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冬の京都に相国寺を訪れました

こんにちは。

 

数日前に、冬の京都に小旅行しました。コロナ禍収束後にはじめての京都です。

 

今回、ぜひ、高山寺と相国寺を拝観したいと思い、訪れました。今日は相国寺をご紹介します。

 

 

臨済宗相国寺派の大本山である「相国寺」(しょうこくじ)は、京都御所の近くに位置しています。

 

足利義満により創建された京都五山の一つであり、禅宗の名刹です。禅宗の寺院には境内に塔頭(たっちゅう)と呼ばれる小寺院が設けられています。相国寺の場合、境外にも2つの有名な塔頭があります。それは金閣寺と銀閣寺なんです。

 

また、このところ大変な人気である伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)縁の寺としても、知られています。

 

1392年に創建された相国寺ですが、火災により当時の建物は残っていません。現存する歴史的な建物としては、「法堂」(はっとう)が挙げられます。1605年、豊臣秀頼の寄進により再建されました。現在、国の重要文化財に指定されています。

 

こちらが相国寺の法堂です。禅宗寺院に共通した独特な威厳ある建物です。

 

 

こちらは1807年に再建された建物「方丈」の杉板に描かれた像の絵です。作者は江戸時代の絵師である原在中(はらざいちゅう)という人物です。

 

無名の絵師であった伊藤若冲(1716-1800)は、相国寺の高僧であった大典禅師(だいてんぜんじ)にその才能を認められ、鹿苑寺(金閣寺)大書院の襖絵を書く機会を与えられます。その後、絵師として名をはせていきます。

 

伊藤若冲の代表作である30枚の掛け軸「動植綵絵」(どうしょくさいえ)はこの方丈に掛けられるために作成されたそうです。その場を見ることができ、感動しました。現在、この絵は宮内庁の三の丸尚蔵館が所蔵しています。

 

今回、伊藤若冲と丸山応挙の特別展が開催されていたので、寺院内にある「承天閣美術館」ではその複製を展示しています。

 

また、この動植綵絵と同じ時に相国寺に寄贈された釈迦三尊像(3枚の掛け軸)を美術館で拝見出来ました。こちらもとても感動しました。

 

 

今回、相国寺を訪ねて、更に京都の奥深さを感じました。

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:06
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NYタイムズが選ぶ世界52の観光地に山口市が登場

こんにちは。

 

1月10日に、年に一度、ニューヨークタイムズが選ぶ「今年行くべき52の都市」が発表されました。

 

今年、日本の都市は1つのみが選ばれました。

 

それが、山口市です。3位に登場。

 

 

昨年は盛岡市が2位に選ばれたので、大きな話題となりました。

 

私は盛岡市が好きなので、「ついに盛岡市が見つけられたか」と感慨深く思いました。

 

 

 

さて、今年選ばれた山口市です。

 

きっと山口市の人は「今年?」と戸惑っていることと思います。

 

というのは、2026年3月(予定)まで山口市のランドマークである瑠璃光寺の五重塔が改修中だからです。

 

山口市の人は足場などのない、覆われていない、完璧な姿で瑠璃光寺の五重塔を見てもらいたかったでしょうね。

 

今、瑠璃光寺の五重塔はどんな状態なのか気になります。

 

サイトを見ると、姫路城のような感じで覆われています。

 

 

でも、やはり良いニュースです。

 

 

それと、山口市を訪れる人に耳寄りな情報です。

 

お土産は「ういろう」がいいですよ。

 

こちらは2013年に撮った瑠璃光寺五重塔です。

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:15
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2007年、宇和島市の段々畑が国の「重要文化的景観」に選定されました

こんにちは。

 

一昨日、愛媛県宇和島市の「遊子水荷浦」(ゆすみずがうら)段畑(だんばた)が NHK の「ブラタモリ」で取り上げられたことを紹介しました。

 

その後、この段々畑が1月7日の中国新聞でも取り上げられていることに気がつきました。

 

「ブラタモリ」で歴史的背景について多くを知りましたが、この記事では現在の状況について多くを学びました。

 

