- 「どん底開店」を読んでしみじみする
- 干潮時は鳥居に近づきたい
- いよいよキンシバイの季節。ナツツバキももうすぐです。
-
2017.05.29 Monday
こんにちは。
自宅から最寄りのバス停まで5分程度の道を歩くのが楽しみです。
他にも平和公園や平和大通りを歩いている時も。
季節ごとに違った花や木が楽しませてくれます。
特に私が楽しみにしている花や木があります。
1月はロウバイ。そのかぐわしい香りが新年を感じます。
2月になると、縮景園の梅が気になります。
3月というと、やはり桜ですね。
4月に入ると、平和公園のアオギリの芽の伸び具合を確かめたくなります。
5月というと、センダンの薄紫の花。香りも素敵です。
6月に入ると、夏の花が勢いを増します。
緑の葉っぱの中に色鮮やかな黄色が生命力を感じさせるキンシバイ。
同じく、緑の葉っぱの中で真っ白な花をつけるナツツバキ。
どの花も素敵です。
もう少ししたら、鶴見橋近くにエビータが広島に贈ったというアメリカデイゴの真っ赤な花が咲く頃となります。
こちらも楽しみ。
夏の花の中で特に私が好きな花がこのキンシバイです。
ナツツバキも楽しみ。今の時期はつぼみをつけています。
- リーディングは「サイトラ」から「区切り読み」して「頭の中での音声化」
-
2017.05.27 Saturday
こんにちは。
気持ちの良い天気が戻りましたね。
さて、英語スキルで現在、「これだ!」と思うものを紹介しますね。
私は英語力の基盤はリーディング力だと思っています。
リーディングを基にして、リスニング、スピーキング、ライティングが続くと思っています。
それで、「どうやって強いリーディング力をつくるか?」です。
現在、一番良いと思っている方法が以下です。
1)まず、サイトラ(サイト・トランスレーション)を身につける。
ここで、英語の文構造を意識し、目で追ったままのセンス単位(意味単位)で区切り、センス単位ごとに日本語に変換して情報を理
解します。
2)「サイトラ」が身についた後は、「区切り読み」に移行します。
「サイトラ」と「区切り読み」の違いは、日本語に変換するのがサイトラ。英語を英語のままで情報を理解するのが「区切り読み」です。
3)「頭の中で音声化」して読みながら、「区切り読み」を行います。
出来れば頭の中で音声化するスピードを150ワードを目指すと最高です。
この3つが出来るようになると、英語の情報がスムーズに頭の中に入ってきます。
その後、このリーディング方法が身につくと、リスニングがぐんと伸びます。
そして、スピーキング、ライティングも楽にできることに気がつきます。
「サイトラ」から「区切り読み」「頭の中で音声化」の3つが最強のリーディング方法だと思っています。
試してみてくださいね。
- 虹色が7色とは限らないことに驚く
-
2017.05.26 Friday
こんにちは。
友人がハワイから絵本を購入して帰りました。
2歳になる子どもさんへのお土産。
「HUMU's Colorful Ocean」という絵本でかわいいんです。
ページを開くと、HUMUという魚がいろんな色をした海の生き物に出会うという内容。
赤色、橙色、黄色、緑色、青色、紫色。
最後のページに「虹色」とあります。
読んだ時には何とも思わなかったのですが、後で「あれ?」と思いました。
6色しかない・・・
虹色を7色と認識するのは世界共通だとばかり思っていたら、そうでもないんですね。
虹色は6色と習っている人もいるそうです。
びっくり。
ちなみに日本では、「藍色」が入ります。英語では Indigo です。
- 1週間経ったら萩の夏ミカンの花が小さな実になっていました
- スティーブンソンに日本のことを伝えた正木退蔵
-
2017.05.24 Wednesday
こんにちは。
一昨日、吉田松陰の伝記はイギリス人作家のスティーブンソンが一番早く発表したことを紹介しました。
