- 「ガラケー」「スマホ」と新しいことばがいっぱい
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2016.07.31 Sunday
こんにちは。
日本語はかなり柔軟な言語であるらしく、新しい単語がたくさん使われています。
例えば、「パソコン」「デジカメ」「セクハラ」「リストラ」「スーパー」「コンビニ」。
こちらは長めの英語を短くした例です。
先日紹介した、「ゴスロリ」もその一つ。
最近良く聞くことばが「スマホ」。こちらは「スマートフォン」を短くして、日本語に「フォ」がないため、「ホ」になっている。
駅の「ホーム」もこの例です。「プラットフォーム」が「ホーム」です。
さて、「スマホ」というと「ガラケー」です。
私はこの中で、「ガラケー」ということばが大好き。笑っちゃいます。
「スマホ」(スマートフォン)という iphone などのようなパソコン機能のある携帯電話に対して、それまで日本で普通に使われていた携帯電話のことを「ガラケー」と日本人は呼んでいます。
「ガラケー」(または「ガラケイ)は「ガラパゴス携帯」の略。
日本だけで特異な進化を遂げた携帯電話を「ガラパゴス携帯」と呼び始めたようです。ガラパゴス諸島にだけ特異な進化を遂げた生物がいることにちなんでの名前。
かなり自虐的。そして、ちょっと自慢げ。
以前は、「ガラケー」を持っているというと、「スマホ」が持てない残念な人、という感じだったのですが、このところ、胸を張って「ガラケー」です、と言っている人が多い。
「私は新しい流行に左右されるのが嫌なんです」といった感じ。
見識ですね。
「ガラケー」と同じく、英語と日本語を合わせたものも結構あります。
「カラオケ」は「空のオーケストラ」。つまりオーケストラによる生演奏でなく、テープ演奏のこと。
「デパ地下」もいいですね。デパートの地下の食品売り場のこと。
あはは。
そうそう、今話題の「ポケモン」。こちらは「ポケットモンスター」の略語だそうです。
お見事なネーミングです。
- 英単語を覚えるコツは「音声化」
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2016.07.30 Saturday
こんにちは。
くらくらするくらい暑い日が続きますね。
28日のブログで英語力の強化法について書きましたが、追加の情報です。
私は学生時代、英単語が覚えられなくてそれは苦労しました。大変苦労しました。
今は以前に比べると、楽に英単語が覚えられる(どうしても無理なものも多いのですが)ようになりました。
今日はそのコツをお伝えします。
一番のポイントは「英単語を正確に発音して、覚える」ことです。
いまだに英単語を「目で見て」「手で書いて」覚えることが多いようですが、「目で見て」「口に出して」「耳で聞いて」覚えるのが近道なんです。
「音声化」がとても重要。
音声化することで覚えやすくなり、音声化することで、スピーキングやリスニングにも活用できます。
音声化できない英単語を文字で読めても、書けても、スピーキングやリスイングで使えないことが多い。無駄が多くなります。
英単語を音声で理解するためには、それぞれの音の違いが自分で理解できる必要があります。
日本語は「音素」が少ない言語です。
「ロック」というカタカナで覚えると、「lock」なのか「rock」なのかが区別できません。
「シンク」は「sink」なのか「think」なのか。
「マッド」は「mad」なのか「mud」なのか。
「ファーム」は「farm」なのか「firm」なのか。
英語の音は違うのに、音素の少ない日本語のカタカナで覚えてしまうと、区別がつかず混乱することが多いのです。
単語を覚える時、正確な英語の発音で覚えると混乱しないんです。
それと、英語ではアクセントの箇所もとても大切。
日本語では標準語と地方のことばとではアクセントが変わることがたくさんあります。
それでも、あまり問題なく会話が通じます。
しかし、英語ではアクセントの位置が違っただけで、全く通じなくなることがよくあります。
「バニラアイスクリーム」の「vanilla」は ni にアクセントがあります。va にアクセントを置いて発音すると全く通じません。
母国語として子どもの時から英語を身につけるには、文法も発音記号の理解も不要です。
私は日本語が母国語なので、小さな頃から日本語をたくさん聞いて、文字を読んで自然と日本語を身につけてきました。だから、日本語の文法は全く分かりません。でも、文法知識がなくても日本語が使えます。こちらは母国語としての言語の習得法ですね。