千枚田や段々畑は観光客が眺めるには美しいのですが、それを維持管理するのは並大抵ではありません。

 

その伝統的な貴重な景観を残すための一つの国の取り組みとして、2004年に文化財保護法が改正され、2005年から「重要文化的景観」を国が選定しているそうです。それで、2022年現在、72の地域が「国の重要文化的景観」に選定されています。

 

宇和島の「遊子水荷浦」は2007年に選定されています。

 

 

さて、この72の地域の一覧を見たところ、県によって選定されている地域数にかなりの違いがあることに気がつきました。

 

72の地域は29の都道府県にあります。つまり、18の県はまだ一つも地域が選定されていません。各県からの申し込みが必要なので、この制度の活用に熱心な県と、今のところ準備が遅れている県に分かれているのだと思います。

 

一番熱心な熊本県は10の地域が選定されています。その他、5つ以上の地域が選定されている県は滋賀県、高知県、長崎県、大分県があります。

 

ちなみに広島県はゼロです。

 

中国地方では山口県岩国市の錦帯橋一帯、島根県奥出雲町のたたら製鉄由来の棚田、鳥取県智頭町の林業の景観の3か所が選定されています。

 

興味深いです。

 

錦帯橋一帯は2021年に選定されました。

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:56
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ブラタモリの「宇和島編」で多くを学びました

こんにちは。

 

先日、録画しておいたテレビ番組をいくつか見ました。

 

その中の一つが、「ブラタモリ 四国・宇和島」です。昨年12月9日に NHK で放送されました。

 

私は全国の各地を訪れるのが好きなのですが、中でも宇和島が大好き。これまで10回くらい言っていると思います。

 

それで、この番組を見ることを楽しみにしていました。

 

いくつかのエピソードはこれまでに知っていたことですが、教えてくれる情報の深さが違ってました。さすがブラタモリ。

 

宇和海のリアス式海岸は大きな河川がないために成立した。そして、なぜ宇和海がとても深く、養殖に適しているかも初めて理解できました。

 

それに、初代藩主である伊達秀宗と吉田藩設立の経緯も驚きました。秀宗にはいろいろと逸話がありますが、この話は初めて聞きました。

 

そして、2代藩主が段畑(だんばた)の開発を課税なしとすることで奨励したという話にも驚きました。

 

遊子水荷浦(ゆすみずかうら)を言う名前の地区です。それは見事な段々畑。

 

私はこれまでバスでしか行ったことがなかったので、全容を見ることができませんでした。今回、ブラタモリでは船で接近。するとそれは素晴らしい風景が映し出されました。今度はぜひ船で行きたいと思いました。

 

さて、現在、ここではジャガイモが作られています。でも、江戸時代です。ジャガイモはこの地域にはまだ伝わっていなかったはず。きっと、サツマイモに違いない、と思ったら、やはりサツマイモでした。

 

サツマイモに特にこだわりがあるので、嬉しかったです。

 

 

2015年5月「遊子水荷浦」です。ジャガイモを作っていました。

 

 

宇和島は2018年7月の「西日本豪雨」で甚大な被害を受けました。まだまだ爪痕が残っています。

 

2024年1月1日には能登半島地震により、石川県を中心に甚大な被害が報道されています。

 

災害の頻発する日本に住んでいることを、正月から強く意識しています。

 

 

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 08:57
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日本の島の数は14,125だそうです

こんにちは。

 

来週、ある団体から、瀬戸内海国立公園の観光について質問を受けることとなったため、瀬戸内海国立公園の陸域面積や島の数などを調べています。

 

それで、同時に日本の島の数はいくつかしら、と思って調べてみました。

 

すると、これまで日本の島の数は6,852と言われていたのですが、今年の2月28日に、国土地理院が14,125であると発表していることが分かりました。

 

とても驚く発表だったので、NHKのニュースにもなっていました。

 

これまでよく使用されていた数である6,852は1987年に海上保安庁が発表した数字でした。

 

それで、国土地理院が36年ぶりに最新機材を用いて計測したところ、2倍以上あった、ということです。

 

それぞれ、島の定義は「周囲が0.1キロの陸地」で同じです。それなのに、この違い。

 

すごいですね。

 

 

それでは瀬戸内海の島の数はどうでしょうか?