「なぜイギリス人作家が吉田松陰の伝記を書くに至ったか?」「誰が伝えたのか?」「なぜ?」など、興味は尽きませんよね。
この経緯に関して良書があります。
『知られざる「吉田松陰伝」−『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?』(よしだみどり著)です。
私は数年前にこの本のことを知り、読み、感銘を受けました。
広島の酒の父として知られる「三浦仙三郎」のことを詳しく記した著書のある池田明子さんと同じく、この本の作者であるよしだみどりさんを尊敬します。
こういう方の努力があり、一般の人が素晴らしい人の存在を知ることが出来ます。
この本の中で特に私が感銘を受けたのは、スティーブンソンに吉田松陰のことを伝えた「正木退蔵」という人物です。
調べてみると、この人はとてつもない人物でした。
萩博物館のサイトの「萩の人物データベース」に正木退蔵のことが紹介されています。
1846年に武士の家に萩に生まれる。13歳で吉田松陰の教えを受ける。その後、大村益次郎からも教えを受け、英学を修め、イギリスに留学。その後、明治政府の官僚となり、イギリス人のお雇い外国人教師を日本に紹介。東京工業大学の前身の学校の校長となり、ハワイ総領事にも就任。
1878年、イギリスのスコットランドに滞在時にスティーブンソンと出会い、吉田松陰のことを熱く語ったのが、スティーブンソンの関心を引き、「ヨシダトラジロウ」という作品に昇華したわけです。
そこまでイギリス人の心に残る話を行った正木退蔵の人物の素晴らしさ。それには類まれな英語力も必要です。
松陰先生のもとでの学びは数カ月で終わったようなのですが、その出会いが教育者として、官僚として歴史をつくる仕事を生んでいます。
彼が日本に紹介したイギリス人(おもにスコットランド人)教師によりどれだけ多くの日本の学生が先進知識を学んだか。
彼が初代学長となった東京職工学校(今の東京工業大学)でどれだけ多くの人物が学んだか。私が大好きな陶芸の河井寛治郎、広島の酒の恩人である橋爪陽(はしづめ・きよし)もこの学校の出身者です。
その後、ハワイ総領事として就任した時期は、ハワイ王国と日本政府が官約移民の制度を持っていた時代です。この時にも正木退蔵がその場にいたのです。
スティーブンソンを感動させた正木退蔵は、あらゆる現場で誠意を尽くしてことにあたったのだと想像できます。
こういう人がいたので、今の日本があるのですね。
感動します。
- 下関市立歴史博物館はお勧めです
-
2017.05.23 Tuesday
こんにちは。
数日前、下関の長府にある「下関市立歴史博物館」を訪ねました。
昨年11月にオープンした博物館です。
これまで、長府の功山寺の敷地に「下関市立長府博物館」があったのですが、その博物館が生まれ変わりました。
展示内容がとても充実していて、歴史マニアも子どもも楽しめる内容です。
長州というと1つのようですが、萩の本藩と下関の長府藩とは複雑な関係を持っていました。
この博物館は長府藩の視点からの展示なので、ちらっと本藩を批判した映像があったりして、楽しいです。
幕末の長州藩の動きを追う時に、「長州藩」「長府藩」「岩国領」の3つの違いを知るとさらに興味深くなります。
この10分くらいの映像は必見です。英語字幕もあるので、海外の人にも見てもらえます。
現在の企画展は高杉晋作と下関とのつながりがテーマです。
下関は高杉晋作終焉の地です。
秋からの企画展では坂本龍馬がテーマとなるようです。
坂本龍馬と三吉慎蔵など長府藩士とのエピソードは印象的です。
この博物館は坂本龍馬縁の品もかなり持っているので、こちらも注目です。
私は個人的に大村益次郎が翻訳した書物のオリジナルが展示されていたのにしみじみしました。
幕末に萩藩が作った大砲が展示されていました。現在はフランスの博物館所蔵のものが展示されています。迫力があります。
場所は功山寺のすぐ近くです。
こちらが功山寺。高杉晋作挙兵の場所で、高杉の馬上の素敵な銅像があります。