でも、英語の場合、外国語なので、このアプローチだけでは不十分です。10歳以降に外国語として英語を学ぶのであれば、「正確な音声理解」が不可欠です。
ぜひ、小学校5年・6年生または中学1年生で英語を学び始める人には、初めの段階から正確な音声をしっかり身につけてもらいたいと思います。
もちろん、大人になって、英語力を強化したいという人も同じです。
英語が読めて、書けて、聞けて、話せるようになるには、正確な音声を身につけることがとても大切です。
- 「バイオニクル」がオーストラリアの男の子に大人気
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2016.07.29 Friday
こんにちは。
先週、アメリカ人の16歳の女の子と一緒に倉敷を歩いていて、「steampunk」(スチームパンク)ということばを知りました。
彼女はスチームパンクの大ファン。もともとはSFの1つのカテゴリーなのだそうですが、ファッションとして取り入れています。
コルセットを巻くなど、中世風のファッションです。
例えば、古い時計を分解してそのパーツをアクセサリーにしたり。
倉敷の美観地区の川沿いに、いろいろとアクセサリーを売る露店があるのですが、ここでそんなアクセサリーを見つけて、その女の子はすぐに吸い寄せられていきました。
倉敷はアート志向の高い街なので、露天で売られているアクセサリーのレベルも高いようです。
店主の女性は「自分のつくるアクセサリーはスチームパンクファンの海外の人に人気」なのだと言っていました。
私は「ゴスロリ」のことはちらっと知っていたのですが、似た感じでもまた違うジャンルがあることを知り、しみじみしました。
ちなみに「ゴスロリ」はGothic and Lolita(ゴシック・アンド・ロリータ)の略です。
「ゴスロリ」を知らない人も、画像で「ゴスロリ」を検索すると、あの服装かあと分かると思います。若い女性に人気です。
さて、「スチームパンク」も私にはよくわからなかったのに、その2日後にはさらに難解な概念に出合いました。
「バイオニクル」(bionicle)です。
6人の家族と一緒に広島・宮島を歩いたのですが、平和公園から宮島に向かう高速船(50分間)の中で、オーストラリアから来た6歳の少年がずっと「バイオニクル」の説明をしてくれました。
こちらは LEGO(レゴ)社から発売されている子供向けのおもちゃでした。
オーストラリアの少年の間で大人気のようです。
いくつかのキャラクターがあり、「スターウオーズ」のような物語があるようです。
それを語ってくれたのですが、ここ数年で最も理解しにくい内容でした。あはは。
分からないけれど、とても楽しい時間でした。
ついでに。
26日、「ポケモンGO」が日本でリリースされて初めて平和公園を歩きました。レストハウス付近に数十人がじっとスマホを眺めていました。かなり異様。
27日、広島市が「ポケモンGO」の運営会社に平和公園ではポケモンが現れないようにする手続きをするように要請したと聞いて、ほっとしました。速やかに除外となることを願っています。
- 英語力の重要ポイントはやっぱり単語力
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2016.07.28 Thursday
こんにちは。
「うねざき式」という英語力強化を目的とした講座を開始して、5年目となります。
それまで、他の英語学校や通訳学校で英語力強化の講座を10年担当して、自分が英語力を伸ばす際に効果があったと思う英語スキルのトレーニング法を見つけだし、実行してきました。
私に効果があったのは大きく2つです。
1つは「音声改善」。
もう1つは「通訳技法」です。具体的に言うと「サイトラ」「シャドーイング」「リプロダクション」です。
この2つをベースにして、現在「うねざき式」の講座を行っています。
週に1度か月に2度の講座を参加者の皆さんはとても楽しそうに参加してくださっています。
私は英語力強化をずっと続けることで、楽しみとするのは素敵なことだと思います。
私のテニスのようなものです。週に1度、テニススクールに行って、コーチの指導のもとで、仲間と数時間テニスを行う。それが至福の楽しみです。
それまでできなかったスマッシュができる、ボレーの確立が上がる・・それだけで嬉しい。公式戦の試合に出て、ランクを上げることなど考えていません。続けるだけで楽しい。