 

1986年、海上保安庁は727と発表しており、国土地理院は約3000と発表していたのだそうです。

 

今年2月28日に日本の島の数を14,125と国土地理院が発表したのだから、その時に瀬戸内海の島の数も発表したのだと思いますが、それは今のところ、どのサイトにも掲載されていません(私調べですが)

 

私の大好きな小豆島の寒霞渓(かんかけい)です。瀬戸内海国立公園の陸域にあります。

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:48
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1941年12月8日真珠湾

こんにちは。

 

今日は12月8日。

 

日本時間、1941年12月8日に真珠湾攻撃が行われました。

 

今日がこれだけ重要な記念日であるのですが、まったく話題になっていません。

 

72年経過すると、「出来事」が「歴史」になるのだと思います。

 

60年後の2001年にも同じことを感じました。

 

 

 

真珠湾攻撃50年の記念日はそうではありませんでした。

 

1991年12月8日(アメリカ時間は12月7日)、ジョージ・H・W・Bush 米国大統領が、真珠湾で行われた日米開戦50周年記念式典で演説を行いました。(米国には2人のブッシュ大統領がいます。この方は父親の方です)

 

どんな演説内容となるのだろうと、私は緊張してその演説を聞きました。おそらくライブ中継があったのでしょう。

 

日本に対して敵対的な発言になることも考えられました。

 

しかし、ブッシュ大統領の演説は相手を糾弾するといった内容ではなく、心にしみる演説でした。

 

この時、日米で戦った兵士は70代の方が多かったと思います。まだ、「歴史」になっていません。生々しい記憶を持っている人が多かった時代です。

 

この演説のことは忘れられません。

 

 

私はハワイに行く時は必ず「アリゾナ記念館」を訪れます。真珠湾攻撃に関する記念施設です。真珠湾攻撃の際に沈没した戦艦アリゾナの上に記念館が建てられています。

 

これからハワイを訪れる方はぜひ、「アリゾナ記念館」を訪れることをお勧めします。

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 11:56
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富士宮市の「静岡県富士山世界遺産センター」は魅力的です

こんにちは。

 

ぐっと寒くなってきましたね。

 

今日は、一昨日に続いて静岡県富士宮市の観光地の紹介です。

 

一昨日も書きましたが、私が静岡県の観光地というと、一番にお勧めするのは「日本平」(にほんだいら)と「久能山東照宮」(くのうざんとうしょうぐう)です。

 

一般の観光客は、久能山東照宮を訪ねるには、日本平からのロープウエイを利用するため、この2つの場所は切り離せないんです。

 

この日本平には2018年に隈研吾(くまげんご)さん設計の「日本平夢テラス」が開館しています。こちらの3階からの眺めは素晴らしいです。

 

 

さて、今日、私が紹介するのは、富士宮市にある「静岡県富士山世界遺産センター」です。

 

昨日紹介した「富士山本宮浅間大社」のすぐ近くに2017年に建てられました。

 

 

「逆さ富士」の特徴のある外観です。でも、奇異な印象はありません。

 

世界的な建築家の坂茂(ばんしげる)さんの設計です。

 

このセンターは内容がとても充実しています。

 

外観を眺め、センター内の展示をじっくり読み、映像作品を見るには、滞在時間として2時間は取ってほしいです。

 

約10分の映像作品が3種あり、15分間隔で3種類のうちの1つが上映されます。

 

とても美しい映像で、見ごたえがあります。

 

 

実はよく似た名前のセンターが山梨県にもあります。

 

こちらは「山梨県立富士山世界遺産センター」です。

 

山梨県富士河口湖町にあります。

 

私はまだこのセンターを訪れたことがありません。ぜひ、一度訪ねたいと思っています。

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:22
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11月の富士山は神々しく美しい