すぐ近くに素敵なカフェがあります。
「桂のさと」
緑が多くて、気持ちが良いし、お弁当もケーキもおいしかったです。
長府は上品な街です。
また行きたい。
- 「吉田松陰伝」を最初に書いたのはイギリス人作家です
-
2017.05.22 Monday
こんにちは。
海外の方に「江戸時代や明治時代の日本を紹介するにはどうしたら良いか?」という時、私は当時の状況を日本人が英語で書いた名著を紹介しています。
例えば、新渡戸稲造の「武士道」。内村鑑三の「代表的日本人」。鈴木大拙の「禅」。岡倉天心「茶の本」。
これらの先人は英語のすごい使い手であり、英語で日本の心を表現しています。上記はいずれも世界的なロングセラーです。
一般的な日本人では、上記の本を英語のみで理解するのは難しい。
それで、日本語と英語との対訳となった書籍を読むのが良いと思います。
お勧めは「代表的な日本人」です。西郷隆盛、上杉鷹山などの逸話が読みやすく、印象的なエピソードが紹介されています。
この本を読んで、ケネディー大統領は上杉鷹山を知ったとか。
「武士道」もよく海外の方が引用されます。「ラスト・サムライ」の監督であるエド・ズーイックや主演のトム・クルーズもこの本を読んでイメージを膨らませた、と映画の公開時に発言していました。
また、日本のことを海外の作家が書いて、評判となることもあります。
例えば、1997年にアメリカ人作家のアーサー・ゴールデンが発表した「Memoirs of a geisha」(日本語版は「Sayuri」) は世界中で大ベストセラーとなりました。
1946年にジョン・ハーシーが発表した「Hiroshima」は現在も名著として読み継がれています。
明治時代、お雇い外国人として日本に滞在したラフカディオ・ハーンはその後、小泉八雲として、「怪談」をはじめ、多くの作品を残しました。
ハーンのすごいところは、元々ジャーナリストだったので、取材力がすごい。日本滞在中の1896年に発生した「明治三陸大津波」に衝撃を受け、同じように江戸末期に起こった和歌山県の大津波を題材にして、小品を書いています。
「A Living God」という名前の作品です。この作品は「稲むらの火」というサイトにアクセスすると読むことが出来ます。
さて、以前、何かの本を読んでいた時に、「吉田松陰の伝記をイギリス人作家のスティーブンソンが書いている」ということを知り、驚きました。
スティーブンソンというと、「ジキル博士とハイド氏」や「宝島」を書いた世界的に名前を知られた英国人作家です。
「Yoshida Torajiro」という名前で、1880年に発表したそうです。
この作品もインターネットのサイトで読むことが出来ます。
当然、「なぜスティーブンソンが吉田松陰の伝記を書き残そうとしたか?」という疑問が浮かびますよね。
この経緯がまた興味深いんだ。
- 日英通訳・翻訳力向上にはリプロダクションが有効です
-
2017.05.21 Sunday
こんにちは。
今日、午後と夕方の2回、セミナーを行いました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございます。
午後のテーマは「サイトラ」と「リプロダクション」のトレーニング。
夕方のテーマは「日英通訳」トレーニングでした。
午後のテーマで取り上げた「リプロダクション」は英語のライティングやスピーキングにとても効果的です。
そして、日本語から英語にする通訳や翻訳にもとても役立ちます。
日本語から英語にする通訳や翻訳のトレーニングというと、日本語の文章を聞いたり、読んだりして、英語に変換するのだと思うかもしれませんが、私が最も効果的と思うのは、リプロダクションです。
英語の文章を聞いて、英語で言う。
英語の文章を読んで、英語で言う。
このリプロダクションのトレーニングを行うと、自分の口から出てくる英語が段々と良くなってきます。
リプロダクションはとっつきにくいのですが、英語のアウトプットに有効です。