニング問題に対応するには、自分の音読スピードがやはり130ワードは必要です。



もう1つ、ニュースなど、文構造が長くなる英語を理解する際に、センス(意味)単位で頭にインプットする「サイト・トランスレーション」のスキルも必要です。


「音読スピード最低130ワード/分」「サイト・トランスレーション」の2つのスキルを身につけることが、リスニングが聞こえてくるポイントです。




 
author:eiko, category:英語スキル, 05:27
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マーチン・スコセッシ監督作品 『沈黙 Silence』 は撮影が進んでいるようです
こんにちは。

私は遠藤周作作品の愛読者です。

遠藤作品には『深い河』『侍』『スキャンダル』など長く深く読まれている作品が多くありますが、やはり1966年出版された『沈黙』が別格の輝きを放っていると思います。

来年は沈黙が発表されて50年になります。その間、ずっと読み続けられてきたのですからすごいですね。

1969年には上智大学教授でイエズス会の神父だったウィリアム・ジョンストン氏が英語に翻訳され、これもずっと読み続けられています。タイトルは『Silence』です。

この本を読んでマーチン・スコセッシ監督が映画化を希望。10年前に映画化の話は決まったのだそうですが、難航してようやく現在台湾で撮影中です。

でもこの撮影もなかなか苦労が多いようで、今年11月の封切予定がはたして行われるか微妙な状況です。

主演はアンドリュー・ガーフィールド(スパイダーマンの役で知られているそうです)、他にリーアム・ニーソン。日本からはイッセー尾形、浅野忠信。期待できるキャストですね。

この映画の完成が待ち遠しいです。


ところで、さっき紹介した英語版『Silence』です。

とても読み応えのある本です。『沈黙』の愛読者にはもちろんお勧めです。それに、「英語で何か本を読みたい」と思っている人にもお勧めです。

特に、初めに「翻訳者の序文」が18ページにわたって掲載されているのですが、ここを読むと日本の切支丹の歴史や遠藤作品の評価がとても分かりやすく書かれているので、嬉しいです。



 
author:eiko, category:本の紹介, 05:11
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日仏合作ドキュメンタリー 『千年の一滴 だし しょうゆ』 で麹の謎がとけました
こんにちは。

柴田昌平監督のドキュメンタリー映画『森聞き』を見てファンになった友人から勧められて、柴田監督の最新作『千年の一滴 だし しょうゆ』を横川シネマで見てきました。

とても詩的でかつ論理的なドキュメンタリー映画でした。


私はずっと酒をつくる際に必要な「麹」に関心があったのですが、その謎がすっかりとけました。

麹菌の正式名称は「アスペルギルス・オリゼ」といいます。この「オリゼ」を使って、酒、しょうゆは作られています。この菌がないと酒もしょうゆも出来ないんです。

そんなに大切な菌が世界中で日本にしかいないのです。驚きですよね。

日本人が1000年かけて、もともと毒素を持つ似た種類の菌を無毒化したのです。


この映画を見ると日本の先人の知恵に感動を覚えます。世界中の人に見てほしい作品です。

日・仏共同作品なので、きっとこの映画を通じてさらに日本ファンが増えると思います。

『千年の一滴 だし しょうゆ』
http://www.asia-documentary.com/dashi_shoyu/


 
author:eiko, category:日本酒・水, 09:59
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4月19日、谷本秀康先生の講演会が盛況のうちに終了しました
こんにちは。

今日は雨。新緑にまた命を与える恵の雨ですね。

さて、昨日の4月19日(日)13:30-15:30に「うねざき式」英語力強化法の講座が4年目に入ったことを記念する講演会を開催しました。

講演者は広島在住の同時通訳者の谷本秀康先生です。先生は同時通訳者として大変優れた方であるとともに、通訳者の養成でも大変な実績をお持ちの方です。広島の通訳者・通訳案内士の多くが先生の薫陶を受けています。私もその一人。

先生のお話をお聞きするのに、小さな会場で少人数でこの会を開催したいと思いました。それがやはり良かったです。

25名の参加者にとって、質問を順番に受けて答えるというスリリングな展開の2時間の講演「国際語としての英語 同時通訳者から見た異文化コミュニケーションの落とし穴」はとても刺激的だったようです。

その後、お茶を飲みながら30分間の歓談も好評でした。

ぐんと英語へのモーティベーションが上がったという声がしきりでした。

私もたくさんのヒントも受け取りました。

また1年後に先生の講演をお願いしたいと思っていましたが、半年後にはぜひお願いしたいという声が多く、また先生の相談させてもらおうと思っています。

谷本秀康先生、ありがとうございました。

参加者のみなさん、ありがとうございました。


 
author:eiko, category:英語スキル, 08:19
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この時期の「ごちそう」というとタラの芽のテンプラです
こんにちは。

安芸高田のお友達から採りたての「タラの芽」をどっさりもらいました。

この時期の「ごちそう」というとタラの芽のテンプラです。



昨日はサラダ油が切れていたので、オリーブオイルで揚げた天ぷらとなりました。サクッとしています。



「タラノキ」は幹にイガのある落葉低木です。この新芽が「タラノメ」。

天ぷらにするとちょっとほろ苦くサクッとしてとてもおいしいんです。

スーパーマーケットでパックに入ったタラノメが販売されていることがありますが、こちらは養殖もの。天然物の味にはかないません。

新芽を採りすぎると木が枯れてしまうので、もちろん大切に扱う必要があります。
author:eiko, category:花や木, 05:09
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広島に70本のハナミズキが贈られました
こんにちは。

昨日(4月17日)、キャロライン・ケネディ米国大使が広島を訪れ、70本のハナミズキを広島に贈りました。

また、朝8時半から行われた植樹祭では、ケネディ大使によりハナミズキが植樹されました。平和大通りで平和記念資料館の正面近くだそうです。



このハナミズキは我が家の近所の木です。白とピンクがあります。


追記

4月18日、さっそく平和大通りに植樹されたハナミズキを見てきました。



平和大通りに面したニッセイビル正面。フランス人アーティストの「平和」の文字の書かれたアート作品の近くに2本植樹されていました。
author:eiko, category:花や木, 08:11
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久しぶりに見る原爆ドームに迫力を感じました
こんにちは。

新緑が美しいですね。町を歩いていて、広葉樹に新緑が戻っているのを見て、気持ちが浮き立ちます。

さて、下の写真は4月15日に撮影した原爆ドームです。



半年ぶりに周りを足場で囲まれていない原爆ドームに再会しました。

3年に一度、広島市は原爆ドームの状態を調べる調査を行います。11月末から2月末のことが多いです。

この間、原爆ドームは足場が組まれ、その姿が見えにくくなります。

今年はこの調査期間が長く、3月になっても、4月には行っても行われていました。工事期間を示すプレートには5月末までの文字がありました。

ところが、4月10日頃にようやく調査終了。12日には足場が取り去られた原爆ドームが久しぶりに現れました。

4月15日は半年ぶりに2回目の原爆ドームの全貌を見ることが出来ました。


元安橋から元安川沿いを歩いて行くと、段々、原爆ドームに近づきます。

その時に、原爆ドームの迫力を感じました。やはりすごい存在感です。

 
author:eiko, category:観光地の紹介, 05:17
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