英語力もそうです。
受講している時間を楽しみ、自宅での英語の雑誌を読んだり、ドラマやニュースをリスニングして楽しむ。時には、海外の人と交流する機会を持ち、英語で会話するのを楽しむ。素敵です。
もう1つの楽しみ方もあります。
それは、英語力をあげて、資格試験に挑戦する。
「英検1級」「TOEIC900点」「通訳ガイド試験」などが英語の試験としては難易度が高い。
「自分には到底無理!」と思っているかもしれませんが、先ほどあげた、「音声改善」「通訳技法」を身につけると、ぐっと現実味を帯びます。
自宅で、英語の本を読んだり、ニュースを英語で聞いたり、英語でメールを交換したり、スカイプで英語で話しをしたりすると、さらに目標達成に近づきます。
こちらは楽しいし。
英語力強化のために、「楽しくないけれど必須のポイント」が2つあります。
1つは「文法」。
もう1つが「単語力」です。
「文法」については、サイトラのスキルが身につくと、リーディングする中で、必要な文法が見えてきます。どんどんサイトラやリプロダクションのスキルを使って読み続けると、自然と身につく。
それに加えるとしたら、「大人向けの中学文法をもう一度」といった本を読むのは良い考えです。中学生・高校生の時にはあんなに分からなかった、文法ですが、かなりリーディングを行っている今、読むと文法のポイントがすっと頭に入ったりします。
決してやってほしくないのは、「大学受験用の文法書」を行うことです。こちらは止めた方がいいです。
例えば、「Forest」など大学受験で人気の文法書があります(良い本だと思います)が、あまりに詳しく、細かく記載されているので、くらくらします。ますます、文法、ひいては英語への苦手意識が募ると思います。
私は英語を話し、書き、読み、聞く能力がつくのはまず実践だと思います。文法を理解したら、その4つの能力がつくとは思えません。文法は実際にことばを運用する中で身につくと確信しています。
さて、もう1つの「単語力」です。
こちらも一番良い方法は英語で読み続けることです。リスニングで単語力は伸びません。リーディングを続ける中で単語力が伸びるのは間違いありません。
ただ、文法と違い、単語力は英語で読み続けたらそれで十分かというとそうではありません。
母国語でない私たちには、単語は圧倒的に不足しています。これは、ジャンジャンと他の方法でインプットしないとだめなんです。
ボキャブラリーを増やすため、単語用のテキスト(CDつきなど音源があるものが良いです)を使って、単語力を増やす努力は続けてください。
方法は自分の好みのものを行ってください。
1冊を何度も何度も読み返して、100%近くを覚えるようにする方法でもいいですし、7割程度頭には行ったら、良しとして他のテキストに移るのもいいです。
毎日10分程度机に向かって行う、のでもいいし、パラパラと気が向いたら寝ながら読むのも良いです。好きな方法でどうぞ。
大切なことは、それをずっと続けることです。
単語力は、すぐに効果がなくても、1年後、10年後のあなたを助けてくれます。
繰り返しますが、英語力を強化する目的は資格試験に合格することだけではありません。楽しみのため、という目的もありです。
自分に合わせて行うことをお勧めします。
長く続けてほしいなあと思います。楽しんで。私のテニスのように。
今朝、念願の資格試験に合格した方から報告を受けました。おめでとうございます。当然の結果です。
- 夏はそうめんが一番
- 2018年の登録に向けて「長崎の教会群」を日本政府が世界遺産に推薦
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2016.07.26 Tuesday
こんにちは。
25日、文化庁が2018年の世界遺産登録に向けて4つの候補のうち、日本から「長崎の教会群とキリスト教関連資産」を選んだと発表しました。
「長崎の教会群とキリスト教関連資産」は長崎県と熊本県の12の資産から構成されています。
https://www.pref.nagasaki.jp/s_isan/
中には一般に広く公開されている「大浦天主堂」などもありますが、ほとんどが、小さな教会です。果たして、どっと観光客が訪れる世界遺産として登録されるのが良いか、心配していました。
実は、2016年の登録を目指して、日本政府が準備を進めていたのですが、世界遺産の諮問委員会であるICOMOS(国際記念物遺跡会議)からいくつかの指摘を受け、今年の春に推薦を取り消した経緯があります。