こんにちは。

 

11月の下旬の6日間、静岡県の観光地を巡るツアーの通訳ガイドを担当しました。

 

静岡県というと、やはりハイライトは富士山です。

 

「この6日間で、果たして富士山を見ることが出来るのか?」

 

ツアー前にドキドキしていました。

 

それが、天候に恵まれ、2日目、3日目、6日目にそれは見事な富士山を見ることが出来ました。

 

 

こちらの写真は日本平の「日本平夢テラス」から眺めた富士山です。

 

静岡市清水区にある「日本平」は約300メートルの高さがあり、眼下に駿河湾、清水港、そして富士山が大きく、美しく見える場所です。

 

ここから「久能山東照宮」にはロープウエイで移動できます。

 

私は静岡県の観光地というと、まずこの「日本平」と「久能山東照宮」をお勧めしています。

 

 

この写真は2018年3月に撮影した「久能山東照宮」です。

 

私は歴史上の人物で一番尊敬しているのは徳川家康公なので、この地を訪れると特別な感慨を持ちます。

 

 

 

さて、静岡県の2番目のお勧めは、富士宮市にある「富士山本宮浅間大社」(ふじさん・ほんぐう・せんげんたいしゃ)です。

 

日本には「浅間神社」(せんげんじんじゃ)が1300余りあるそうですが、その総本宮です。

 

 

主祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)です。

 

私は「このはなさくやひめ」とお呼びしています。

 

富士山の噴火を鎮めてくださった神様であり、全国の浅間神社に祀られています。

 

社殿は、関ヶ原の合戦後に、徳川家康公が寄進したものです。現在はご本殿などが残っています。

 

この本宮境内に「湧玉池」(わくたまいけ)があるので、ぜひ訪ねてください。

 

富士山の雪解け水が湧く池で、国の特別天然記念物に指定されています。

 

私はこの大社を訪れると特別な霊気を感じます。

 

ちなみに、富士山の八合目以上はこの大社の奥宮です。

 

家康公が、富士山八合目より上の土地をこの大社に寄進しているのです。驚きですよね。

 

 

という訳で、静岡県というと富士山。それに家康公なんです。

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 09:58
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紅葉時期の宮島は平日も人でいっぱい

こんにちは。

 

1週間くらい前に宮島での通訳ガイドの就業を行いました。

 

11月下旬になると、宮島の紅葉谷の紅葉(こうよう)を眺めようとして、多くの人が宮島を訪れます。

 

私が訪れたのは平日だったのですが、それでも表参道商店街などはびっくりするくらいの人出でした。

 

あまりに人が多いので、紅葉谷に出かけることができませんでした。

 

 

11月8日の紅葉谷の紅葉をこのブログで紹介しましたが、今年は通常の年とは紅葉の様子が違っています。

 

11月下旬になったらどんな状態になるのか見たかったのですが、残念です。

 

 

でも、秋晴れの気持ちの良い1日だったので、客人は楽しそうでした。

 

これは2022年11月の大鳥居の写真です。修復が終わったばかりの時。今も朱色が鮮やかです。

author:eiko, category:観光地の紹介, 05:54
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今年の紅葉は例年と違います

こんにちは。

 

昨日はびっくりするくらい寒かったですね。

 

今日もやはり寒い。夏から一気に晩秋になった感じです。

 

この変な気候が関係しているからでしょうか、11月8日に宮島の紅葉谷を散策した際に目にした紅葉が例年とは違う姿だったので、驚きました。

 

この木は紅葉谷の四宮神社(しのみやじんじゃ)下にある大木です。毎年、この木を「紅葉」(こうよう)の目安としています。

 

今年は緑の部分と赤く紅葉している部分がまだらになっているので、例年と違っていると思いました。

 

この木だけでなく、多くの紅葉の木がこんな状態でした。

 

 

こちらは2021年11月10日の同じ木です。

 

緑の葉が、少しずつ色を変えていくのが例年の紅葉の姿です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

author:eiko, category:観光地の紹介, 17:01
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