これまでの事例だと、ICOMOSから指摘を受けても、その後、いくつかを見直して再度登録に向けて進むことがほとんど(平泉、石見銀山)でしたが、中には鎌倉のように、その後、推薦されることなく終わっている事例があります。
私は、個人的には、長崎の教会群は世界遺産化にならないといいなあと思っていました。祈りの場所が喧騒に巻き込まれるのを見るのが辛いからです。
今回、「北海道・北東北の縄文遺跡群」「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」「百舌鳥・古市古墳群 」と4つの箇所で競い合っていたので、他が選ばれるといいなあと願っていました。
今回、ICOMOSの指摘を受け、日本での禁教の歴史に焦点を当て、14の構成資産を12の構成資産として、登録に向けて進むことが決まったそうです。
気を取り直しましょう。確かに、日本の禁教の時代の隠れキリシタンの人々のことは、他の国の人に知ってもらいたい日本の歴史です。
今後、この教会への立ち入りは、これまで以上に制限されるようなので、それは良いことなのかもしれません。
さて、2017年の世界遺産への日本の推薦は「宗像・沖ノ島と関連遺産群」です。こちらは福岡県です。
http://heiwa-ga-ichiban.jp/sekai/munakata/index.html
長崎市の「大浦天主堂」です。1865年に建築された木造の聖堂はそれは美しい。そして、ここで、隠れキリシタンの方が神父さんにはじめてあったという逸話のある場所です。
- 第3回けん玉ワールドカップの優勝者はアメリカ人少年
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2016.07.25 Monday
こんにちは。
23日と24日に広島県の廿日市市(はつかいちし)で開催された「第3回けん玉ワールドカップ」で優勝者が決まりました。
15歳のアメリカ人少年のブランソン・リーさんです。けん玉をはじめてまだ3年でこの偉業。すごい。
20カ国・地域の366人が予選に参加。日本勢12人を含む32人が決勝に進みました。ということは、決勝進出した外国勢は20名。外国勢強しです。
日本勢では東京都の中学生である永田一樹さんが3位に入賞。拍手。
実は、外国勢が強いのは第1回大会からそうでした。第1回も第2回も優勝者はアメリカ人青年なんです。
アメリカでストリートスポーツとして人気を博しているんですね。
では、どうやって、勝負を競うか、です。
持ち時間3分。難易度が10段階に分かれた計100の技から得意な技を選び、合計点を競います。
この「難易度の違う技」というのが、体操競技のようで、スポーツといわれる所以です。
この大会には家族連れなど3万人以上が集まったそうです。私も行きたかった。
さて、廿日市市です。
今年の新聞にも「けん玉発祥の地とされる廿日市市」と書いてありました。
いつか、「けん玉発祥の地である廿日市市」と表記される日が来ることを願っています。
ちなみに「けん玉」の英語は「Kendama」です。
「Tsunami」「Edamame」「Otaku」「Anime」「Judo」のようにそのままで英語となっているんです。
- 7月23日は広島の花火大会でした
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2016.07.24 Sunday
こんにちは。
7月23日(土)の夜8時から広島港で「広島みなと夢花火大会」が開催されました。
ちょうど、自宅で食事をしていたら、遠くに花火が上がっていました。
夏です。
それと、この日は広島県人にとてもうれしいことがありました。
カープの黒田博樹投手が日米で200勝を達成しました。
阪神タイガースに7対0の快勝。
おめでとうございます。
1950年に創設されたカープ球団は1975年に優勝するまで25年。
1975年から1991年まではカープが優勝争いを行っていた時期がありました。
その後、昨年までずっと優勝から遠ざかっています。
数年前、3位になって街が大騒ぎになったことがあります。
そして、今シーズンです。
25年ぶりにカープが優勝するのではないか、と広島県人は内心思っています。
さて。
- 出雲大社は威厳があり、清々しい
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2016.07.23 Saturday
こんにちは。
今日も暑くなりそうですね。
昨日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の国内配信が始まりました。アメリカなどですでに配信されている国の熱狂ぶりが伝えられ、日本はどうなるのかドキドキしています。
日本だけでなく、海外の方にも、これまでもアニメ・ゲームを通じて、「ポケモン」の人気は凄まじいと感じていました。
それが、スマートフォン向けゲームとなってさらにブレークしたのですね。
日本発のゲームが世界的に大注目というのは嬉しいのですが、今朝の中国新聞の写真に「スマートフォンをかざし、ポケモンを捕まえる高校生」(場所:平和記念公園)というのがあると、不安がよぎります。
「公園周辺は特にアイテムが入手できる場所がたくさん設定してある」そうです。
平和記念公園と厳島神社にこのゲームはなじまない。ぜひ、何らかの措置を取ってほしいと思います。
その点、出雲大社はさすがです。
「境内は段差もあり、スマホは他の参拝客の迷惑となる恐れがある」として、禁止を決め、ホームページに通達を出したそうです。
以前、島根県の観光関係の人からこういう話を聞いたことがあります。
島根県公認ユルキャラ「しまねっこ」の立ち入りを出雲大社さんは遠慮願っていると。
私はその話を聞いて、出雲大社さんの見識が素晴らしいと思いました。それで、今回のポケモンGOへの素早い対応も素晴らしいと思います。
確かに、このゲームがプレイできることで、多くの人の集客が見込めるでしょう。レストラン、商店街などがこのゲームに期待するのは理解できます。都会から離れた森林や島での利用も有効でしょう。
しかし、静かな祈りの場所には不要な喧騒を招きます。
今後、様々な場所がどう対応するのかを注目しています。
出雲大社のシンボルの大しめ縄です
- 7月23日・24日はけん玉ワールドカップが開催されます
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2016.07.22 Friday
こんにちは。
今年もけん玉ワールドカップの季節がやってきました。
7月23日(土)24日(日)の2日間、広島県の廿日市市で「Woodone Kendama World Cup Hatsukaichi 2016」が開催されます。
http://www.gloken.net/jp/w-cup/
今年で3回目の開催です。
なぜ、廿日市市(はつかいちし)で開催されるかというと、諸説ありますが、廿日市が「けん玉」の発祥の地だと言われているからです。
10年くらい前まで、「けん玉」のことを知っている外国の人はまずいませんでした。そして、英語では「cup and ball」と呼ばれたりしていました。
それが、今では「Kendama」です。欧米の人の認知度はかなり高い。ストリート系スポーツとして認識されているようです。
しみじみします。
10年くらい前までは、のんびりとしたお年寄りと子どもの遊びだったのが、ニューヨーカーに愛されるストリート系スポーツ・・・。
変われば変わるものです。
もちろん、この展開にはいくつかのポイントがあります。
1)空手や柔道のように、「けん玉」の技を得点化して、段位を与える仕組みを作った人たちがいる。これは数十年前のようです。
2)このシステムを強化して、「けん玉」を国際スポーツ化した人たちがいる。
その中で特筆したいのが、窪田保さん。2012年にグローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)を立ち上げた人です。このグループの発信力がすごいんです。GLOKENのサイトを見るとその実力が良く分かります。
3)ワールドカップが開催されるようになった。
前に言ったように、けん玉の発祥地は諸説あります。
その中で、窪田さんたちは「廿日市」だと判断した。これは広島県人としてはとてもありがたい話です。もちろん、根拠があります。
GLOKENのサイトによると「大正時代に現在のけん玉の形に近い「日月(にちげつ)ボール」が考え出されました。日月ボールの考案者(大正8年、実用新案取得)は広島県呉市の江草濱次(えくさ はまつぐ)さん、そして広島県廿日市市の本郷木工所とその親類の工場などで大正10年頃より大量生産が始まりました(けん玉発祥の地としての由来)」です。
23日・24日ともに他の予定があり、ワールドカップを見に行けないのが、残念。
興味のある人は、ぜひ参加ください。
絶対興奮しますよ。